@日本には多くの神社と寺がある。歴史的には幕末の神仏分離令で仏像を神社で祀ることを禁じ、また神の優位性を図るため廃仏毀釈などで多くの寺院が無くなり宝物も破壊されたとある。「神仏習合」は日本独特なのか神社と寺、双方を同じ場所で祀り共存させている。 今の世代では神社および寺に行く事は稀で年末年始・盆暮れ位か、また結婚式・葬儀で行く程度で宗派などはまるで気にしない人も多くなった。2016年度日本の宗派は13宗派があり、寺数は約7万7千寺(一番の多い滋賀県で人口10万@227寺)、神社は約8万1千社(一番多い高知県で人口10万人@300社)近くあるという。面白いのは、神社が多いのに比例するのが日本酒酒造数とある。https://todo-ran.com/t/kiji/14362 なぜこれほど多くの神社仏殿が多いのか。人間は辛く苦しくなると、不幸に、哀れになると、困った時、悩んだ時最後の決断に神頼みで「祈る」「拝む」。「祈り」「拝む」の一説では「神のお願いを聞く事」だともある。信じるのは「自分自身」ですね。(歴史的背景の記憶を辿りながら散策するのは楽しい:写真は谷中・山王寺・山岡鉄舟のお墓・江戸時代の時計)<江戸の大時計館では撮影不可だが1枚だけ許可を得て撮った>
「江戸の神社・お寺を歩く」城東編 黒田涼
- 城東編
- 銀座・八丁堀
- 出世地蔵尊・鉄砲洲稲荷・築地本願寺
- 神田・日本橋
- お玉稲荷・初音森神社・水天宮
- 上野・谷中
- 不忍池弁財天・寛永寺・谷中寺町
- 王子・田畑
- 王子神社・染井稲荷・天王寺
- 入谷・千束
- 真源寺・鬼子母神・おばけ地蔵・待乳山聖天
- 浅草
- 下谷神社・浅草寺・銀杏ヶ岡八幡・源空寺
- 荒川
- 下尾石尊・袈裟塚耳無不動・浄閑寺
- 北千住
- 千住本氷川神社・木母寺・小塚原回向院
- 向島
- 牛嶋神社・三囲神社・吾妻神社・長命寺
- 本所
- 回向院・江島杉山神社・妙見山別院
- 深川
- 霊巌寺・富岡八幡宮・洲崎神社
- 亀戸・砂
- 亀戸神社・浅間神社・待宝院
- 『江戸の3森』柳森神社・椙森神社・烏森神社(江戸の鬼門封じ)
- 『東叡山』寛永寺が東の比叡山、不忍池を琵琶湖、清水観音は清水寺
- 『お得な切符』
- 「都バス1日乗車券」「都営まるごと切符」「東京メトロ1日乗車券」「都営地下鉄ワンデーパス」「東京フリーきっぷ」
- 『神仏習合』とは一つの宗教世界・神仏混淆
- 『摂社・末社・合祀』とは1つの神社にたくさんの社殿を構える。神社の総本社で一番多いのが稲荷社ですべて京都の伏見稲荷大社の分社
- 『〜山・〜寺・〜院』とは寺は僧を住めわせた場所を示し、山号を持たせた。院は建物。お寺が大きくなると建物ができ〜院と称した。