ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

偉業は墓に宿る?『江戸の神社・寺を歩く(城西編)』

2019-01-26 09:14:11 | 旅行

@厳島神社が弁天社で元はヒンズー教の女神だった事は全く知らなかった。詳細を調べると、「弁才天(べんざいてん)は、仏教の守護神である天部の一つ。ヒンドゥー教女神であるサラスヴァティーSarasvatī)が、仏教に取り込まれた呼び名である。神仏習合によって神道にも取り込まれ、様々な日本的変容を遂げた。」またWikipediaによると「厳島神社の祭神は次の3柱「宗像三女神」と総称される。 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)田心姫命(たごりひめのみこと)湍津姫命(たぎつひめのみこと)」歴史背景と時代の流れから様々な宗派に分かれたが、何か基は一つなのかも知れないと、そう感じた。それは教派の基本教義は、苦しみの輪廻から解脱することとあるからだ。(煩悩に縛られていることから解放され命あるものが何度も生まれ変わる・・・)人間生まれることは既に死の宣告を受けているとも言うが(人間は必ず死ぬ)魂・遺恨などを墓に託した武将・将軍なども多いのではないだろうか。多くの寺院・寺・墓を巡ると時代の時の感覚が無くなる。数千年前、数百年前、数十年前など今も遺るこれらの遺跡はどの様に理解していけば良いのだろうか。それは、墓も歴史の勢力・権力と同じで偉業を遂げた人々の墓は偉大だが、歴史の裏で黙殺された人々は何も残ってはいない。最近富に歴史を紐解き真相を正しく理解・検証すると全く逆の歴史があることもある。今回驚いたのは、東京に遺る多くの神社・仏寺は室町時代の武将で、江戸城を築城した太田道灌が造築、普請・勧請、造営で絡んでいることだ。(写真は芝東照宮・徳川家康にある銀世界の梅:2019年1月25日現在2部咲きの梅・徳川将軍家墓の前にある四菩薩像・菩薩様のそれぞれの顔相が素晴らしい)

『江戸の神社・お寺を歩く(城西編)』黒田涼

  • 「品川」       
  •             荏原神社・東海寺・品川寺
  • 「三田・高輪」
  •             泉岳寺・東禅寺・亀塚稲荷
  • 「白金・目黒」
  •             大円寺・五百羅漢寺・目黒不動泉龍寺
  • 「麻布・恵比寿」
  •             善福寺・光林寺・広尾稲荷
  • 「愛宕・芝」
  •             烏森神社・増上寺・芝東照宮
  • 「原宿・渋谷」
  •             代々木八幡宮・鳩森八幡・梅窓院
  • 「赤坂・六本木」
  •             日枝神社・氷川神社・長谷寺
  • 「四谷・新宿」
  •             平河天満宮・太宗寺・花園神社
  • 「牛込」
  •             穴八幡宮・赤城神社・善国寺
  • 「湯島・本郷」
  •             湯島天神・神田明神・伝通院
  • 「池袋・小日向」
  •             鬼子母神堂・目白不動金剛院・護国寺
  • 「白山・本駒込」
  •             根津神社・吉祥寺・駒込富士神社
  • 「巣鴨・板橋」
  •             高岩寺・本妙寺・巣鴨庚申塚
  • 「神社の神様」
  •             稲荷神社:総本山は伏見稲荷・祀神は宇迦之御魂神・穀物食物
  •             八幡宮:総本山は大分の宇佐八幡宮・八幡大菩薩
  •             天王社(祇園社):須賀神社・牛頭天王・病気
  •             氷川社:埼玉の大宮氷川神社・出雲族の神
  •             天満宮:太宰府天満宮・菅原道眞・試験の神様
  •             浅間社:静岡富士宮浅間神社・富士山・木花咲椰姫
  •             熊野社:熊野神社・熊野三山
  •             秋葉社:静岡秋葉神社・秋葉大権現・火災
  •             諏訪社:長野諏訪神社建御名方命
  •             鹿島社:茨城鹿嶋神社建御雷
  •             弁天社:厳島神社・ヒンズー教の女神サラスバティー・水財宝
  • 「日本の仏教」
  •             13宗56派
  •             奈良時代:華厳宗・法相宗・律宗
  •             平安時代:真言宗・天台宗・密教
  •             鎌倉時代:融通念仏宗・浄土宗・浄土真宗・時宗
  •                         武士:曹洞宗・臨済宗・日蓮宗
  •             江戸時代:黄檗宗・普化宗(虚無僧)

通じ合えるのは心の声『シェイプ・オフ・ウオーター』

2019-01-26 08:03:08 | 映画から見える世の中の動き

@映画・シェイプ・オフ・ウオーター The Shape of water 2017 アカデミー賞受賞その他4冠

1962年、アメリカ。政府の極秘研究所で清掃員として働くイライザはある日、施設に運び込まれた不思議な生きものを清掃の合間に盗み見てしまう。“彼”(半魚人)の奇妙だが、どこか魅惑的な姿に心を奪われた彼女は、周囲の目を盗んで会いに行くようになる。幼い頃のトラウマからイライザは声が出せないが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は必要なかった。次第に二人は心を通わせ始めるが、イライザは間もなく“彼”が実験の犠牲になることを知ってしまう。“彼”を救うため、彼女は国を相手に立ち上がるのだが——。(出典:20th Centry Fox )言葉のない世界と通じるものはやはり感情がこもった仕草しかない。イライザと半魚人との繋がりは微妙に現代の人間関係を感じるものがある。コミュニケーションは人間にとって最も重要な「武器」である。言葉のやり取りで人は変わる。それは「言葉使い」次第で、人に誤解されたり、怒りを覚えることさえある。この映画の教えてくれることはその最適な「武器」は使い方次第でどんな人でも通じ合えることだ。何事も会話・対話、それに感情がこもった仕草と相手の立場に立った気づかいで人は「罪」(お互いの相違)から解かれるのではないだろうか。