世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

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体操コーチの暴力と選手の記者会見&体操協会の見解と真逆の保坂展人世田谷区長の見解について。

2018年08月30日 | 教育

最近、明らかになった体操界の暴力指導問題。

昨日、当事者である宮川紗江選手が記者会見を行ないました。 

 

宮川選手は、最初は「コーチから暴力を受けたことはない」と

言っていましたが、昨日の記者会見では、「速見コーチが私に

対して暴力を振るってしまったことは決して許されることでは

なかったと今は理解しています」と、コーチから暴力を受けた

ことを認めました。

 
 
その上で、「コーチの処分を軽く」「引き続き指導を」と訴え
ていました。 
 
この問題は、宮川紗江選手に対して、速見佑斗コーチが、手で
叩いたり、髪を引っ張ったりする暴力を振るったとして、日本
体操協会から無期限登録抹消処分を受けたもの。 
 
 
日本体操協会は、「指導者による暴力を認定した時は、被害者
が暴力を許容したとしても、協会として許容することはありま
せん」と、処分は妥当だとする考えを示しました。
 
処分が重すぎるかどうかということは別として、まず「暴力は
はダメだ」と毅然とした態度をとり、処分を行なった体操協会
は立派だと思います。
 
専門家としての意見(早稲田大学の友添秀則教授)も、「国内
含めて、世界的なものスタンダードみてくると(暴力ふるう)
コーチは許容できない時代がきている。協会側としてはやむを
得ない措置だったと思う」と述べています。
 
宮川選手は「暴力の件を使って、私とコーチを引き離そうとし
ているのではないかと、協会に対して今までパワハラを受けた
と感じている」とも言っていました。
  
 

私は、この事件と、世田谷区教育委員会が主催し開催している

「ドリームジャズバンド・コンサート」で、昨年、起った暴行

事件とに重なるものがあると思いました。

 

体操協会→「手で叩いたり、髪を引っ張ったりする暴力」としてコーチを処分

保坂区長手で叩いたり、髪を引っ張ったりする暴力」に対して「暴行ではない」との見解


体操協会→「被害者が暴力を許容したとしても、協会して許容することはありません

保坂区長→「中学生も自分が悪かったと反省しているし怪我もしていないし、暴行とは言えない」

 

まさに、大事なことは、「被害者が暴力を許容したとしても、

区として許容することはありません」ということではなかっ

たか?

  

「当事者間では解決しているからいいのだ」という考えは間

違っている、ということを両者に知らせなければならなかっ

たのではないか?

  

保坂区長が間違った見解を出したため、「日野さんにビンタ

された方が多くのことを学べる」という意見を書く若者が出

てしまっています。

     ↓       ↓

アンケート結果を公表します→「子どもへの体罰・暴力を考える

シンポジウム 〜ドリバン事件を振り返り、あの平手打ちは何だったのか?

 

何か事件が起った時、初期対応がいかに大事か、と思います。

日本体操協会の判断は当然のことでしょう。

(あくまでも、処分が重すぎるかどうかは別として、ですが)

 

教育ジャーナリストで、児童虐待防止に取り組み、一切の体罰

(暴力)も許されない!と言っていた保坂展人氏はどこへ行っ

てしまったのでしょうか。

 

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