銭湯OL日誌~銭湯ガイドマイスターへの道~

お風呂。特に銭湯が好きです。現在「銭湯検定3級」を持ち、次回の2級に向けて勉強中。【関連】銭湯OL、銭湯、銭湯検定、

【銭湯】荒川車庫前 神田湯

2013-09-17 23:26:23 | 銭湯レポート
~男女一富士。線路から続く楽しみ~

都電荒川線と銭湯はすごく仲良しだと思う。
荒川車庫前駅を降りてすぐにある銭湯ならば尚更である。
それが神田湯。


中は男女一富士。
上がアパートのようで、
突き抜けた天井ではない。
しかし程よく高く伸びた富士山のタイル絵が落ち着く。
男湯女湯それぞれに富士山がある。
平和な富士山の味わい方だ。

富士山の手前には湖が広がる。
ボートには男女が乗っていて、
心地よく動いているような波の躍動感が感じられて清々しい。



湯船は、
電気風呂、
ゲルマニウム鉱石ジャグジー、
マッサージジャグジー、
薬湯。

ゲルマニウム鉱石ジャグジーは
ゲルマニウム鉱石の網が置かれた鉄格子の奥からお湯が流れ行く。
その奥がカッと赤く光る。
美しい!
効能などつらつら書いてあるけど、
やはりストレス解消という文字が眩しい。
このゲルマニウムのマイナスイオンにあやかろうと、背筋がただされる感じ。

脱衣所の天井はシンプルな木枠でモダンさを感じさせらる。

でもちゃんとその下にある空間には、最新の週刊誌が数冊置かれていて、さりげない気遣いが。
普通、週刊誌などは休憩場にあって、番台前で読むものなの。しかし髪の毛を整えながら読む週刊誌は、楽しい。ささやかだけど、素敵なはからいだと思う。


銭湯の暖簾をくぐれば、
都電荒川線の音。
小ぢんまりとした、でも落ち着く神田湯の空間とつながった音である。
ホームに戻れば、車庫に入る都電が見える。

荒川線の車両も、神田湯につかって癒されているかもしるない。
と、思えるくらい、街と線路と銭湯がひとつになった空間でした。


やすこ。

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