銭湯OL日誌~銭湯ガイドマイスターへの道~

お風呂。特に銭湯が好きです。現在「銭湯検定3級」を持ち、次回の2級に向けて勉強中。【関連】銭湯OL、銭湯、銭湯検定、

【手ぬぐい】手ぬぐい洗顔を銭湯にて

2013-11-30 17:26:46 | メディア・イベント出演
~手ぬぐい洗顔を銭湯のたしなみに~


手ぬぐい。
銭湯を会社帰りにも行くようになり、集めはじめたアイテムのひとつ。
なぜタオルではなく手ぬぐいかと言うと、手ぬぐいは薄い割には吸水性が良く、断然タオルに勝ってるわけだからです。


観光地の素敵な柄ものから、、、


100均のレトロ柄、、、


定番の銭湯検定3級の手ぬぐい
(もったいなくて使えない)


そして常用の切りっぱなし手ぬぐいまで


他もいろいろ。
とにかく手ぬぐい好き好き!

なのでこれを発見した時は、買わないわけないのです。


驚きだったのは、
手ぬぐいで洗顔するということ。
私の中では手ぬぐいは顔以外に使うアイテムなわけですから。
お肌に悪くないかしらと逆に思ったりしました。

しかし、、、洗い上がりがツルツル!
びっくりしました。
マスカラなど除いてこれで、メイク落とし完了です。
目元の様な敏感な部分は優しく。
あともなでるようにで十分お肌が元気になります。


さて、このようなことから
銭湯における手ぬぐいの素敵ポイントは、、、
一 洗顔に使うとお肌ツルツル
二 身体用でも石鹸の泡立ちがよく、踵などもツルツル
三 薄くてかさばらないから携帯しやすい
四 吸水性バツグンだから風呂上りにも最適
の四点です。
洗顔、身体洗い、風呂上り、と入浴シーンを全網羅できちゃうんわけですね。

手ぬぐい、すごすぎます。
恩恵受けるのは女性だけじゃないクオリティです。

で、私はお家ではさすがにバスタオルで湯上りは拭きますが、
銭湯では洗顔から湯上りまで手ぬぐいで統一しました。

ちなみに「手ぬぐい洗顔」の本に手ぬぐいはこんな感じで付いてます。

この本の手ぬぐいでなくてはいけないわけではないみたいですが、無蛍光の手ぬぐいが良いそうです。
この高橋しおりさんという手ぬぐい美容家さんのお話ももっと聞いてみたいですね。

そして手ぬぐいに飽き足らず、素敵なお風呂アイテムをこれからも探ってゆきたいものです。
そう思えた素敵なアイテムとの巡り合わいでした。


やすこ。




【東京銭湯】町屋 竹の湯

2013-11-23 08:26:58 | 銭湯レポート
~突き抜ける空間~

町屋の竹の湯。
若干奥まった佇まいだけど堂々としています。



この看板にあるようにサウナと、遠赤外線風呂が有るんです。



まず脱衣所からお庭が見えます。夜でも茂る緑の存在を感じさせますから、これは明るい頃には豊な表情でしょう。

でも私が素敵だと震えたところは、庭も、遠赤外線も、ジャグジーもですが、、一番は天井。

とても高くて、音が綺麗に反響します。だからシャワー音や、洗い音が心地よく響きます。
ときおり電車の音も。
電車の音が、こんなに優しく聞こえるなんて。

また天井の色は、梁が水色で、それ以外は清潔感ある白、突き抜けた真っ白さ。そこに響く音。
壁画がないのに、こーんなに癒されるとは、、、想像を絶するところです。


帰り。番台のお姉様に「天井が高くて、感動したんです!!」とお伝えしたところ、「それくらいしか取り柄がなくて笑」と。
でも明らかにお姉様の微笑みは、その天井の良さを知り尽くしている温もりがありましたね。
なんだか安心しちゃいます。

ちなみに天井の絵を描きましたが、いつも通りうまくかけない、、にも程がありまして。
ボツにするのもさびしいので、バツ付きでご覧ください。私がいかに感動したかだけでも、伝わりますでしょうか笑。



帰り道、町屋駅の交番の壁には竹の湯と同じようにまん丸の鏡がありました。

天井から目くるめく音に包まれて癒されてきた訳ですが、こんな風にさり気なくパーツが記憶に刻まれている訳ですね。恐るべし竹の湯。




やすこ。

【銭湯情報】東武ajouter 銭湯な表紙にドキドキ

2013-11-22 06:26:22 | 銭湯情報
~東武ajouterで銭湯を学ぶ~

東武線のフリーペーパー「東武ajouter」の表紙が銭湯でした!!
下町特集の一頁ではなく、表紙なのがミソです。銭湯が主役抜擢ということですから。


しかし、、、か、かわいい、モデルさん。
なぜだ、銭湯がまた新鮮に見えるような感覚です。
壁画が表紙背景じゃないとこも、さり気ない引き算ですよね。

中に紹介されているのは
浩乃湯さん。
埼玉県和光市唯一の銭湯です。


銭湯は昔懐かしな切り口が定番でしょうけど、レトロカワイイに見せていることで、より女性の視線を引くのでしょう。

しかしいくらたくさん市のある埼玉県と言えども、和光市唯一の銭湯なんですね。以前は市内に他もあった模様。
さびしいです。

感慨にひたりつつも、、
今回の表紙、記事を見て感じたのは、やはり銭湯の見せ方。
銭湯でいろいろな催し物をしたり、イベントをしたり、建物を変えたり、ちょっと大がかりなことで銭湯を盛り上がるだけじゃなくて。
カワイイ女子がカワイイバスローブで牛乳飲む一枚絵だけで、銭湯の入口は変わるかもしれない。

銭湯の敷居を下げるのは、銭湯の新しい景色なのかもしれない。
銭湯といえば富士山!的構造はいうまでもなく大事だけど、新しい銭湯の景色をつくらなくては、銭湯は変わらない、、、そんな気がします。

じゃあその景色を、一枚絵をだれがつくるのでしょう。
悶々としてきますが、
でも、少しだけ学んだ気がしてます。


やすこ。





【東京銭湯】田端 宗湯でりんご湯

2013-11-17 19:26:14 | 日々銭湯レポート
~今日はりんご湯~

実りの秋にふさわしい、りんご湯。

今日はよくおじゃまする田端の宗湯さんに、なにも知らずにいつも通りに行ったのでしたが、、、
受付にて「今日はりんご湯なので、りんごジュースをどうぞ!」と言われて初めて今日がりんご湯と知りました。



りんご湯の効能は、
りんごの皮に含まれる成分が、血行を良くしたり、美肌効果を促すとのことです。

湯船にももちろん本物のりんごが!
果実が入った湯船をみたことがない私は遠目でもワクワク。

ネットにりんごがどっさり入り、
ぷかぷかしている様子は
心が満たされます。

ちょっと手に持ってみましたら、
ずっしり、重みがありましたよ。

りんご湯のおかげか体もポカポカ。
なにより心がポカポカ。

仕上げにりんごジュースを頂きながら、雰囲気ある冬の風を感じつつ帰宅しました。


やすこ。

【銭湯】町屋 清の湯

2013-11-09 10:26:09 | 銭湯レポート
※清の湯さんは2016年04月で廃湯されました。ちゃんと再訪できぬまま、悔やまれます。。いままでありがとうございました。

~懐かしさ、優しさ宿る紳士の湯~

二条ストアみたいな銭湯、
と言って理解できるのは私の家族だけでしょう。
二条ストアは私の実家が昔経営していた酒屋。そこにそっくりの雰囲気なんです。そう、個人的に懐かしい銭湯。
しかし誰しもが懐かしさを感じる場所であろうと思います。



まず番台のお父様。寡黙ですが優しいことが物腰からわかります。
無駄ない案内にも思いやりを感じるのは決して贔屓ではありません。
しかも、ちゃんとジャケットを召している。私の父方の祖父も、人前でジャケットひとはおりを礼儀とする人です。なんか似てるなぁ、、番台からそう思いました。


そして浴室。
落ち着く景色です。
故早川絵師の遠景が描かれているとのブログをいくつか見ましたが、
そうなのでしょうか。
ペンキ絵で、したたるような雲、水面に写る凛とした島など、個人的誤解ですと松島のような景色でした。
自然とひたひたと迫るような大人しくも美しい世界です。
富士山のような圧倒さはないですが、疲れた心に寄り添うのはこんな景色かもです。主張しすぎない入道雲。主張しすぎない岩肌。
少しペンキがはがれかけていますが、これも味。ペンキの隆起のところから痛んでしまう、仕方ないダンディズムです。
「蘭紀 白浜の筆」とサインがありました。



また屋根天井は、私の好きな凸形で、突き抜けた天井です。
浴室は丁寧に掃除されていますが、天井もちょっとだけペンキが取れています。しかし、しかし絶対これはネガティブ要素じゃないですよ。
味があって、素直で、一生懸命なんです。そうやって、銭湯ががんばってる鼓動が聞こえてくるような建物でした。

お湯はなめらかで心地よいです。町屋あたりは地下水の質が良いとかなんとか聞きますから、あながち間違いではないかもです。
それのジャグジーと、にごり湯の二種類ですが、十分楽しめます。

脱衣所の天井も綺麗。
そして、脱衣所からお庭越しに浴室が見える窓があります。つまりお庭の緑を浴室からも、脱衣所からも楽しんでくださいという思いやりですよね。


出ようとした頃は、閉店ギリギリだったため、両隣の居酒屋からカラオケが聞こえてきました。
不思議です。お湯に包まれていると音は聞こえないものなんです。
だからちょっとだけ俗世に戻った気分になりました。


出口からの景色。

本当に俗世に出ました。
最後に丁寧にご挨拶くださった番台のお父様に感謝です。


やすこ。