銭湯OL日誌~銭湯ガイドマイスターへの道~

お風呂。特に銭湯が好きです。現在「銭湯検定3級」を持ち、次回の2級に向けて勉強中。【関連】銭湯OL、銭湯、銭湯検定、

【東京銭湯】北区滝野川 稲荷湯

2015-06-21 22:26:43 | 銭湯レポート
~不動の魅力 THE銭湯~


最近何度も通ってます、北区の稲荷湯。



稲荷湯といえば、テルマエロマエのロケ地でもあったりしてとにかく名実ともに素晴らしい銭湯です。
稲荷湯さんに関しては実に多くの口コミや話題があるので、気付いたら私はブログに書かずでした。

しかし、初夏の近頃。
稲荷湯さんの湯上りが幸せーすぎて、
こりゃ書かずにはいられないと思ってしまいました。


~入り口から味わって~
稲荷湯入り口は沢山味わい深い。

・まず、建物横に蒔置き場があります。横とか裏にある銭湯が多いから、蒔をちゃんと目に入れてから入り口に向かうのはテンションあがります。
しかし写真は撮り忘れていました笑。

・有名な「わ」の普段。お湯が「湧いてます」の「わ」だそうです。営業中とかではなくて「わ」だと、本当にあたたかみのある言葉。その札一つで人間味を感じます。



・寺社風の重厚な創り。懸魚もついています。雑誌では、昭和5年のもので中だけリノベーションされたと書いてありましたが、納得。瓦が美しいな。まさに重厚。歴史を感じますね。



~ペンキ絵と綺麗な内装の同居~
ペンキ絵は女湯は中島さんの能登半島です。

能登といえば、今NHK朝ドラの「まれ」の舞台ですね。
半島なので広々とした海、空に島々が散る様が開放感たっぷりと味わえます。
富士山もいいけど、富士山よりも銭湯の広がりを感じたりして。

あと広がりを感じるわけは、
多分ペンキ絵の枠が側面まで腕曲して伸びているからですかね。
ちゃんと設けられたペンキ絵のフレーム。嬉しいです。

またそんなペンキ絵フレームと共存する、清潔感ある浴室。
ペンキ絵下のタイルは白。触ることは全くためらわない、視覚的にわかる清潔さです。

同じく清潔感ある、、、木桶!
木桶なんて、久しぶりです。

木桶のちょっとの重み、たまりません。


~帰りたくない銭湯~
湯上り、帰りたくないな。
しばらくいたいなと思いました。
それは脱衣所から見える庭園。

なーんと窓枠を開けっ放しにしてくださっていて、庭園の息遣いを脱衣所から感じられるのです。
庭園は手入れが行き届いていて綺麗。
鯉も気持ちよさそうに姿をみせます。
庭園は外から見えないように塀で囲われているのですが、草木の美しいレイアウトでまるで閉鎖感はありません。
ベンチに腰掛けてこれが夕涼みかと、しみじみ。最近湯上りもなんとなくせかせかしてた気がする。

こんな時間、贅沢です。

ちなみに綺麗なファッション雑誌も、
空間を食わない程度に並んでいます。
まぁ読まなくても幸せだから、手にしませんでしたが、こんな気遣いはありがたいもの。しかも新刊のオッジなど。
さっきから、ありがたいことばかりです。


~番台のプロフェッショナル~
番台のお姉様方は交代で、どの方もプロフェッショナルです。

しなやかで丁寧だし、干渉しすぎない。でもこちらが乗り気なら、いくらでも応えてくれる。いつ行ってもそんなお姉様方で、ムラがない銭湯です。

番台から脱衣所をガン見できないような敷居があるから、脱衣しながらゆっくりおしゃべりはしにくいけど、
必ず番台下でなんか話したくなる。
いつかこのプロフェッショナルな番台様方に覚えてもらいたいな。なんて。

ちなみにプロフェッショナルと書くと語弊がありますかね。
念のためかくと、堅苦しいのじゃなくて、、、
スタンプのインキを手にべとってつけちゃっても「うふふ。気にしないわよ、私は。それよりあなたの台紙、大丈夫?」って明るく声かけてくれるような。
そんなお茶目なプロさんたちです。


*木桶あり
*牛乳、ビールあり
*座式ドライヤーあり


やすこ。

【銭湯検定】2015年 4級はじまりました!

2015-06-14 23:26:07 | 銭湯検定
~銭湯検定4級はじまる
そしてスタンプラリーもはじまる~


☆全国に向けて叫びたい
銭湯検定4級がはじまりました!
銭湯検定がはじまると、季節を感じます。

なぜなら、私は銭湯検定4級を機に本格的に銭湯にハマった人なので。
入学式的な重みです。

でも銭湯検定は重苦しいものじゃなく、
4級自体は自宅で、
時間制限なしで、受験できちゃうので!
気軽に銭湯への入口を開けていただけます。


最近は特に各地の銭湯に入り、
その地域性を知る楽しみが倍増しましたが、銭湯検定のおかげで、
地域性を楽しむコツがちょっとわかった気がする。ですよ。

まだ受けてない方は是非!
関東以外の方も沢山受けてくださると嬉しいですね。勝手ながら。

銭湯検定4級ご案内



☆関東に向けて叫びたい
そして関東にお住まいの方は心待ちにしていた、江戸湯屋巡りがはじまりました。

東浴さんの紹介によると、
今年はペンライトペン!

昨年はペンライトキーホルダーでしたから、ペンライトが好評だったのでしょうね。このペンでスタンプラリー台紙にいろいろ書き込むのですよ、多分。
あぁ楽しみ。

東京に出張が多い方とかであれば、10箇所なら貯められますかね、スタンプ。
いろんな方に巡っていただきたいですね。。

江戸湯屋巡りご案内



だんだん、暑くなってきました。
浴場組合さんの「暑さは、お湯に流そう。」というポスターのコピー、私すごく大好きです。
銭湯が大好きになる前は、銭湯は冬だと思っていましたが。これからますます、銭湯が良い時期ですね。


やすこ。


【北海道銭湯】札幌菊水 菊水湯

2015-06-13 12:26:37 | 銭湯レポート
~札幌の富士山見るなら~


小樽の銭湯に感動した流れで、
札幌の銭湯にも。


札幌市菊水駅の近くにある銭湯です。
ビル銭湯で上にはマンションがあったよう。



~再来!北海道富士~
浴室に入って、タイル絵を二度見。

小樽の湯と同じ北海道富士です。
そう、白樺の木がある富士山湖畔ですよ。
もう2回目だと、富士湖畔には白樺が絶対生えている気がしてきます。

店主さんに壁画に関して聞いたところ、
銭湯と言えば富士山 といったイメージが強いので
道内で手配できうる富士山を飾らせてもらったとの事。
タイルの画と、浴槽タイルの色が小樽の柳川湯さんと似ているので
ご親戚ですか??と聞いたところ、
初めて言われました とびっくりさせてしまいました。
東京だったら銭湯マニアが多いから、
このようなケースだったら とっくに言われているでしょう。

~設計的にしびれる~
私は建築にはド素人ですが、血が騒ぐ造りがいっぱいでした。
まず、配水管が洗い場の支柱になっているもの。

配水管に鏡等が留められている。この造りは一カ所だけです。
柱であり、配水管である・・・しびれませんか。

次に入り方に戸惑う、互い違いの浴槽。

まあ、考えれば入れるのですが、
それにサウナ上がりの人は水風呂に、
それ以外の人は・・・という造りなのですが、これが正面にどーんと構えていると戸惑いました。

そして極めつけは男湯女湯の境目にある棚!
そこにガラス窓がついて、中に造花がいるんですよ。
天井に造花。それも、ガラスの奥に!

こんな細かい話ですけど、この設計しびれました。
飽きないです。


~おもてなししたい~
奥様から変遷を聞きました。
まず、先ほどのガラス窓奥に最初は生花を入れていたそうな。
お客様におもてなしをするための一番の趣向が生花だったそうです。
でも浴室の温度には負ける・・って事で、仕方ないから造花にしたと。
最初に生花を検討するあたり、素敵じゃありませんか。
銭湯で様々な壁アレンジを見てきましたが、この発想、大好きです。


~札幌の銭湯スタンプラリーとは~
かねてから聞いていた憧れの札幌銭湯スタンプ用紙をゲット。
嬉しい!札幌の銭湯を探るための宝地図的アイテムです。

ただ無料なだけあって、スタンプカードエリアが小さかったり、
マップには銭湯の住所と電話だけ。ちょっと簡素です。
関東のようにはいかないのかなーと思いながらも、
銭湯巡るならマップのハードルなんて厭わないよって思いました。
でも寒い冬がある北海道は、気軽に巡れないのですよね。
そこをどうにかしたいなと思いました。
北海道の銭湯に対して、私ができることはある気がしています。

そして2軒ではありますが、北海道の銭湯に入り、
たまたま同じ富士山の壁画の銭湯で・・・
点と点を結ぶ事がささやかながらできて 嬉しいです。


やすこ。