銭湯OL日誌~銭湯ガイドマイスターへの道~

お風呂。特に銭湯が好きです。現在「銭湯検定3級」を持ち、次回の2級に向けて勉強中。【関連】銭湯OL、銭湯、銭湯検定、

【銭湯】御徒町 燕湯

2013-08-24 11:26:58 | 銭湯レポート
~上野美術館のつづく銭湯~

美術館に行ったような余韻を残す銭湯。まさに上野の美術館群とつづいているかのような銭湯。

早速看板から。
古めかしいけど、味がありますよね。ちゃんとライトアップして、古きを重んじています。


千鳥破風の屋根が美しく、
白壁は程よくまぶしいです。


そして富士山ではなく、立山が荘厳に描かれた壁画(以前は富士山もあったそうですが、ご先祖の所縁ある場所にチョイスしたそう)。
左下に自然の岩が積まれ、間からお湯が滝になって流れています。

圧巻、の一言に尽きます。


また、お湯に浸かって、私は驚きました。

お湯が違う。
お湯がふつうじゃない!

一緒懸命、なにか看板にでもお湯の解説がないかを探しますが、、ない。
でも上質な化粧水のように肌に吸い付くお湯。
せっかくなので湯上りは、顔にお湯をピタピタしながら上がりました。
肌は本当にツルツルになりましたよ。

そして番台のお姉さんに、
お湯のことをたずねると
「天然の泉質なの。わかる人はわかるのよ~。でもわざわざ書かなくていいかなって。」と笑顔。

そしてドライヤーがてら天井や壁画のコソコソとメモをする私に、
「今お客様も他にいないし、
遠慮しないで描いてね。」と優しい言葉。

当然、脱衣所は脱衣所ですから、
ペンをカチカチする場所じゃないんですよね。
でもそこをわかってコソコソしている私を汲んでくれたお姉さん、優しすぎます。

素晴らしい銭湯に出逢えました。
そんな気分でもう一度燕湯を振り返れば、、
登録有形文化財!!
恐れ入りました。
しかしむしろ、そんな予めの評価は関係なく味わえる銭湯です。




【銭湯CM】最近のTVCFと銭湯

2013-08-18 08:26:29 | 銭湯情報
~TVCMで銭湯をみる気がするのは私だけでしょうか~

CMロケ場所に銭湯が目に付きます。

「ソイジョイピーナッツ」
銭湯で力こぶを確認する瑛太さん。



携帯ゲーム「グリー ドラコレ」
ナイナイの2人が東京の街を掛けまくる。テルマエロマエの平たい顔族のおじちゃんが映ってると2ちゃんで話題です。


バンドエイド「キズパワーパッド」
傷口から修復する耐水性ある絆創膏。


このそれぞれのシーンが
各家庭のお風呂だと置き換えてみると、味気がないというか、わかりにくい部分もありますね。

改めて、銭湯が健康や日本の情景の象徴であり、理解速度の速い景色なんだと思います。

ちなみにソイジョイピーナッツは、一部の銭湯でサンプリングがあったとか。ソイジョイは牛乳ブラザーズに次いで銭湯でよく見かけるポカリの大塚製薬さんの製品。
やはり銭湯に対する親和性があるのでしょうか。

また、これから夏が過ぎ、寒い冬にかけて、また銭湯ロケのあるCFに期待です。

ちなみにそれぞれのロケ地、私はどこの銭湯かわからず。情報あったら是非行ってみたいです!
もしくはフラリと行った銭湯がロケ地であるという出逢いも素敵ですね。
新しい銭湯の楽しみ方を発見した気分です。


やすこ。



【銭湯】日暮里 斉藤湯

2013-08-09 23:26:32 | 銭湯レポート
~サービス精神とトレンドを詰め込んだら斎藤湯になる~

斉藤湯さん、後から知るに、東京で唯一、三助さん(背中を流してくださる方)がいる銭湯だそう。
それも納得。サービス精神、プラスα精神が半端ない銭湯である。

また斉藤湯さんは、稀に見るfacebookページのある銭湯。
時代のトレンドなど気にしなくても伝承されてゆく銭湯だけど、やっぱり発信力は大切です。だから、すごく心強い銭湯です!

前置きはよしとして、、のれんくぐりましょうか。



ここからは斉藤湯さんのちりばめられたサービス精神を紹介しましょう。

まず1。
~万人の立場への思いやり~
超音波ジャグジーには解説がありました。大概の解説、注意書きと同じと思いきや。違うんです。

~(略)あんな人に、こんな人に、仕事に追われる社会人に、ジャグジーに入って欲しい、、(略)店主敬白~
という末文。
ごめんなさい、その前後を詳しく覚えていないんです。
でも、店主さんがこのジャグジーをどんな思いで設置し、どんな思いでスイッチをいれてるか。わかるだけでも、幸せは増します。
特に仕事帰りに一風呂と思しき人はそう多くないですから、自分の事を待っててくれたような気分になります。
私みたいなアウェイ感を感じながら銭湯楽しむOLとしてはです。


そして2。
~入浴以外の楽しいツボをつくってる~
番台では、絵葉書が並んでいます。
欲しいと言うと、あちゃー品切れよっと言われました笑。
残念。
でもまた買いにこようと思いました。銭湯ってやはり、物を求める場所じゃないですからね。でも、あれを手にいれたいというプラスな楽しみ方があれば、より楽しい。


そして3。
~更に入浴以外の楽しいツボをつくってる~
定期的に銭湯寄席を開催されている模様。
場所は浴室ではなく、脱衣所のようですが、脱衣所越しに庭園がある長所を活用されていますよね。
ブログ拝見すると、ちょめいな落語家さんが四人位並んでいる写真とかありますよ。斉藤湯さんならではのことをされてるなと思います。


本当にそんなプラスαが散りばめられた銭湯です。ここに記しただけではないですよ。ピアノあったり、お庭あったり、自転車の空気入れあったりね。。すごいです。


このような入浴以外の楽しみ方、工夫を積極的につくることは、銭湯に未だ来たことない人を銭湯に誘う一番の手立てと思います。
どの銭湯も壁画や内装は魅力的ですが、まだそれを体感していない方にはきっかけを作ることは難しいですから。
本当に期待できる銭湯さんです。

おっと、
いつもお決まりの壁画を書いていませんでした。
モザイクタイル。
でも、私、これ、、、鴨に見えて仕方ないんです!!

斉藤湯さんのブログから切り貼りした画像です。私も何度かイラストにトライしてるんですが、、モザイクタイルって描くのが難しーい笑。
これが全面としてどう見えるかは、是非起こしくださいね。



http://saito-yu.com/


やすこ。

【銭湯】赤羽 藤の湯

2013-08-02 06:26:44 | 銭湯レポート
~竹林あざやかな憩いの場~

今回は赤羽駅から少しだけ歩いた住宅街の銭湯、富士の湯さん。
ご近所のお友達と行きました。
お友達はかつてはごひいきの銭湯がありましたが、今はご無沙汰とのこと。
新たなるごひいきを作るべく、向かいました。



私がいそいそと銭湯スタンプラリーの紙を出し、
友人が「私もはじめたいので買っていいですか。」と。
番台のお姉さんは「もちろんですよ!うちが最初でいいのかしら。」と微笑む。こういうスタートって嬉しいものですね。

中の壁面は竹林。
それも写真。

こんな感じの背筋伸びた竹が目に優しいです。緑色好きとしてはたまらないですね。

友達と一緒にミルク色のお湯につかりながら、、、綺麗、とかなんとか話していたら、
「第二日曜日はバラ風呂で、
本物のバラが浮かんでるのよ!」
と隣のご婦人が話しかけてくれました。
素敵。
猫足のバスタブでバラ風呂じゃなくて、銭湯でバラ風呂って、美しすぎませんか。

そして、初心者に気さくに話しかけてくれるような常連さんがいる銭湯って素敵ですよね。
みんな毎日来てるのよ、と話すご婦人の笑顔は私たちをホッとさせてくれました。

是非、バラ風呂の日にも行こうと、友達と約束をしました。




一回行ったくらいじゃ、
その銭湯の人柄わかったなんて言えないけど、
こんな感じに
番台さん、お客さん、両者のあたたかさがあれば、その銭湯はずっと繁栄するように思えます。


やすこ。