銭湯OL日誌~銭湯ガイドマイスターへの道~

お風呂。特に銭湯が好きです。現在「銭湯検定3級」を持ち、次回の2級に向けて勉強中。【関連】銭湯OL、銭湯、銭湯検定、

【東京銭湯】江戸湯屋めぐりスタンプラリー

2014-09-21 20:26:36 | 銭湯情報
~スタンプラリー以上の喜び~

昨年は下足ストラップで、
私も集めることを楽しみにしてました
「江戸湯屋めぐり スタンプラリー」。

今年は既に
6/01からスタートしていたのですが、
やっと一枚たまりました!



そして。
かわいいおもちゃレベルで期待していたミニ懐中電灯は、、
なんと期待以上のクオリティでした!
ちゃんと実用性ある、
ライトボタンもしっかりした懐中電灯です。

ロゴもさりげなくてかっちょいい。

銭湯に向かう時の
カバン整理時の明かりに、
銭湯帰りの用心棒として、、
出番は無限大!

こんな素敵な景品ならば、
11月末までにもっと集めたいなぁ。
なんて思います。


スタンプはこんな感じに。


最後の、日の出湯さんが、
景品在庫のある銭湯だったので
えらく感動しました。
オーナーさんが、ライトがつく事を確認し、手渡し頂きました。
こんなやりとり、嬉しいです。

そう、湯屋めぐりスタンプラリーは嬉しい事が景品だけじゃないのです。

以前おじゃまして88巡りの台紙にはスタンプを押してもらっている銭湯でも、
湯屋めぐり台紙なら押してもらえるから、なんだか嬉しいですし。

やっぱり、スタンプって、
スタンプ以上の価値があるですよ。
スタンプの押し方とか、
スタンプ後の会話とか、本当に楽しい。
スタンプ狂になっちゃいかんけど、
やっぱり銭湯の世界が広がる大切なアイテムですよね。

そんなことをしみじみ感じる、
江戸湯屋めぐりスタンプラリーです。

東浴さん、ありがとうございます(o^^o)


やすこ

【東京銭湯】稲荷町 日の出湯

2014-09-20 21:26:47 | 銭湯レポート
~造りに愛あり。
懐かしく新しい銭湯~

稲荷町駅から銭湯に向かう時、
こんな立派な造りのお寺を拝みました。

唯念寺という歴史あるお寺です。
このビル街にひるむことない佇まいが好きですね。
同じようにビル街に燐と建つ、
稲荷町の日の出湯が今日の銭湯です。


日の出湯のオーナーさんは
銭湯ファンであればご存知の方も多い
団体、save the 銭湯の運営者さん。
オーナーさんが様々なクリエーターさんに対談インタビューし、新しい銭湯提案を発信為れていいる団体です。
ご自身の銭湯に関してではなく、
銭湯について考えることがワクワクするようなコンテンツを作ることで
幅広い銭湯オーナー様やファンとも密なコミュニケーションをされています。


*広がる浴室
浴室のドアを開けると、
手前、奥と配置された浴槽が。
浴槽を挟んでシャワーが両サイドにあるのは、名古屋式に近いですね。
レイアウトはこんなんです。
平面で描くよりも、ずっとずっと奥行きというか、広がりを感じる浴室なんです。


手前は古代桶の浴槽。
木目の浴槽につかるのは、
鬼怒川ぶり。
そう、なかなか日常では木目に
素肌では触れられませんね。

奥はタイルの浴槽。
マッサージジェットが2機あるけど、
縦長な浴槽だから、
万一2機埋まっていても
嫌味なく待ちながら浸かることが許されそう。やはり縦長のレイアウト、強しです。


*白紙の壁画
浴室は
レイアウトからして美しいし、
奥の窓越しに格子をかけてみえる
男湯の湯気抜きは趣があります。

だから、特に壁画がないな
とかも意識はしませんでした。
しませんでしたが!
奥の浴槽の水枕にもたれて天井を見ると、高い高い。
そして飾らない、
少しだけヒビも入った天井です。
窓があって、もしかしてベランダ伝いに開けられるのかなぁなんて色々考えました。

最初日の出湯の壁画は、
美しく配置された浴槽だと思いましたが、
やっぱり、使い込まれた天井が壁画でした。


*視覚的にも心地よい露天風呂
浴室左手には、露天風呂への入り口も。


露天風呂の素敵ポイントは、まず天井。

露天風呂の中心に、
わずかな正方形の空き窓があるのです。
大きく広がる空は眺められないが、
限られた空を覗こうと湯船内を移動してみたりする。
珍しい木目の天井なので、
限られた空に木のフレームがついたみたいです。

東京の空って感じですね、よい意味で。


そして露天風呂素敵ポイント二つ目は、
お湯の動きです。
湧き水のようにこんこんと
底から出すジェットと、、、
きめ細かい泡が
ショワショワ出るジャグジー。
素晴らしい配置で、お湯の流れを作っています。

湧き出しジャグジーは
周りに波紋を作り、
ショワショワジャグジーは
きめ細かくて掴めない泡を作る。
いづれも体にも心地よく、
視覚的にも美しいです。

露天風呂って
割と一般化されがちですが、
日の出湯にしかない露天風呂だとおもいました。


*そんなこんなであらゆる方向から癒された銭湯でした。
あとやはり、湯船ど真ん中配置って良いですね。浴槽につかる奥様と気楽に話すことができました。
そうそう、日の出湯のお客様同士のご挨拶は明るくて丁寧でした。番台さんの人柄、銭湯のつくり、そしてお客様の想い、、全てが上手く重なりあっているんですよね。
本当に素敵な銭湯でした。


*ケロリン桶あり

やすこ。

【東京銭湯】大井町 末広湯

2014-09-15 23:26:00 | 銭湯レポート
~設計された銭湯と、末広がりな想い~

大井町には、
お風呂の王様の中でも最先端の部類に入るハイパーお風呂の王様があるらしい。
テレビでみたことがある。

そんなお風呂の王様を
通り抜け、
末広湯へ。



綺麗。



当たり前だけど
銭湯の入口が明るいのはホッとします。


*造形美
配置は下記のように。
レイアウトが美しい。
洗い場は五角形をアレンジした形で
配置されているし、

洗い場に対応して、
天井の蛍光灯は放射状に付いている。
こんなレイアウトは、
建築屋さんと銭湯の両方の意思が成せるものかもしれません。

ちなみに浴室だけではなく、
番台も造りが美しいです。

うまく表現できないが、
櫓のような天井飾りがついているのです。
番台から、なにかが発信されているような、、そんな際立ち方をしていました。

新しいだけじゃなく、
造形美を感じる銭湯。


*本当に包まれる
この銭湯は
全ての湯船に小窓があり、
湯船の湯はつながっているので
巡りが良い感じです。

ただ格別に好きになったのは
マイクロバイブラです。

ジャグジーでも
シルキーバスでもない!
その中間の儚い泡が惜しげもなく
身体を包みこみます。

音にすると
シュワシュワではなく、
シャワシャワ。

こんな泡は初めてでした。
もしかしたら、他にもあるかもですが、、私は初めてです。
それに、そんなにたくさんは無いのでは。このチョイス、最高です。

技術が全てじゃないけど、
これならお風呂の王様ファンも
満足してくれるかもなんて
勝手に思いました。


*末広がり。
番台の奥様はとても親切。
これまで回った銭湯を見て、
あれこれ話しをして銭湯談話が。

そして、
私の仕事の話なども聞いてくれます。
そんな中、
番台の奥様の娘様が若くして亡くなられたと聞きました。

私位の年齢だったかな、と奥様。

亡くなられてから、
しばらくなんにもやる気になれなく、
やっと立ち直ろうという節目が
この末広湯の改築だったそうです。

苦しくて、苦しくて、
その果てに生まれたわが子みたいな
銭湯なんだと私は思いました。

娘様の美しさの化身、みたいな。

そんな想いを聞くと、
近所のスーパー銭湯を意識するのもくだらないことに思えてきます。

でも、続く、
美しい想い。
美しい造形。

いいお湯をありがとうございます。
またお邪魔します。




やすこ。




【東京銭湯】南千住 新柳湯

2014-09-07 21:26:15 | 銭湯レポート
~仲良くなれる柔らか風呂~

南千住駅から3分程歩くと
すぐに目に入る看板。

逆光でした。。

そして蒔!

これだけ正面にどどんと積まれていると、
迫力を感じます。
そしてお湯へ期待もふくらみます!


~元気コミュニティ~
番台さんが男性だったせいもあるのか、
男湯コミュニティの笑い声が元気!

そして番台さんが、
番台でグラスに浸かったそうめんを食べています。
自由!

なんだか誰かの家に
おじゃましたような気分になります。

女湯ももちろん元気で、
ただコミュニティバリアがあるような
ピリピリした空気はございません。

その和気あいあいムードは、
シャワーの配置からも上手く醸造されます。
シャワーがある島が一列だけなんです。

ですから皆きっちり一列に並んで、
隣にほどよく気を遣い、
ほどよく会話を楽しめます。

面白かったのは
とあるご婦人同士が
「あなたシャワーあるわよ!使わないの?」
「私はシャワーは使わないの!
・・・でも皆さんこっちに並んでるじゃない?」
と会話していたこと。

そう、やっぱり皆で並びたくなりますよ。
シャワー一列はある意味、
素敵な仕掛けです。


~ヨーロピアンなタイル~
池袋の新柳湯にある
モザイクタイル壁画とよく似た壁画。
このヨーロピアンなお城は、
海外への大人の憧れと、
幼い頃のおとぎ話に出てくる懐かしさを
同時にくすぐりますよね。

タイルは綺麗に磨かれていて、
色鮮やかでした。


~期待外さぬ柔らか湯~
入り口に積まれてた蒔の迫力を裏切らない、柔らかいお湯です。また、あまり熱すぎないのが珍しいです。
柔らかいお湯と言えば恒例の、肩甲骨から天使の羽掻きをしましたよ。
お湯はやはり柔らかく、かきごたえがありました。

そして柔らかいお湯に包まれて、
こちらも恒例の天井鑑賞。

なんと珍しいトタン天井です。
でも多分雨ざらしのトタンじゃないからか、錆びたりはしていなくて、
綺麗なトタンでした。
ちょっとノスタルジーに浸れるくらいの、使い込み方がたまらんです。


**さて、入り口の蒔から幕開けした新柳湯ですが。期待通りの柔らか湯銭湯。そして、元気銭湯でした。

で、番台の叔父様がちゃきちゃき会話する中、、
マッサージ機を見たら、、
マッサージのローラー取れてるよ!
座式ドライヤー使おうとしたら、、
ドライヤーのオカマが外れてるよ!
それでも飾ってあるよ笑

やっぱり自由!

それはなんだか飽きれたり、
いらいらする話ではないのです。
これも新柳湯の味の一つ、
って思える空間がそこにありました。
是非お試しあれ。


やすこ。