銭湯OL日誌~銭湯ガイドマイスターへの道~

お風呂。特に銭湯が好きです。現在「銭湯検定3級」を持ち、次回の2級に向けて勉強中。【関連】銭湯OL、銭湯、銭湯検定、

【東京銭湯】萩の湯工事中(5/29オープン)

2017-05-28 06:26:16 | 銭湯レポート
〜生まれかわる前の萩の湯さん(まだ行っていない人へ・妄想力強化編)〜

改装前から何度か訪れていた、鴬谷湯さん。
ついに2017年5月29日オープン!

プレオープンは帰省のため行けずでしたが、
偶然にも銭湯仲間のご縁あって、オーナーの長沼様に出逢い、
そしてオープン前の工事中段階で内見をさせて頂きました。

まだ行っていない(けど行ってから驚きたい)方に、
妄想力沸く?生まれ変わる前の萩の湯さんをご紹介します。

〜カーブされたカウンター〜
とってもカービィなカウンター。
一番手前だから、これはお風呂カウンターかな。多分?
この様な骨組みと知ると、普段みる(他の浴場さんのカウンターも)ちょっとちがって見えますね。



〜生まれる直前の浴槽〜
浴槽内側にはまだタイル貼りをしていない時の浴槽。
浴槽フチは既に貼られていますね。
この固まりに丁寧にタイルを貼るんですね。。浴槽角はゆるやかなカーブです。


〜カランも丁寧に〜
様々な銭湯に行くと、カランを付け替えたりしていますが、
全ては元の配管がしっかりしていないといけないわけですよね。
こうしてカランの土台も丁寧に作業されている様子。


〜浴槽はすごく大きすぎる説〜
浴室内は階段もあるようだし、浴槽が大きそう。
それぞれのスペースがちゃんと仕切られている事がわかりますね。


〜サウナが大きすぎる説〜
サウナが大きすぎて、工事中は小さな光じゃ足りないくらいでした。
そこであたたかな灯火をともすのは、あのH山湯の名物店主様。
そう、萩の湯さんのリニューアル情報はエリアの枠をこえて、
勉強熱心な銭湯の経営者さんも訪れていたのでした。


〜何れお世話になる配管〜
とにかく沢山の配管に遭遇しました。
お湯をひくには長い長いパイプがあるという事ですよね。
なんだかありがたい。撮りたくなるきもちわかりますでしょ。


〜ソーラーがスタンバイする予定の屋上〜
スカイツリーも東京タワーも欲しいままに展望できる屋上に、
ソーラーパネルを設置するそうです。
屋上は1階2階とかより少し狭いらしいですが、もうこの解放感。なんなんでしょう。
そしてそこで銭湯の未来を語る経営者様たち。



***プレオープンで既に高評の噂が続出の萩の湯さん。
大きさと思い入れは既に覚悟しているつもりですが、行くと違うのでしょうね。
果たして改築前にかかっていた演歌は今も健在か、
フードメニューもあるらしいから何が食べられるのか、
あのカランは、浴槽はどうなっているか。。。
うーん、期待大!

まず、行ってみようと思います。


やすこ。

【東京銭湯】小岩 大黒湯

2017-05-27 05:26:09 | 銭湯レポート
〜スナックの館を牛耳る、熱々銭湯〜

小岩駅から程近い場所にある、大黒湯さん。そろそろかなと歩いていたら、スナックの看板がぞろぞろ。なにやら楽しげ。


そして、そのスナックがあるビルのセンターに看板があります。


ここから進めばもう、銭湯の暖簾です。



〜お城タイル。なぜか水色線あり〜
お城をモザイクで表現したタイルが壁面に。このスナックがあまたある館のせんとにあると、なんだかより味わい深いタイル絵にみえます。この建物だって、夜の城です。

なぜか真ん中ほどに水色のラインが入っています。恐らく剥がれとかのお直しでしょうか。それとも、なにか意味があるのでしょうか。答えは出ないのですが、そのラインはクリーンな印象を残すものでした。


〜ジェット二基は勢いよし!〜
三つの浴槽がありますが、勢いがよいジェットのある真ん中の浴槽が気持ちよいです。ジェットの勢いを活かすべく、一番広い浴槽。

浴槽右側が熱湯ですが、中学生女子が気持ちよさそうに入浴していて不思議な感覚になりました。彼女はどうやら、常連さんと仲良しな模様です。店主さんの親戚かと思いましたが違うみたい。彼女がいるだけで、浴槽は活気付いていました。私もそのパワーをちょっと拝借。


***暖簾から出たら、すぐにスナックの賑わいの音が聞こえます。で、スナックの待ち合わせをしていた団体の男性が「ね、銭湯!まだこんな銭湯があるんだね!」とはしゃいでいました。私の父くらいの方。ありますよ。ありますよ。。そう思っていたら「行きます?」と到着したお仲間の声。結局 入りはしなさそうでしたが、いつか改めて来てくださるといいな。
きっとここには、そんなサイクルがある筈。そう思いました。いつかはスナックにも勇気出して入りたいですね。。


やすこ。

【東京銭湯】新小岩 あづま浴泉

2017-05-21 19:26:40 | 銭湯レポート
【東京銭湯】新小岩 あづま浴泉

〜ビッグマーメイド。完全なる海の世界〜
マリン風を彷彿させる印象の銭湯は 東京では案外多く、
熱帯魚等があしらわれた浴室は 南国スパの様な不思議な気分へ誘ってくれる。
でもその中でも、あづま浴泉さんは本気度が違う。
徹底したマリン空間で、ちょっと不思議な物語ができあがりそうです。


〜動的マーメイド〜
女湯側にはマーメイドが4人いて、男湯と女湯の間に1人のマーメイドがいます。
なんとなくですが、真ん中のマーメイドはとりまとめ役で女湯サイドのマーメイドに誘う印象。なんたって、男も女も見えている訳ですから大物です。

女湯側のマーメイドはどれも動きが豊かで、
今にでも動き出しそうなリアクション上手。

これがタイル絵だというのだからびっくりです。
女将さんに聞いたところ、タイルは多治見焼きだそうです!!
(たまに見るツヤ消しされたこの石灰の様なタイルは多治見だったのですね。
 道理でいい質感かと思ったら。。)

それにしても、人魚とはいえ上半身裸のマーメイドが沢山いるのは、
なかなか無い銭湯情景。なんだか楽しくって、何度も何度もマーメイドを眺めていました。


〜魚アート〜
マーメイドに飽き足らず、水風呂横には「魚」の半立体的な彫刻が。
親子の魚みたいで、この彫り込み具合が美しい。

このアートが位置するのは、水風呂横。
水風呂って入る時、ちょっと魚の様な気分になりませんか笑。
湯船よりも入る時に構える感じ、温度に馴染めたときの一体感・・・。
そんな事を思っていると、なんてしかるべき場所に魚アートがあるのだと関心してしまいました。

サウナがあるので、サウナとセットで使う方が多くみられましたが、
この水風呂手前にちょっとした腰掛けになりそうな ベンチ部分がありました。
レトロ銭湯ではあんまりこの様な工夫は無いかな、気が利いていますよね。


〜光の差す銭湯〜
あづま浴泉さんは、光の使い方がとっても上手です。
まず浴室は大きめに天井に窓をとっていて、夕焼け時間も男湯側から、
明るい光が差し込んでいます。

また、脱衣所にもこの様なオシャレなアーチ窓があり、
日が照っている時間は自然光もあるりますし、
夕刻でもすごく解放感があるのです。

更に脱衣所との仕切りの天井ガラス窓は、なんとやはり磨りガラスで海のイラストです。

こうしてアートとしては「海」での統一感を見せながら、
光と上手に共存する あづま浴泉さんの空間造りは最強です。

 
***ちなみにこの浴場さんは先日廃湯された鯉の湯さんの比較的ご近所さん。
年配で「この浴槽はぬるめですか?」等と常連さんに聞く2名の方がいらっしゃいましたが、
どうやら元は鯉の湯さん常連だった様子。
湯上がりに脱衣所で「ここなら馴染めそうね」と仰っていた姿が印象的でした。
いつでもどんな時でも、初めての入浴は緊張するものですよね。


やすこ。



【東京銭湯】西大井 ピース湯

2017-05-20 23:26:35 | 銭湯レポート
〜超軟水が溢れる中。岩風呂に、噴水に盛りだくさん〜

西大井駅から7分くらいの場所にある、ピース湯さんにおじゃましました。



〜軟水で岩風呂も、水風呂も〜
軟水の銭湯は多いですが、半露天風呂の岩風呂までが超軟水です。これはそんなに多くはない組み合わせかもしれません。

それにやっぱり、軟水の水風呂。ツルツルの水風呂空間は改めて、かなり気持ち良いです。この水風呂を愉しむために、別料金のサウナはかなりオススメです。


〜半露天でもカランがある贅沢さ〜
半露天風呂にも、カランがあります。
背中を向ける配置だから視線はそんなに気にならない筈。既に浴室内に桶や道具をセットしていたから変えませんでしたが、春夏は気持ちよいこと間違いなしなカランですね。

岩風呂は贅沢に壁にも岩を張り合わせています。こういうとき、ついつい岩の模様を眺めて化石などないかなと思ってしまいます。ゴツゴツの岩風呂に軟水は、やっぱり羽を広げたくなるような気持ち良さでした。


〜都内で二軒目!噴水の湯〜
玉のような飾りから、プクプクとお湯が溢れる噴水を発見しました!関西にしか噴水はないものかと思っていたので感動です。

また噴水のある浴槽内の機械も充実です。
左から電気風呂、寝風呂、座風呂は二機、そしてキワにマッサージ風呂です。
お湯の流れもよく、この浴槽内を気持ちよく回遊できます。

ちなみにこの浴槽壁面にポスターがパウチで貼ってあります。内容としては、ピース湯さんのお湯は12tくらいあり、それを30分でろ過する機械があるということ。
そして、是非大きな浴槽でやっくり入浴してくださいということです。まさに大きな浴槽でこの文章を読むと、、ますますまた来るーって気分になります。

※おそらくポスターに書いてある機械は、入口横に見えるこれかな?



〜サウナ広々〜
有料サウナは広くて、とても綺麗です。
あと脱衣所と同じく、演歌がかかっています。演歌は詳しくないけど、恐らく最新の演歌の有線かな。銭湯のサウナで演歌の場合、結構そこでお気に入りの曲がみつかったりします。未知の世界をじんわり汗かきながら堪能しました。


〜湯上りも充実〜
女将さんはとても親切です。私に品川のスタンプラリーあと少しねーがんばってとおっしゃってくださったり。

あとロビーで販売している飲み物が充実していました。ビールも、牛乳も、瓶コーラ、ハニップCもありますよ。私は初めてハニップCのキンカン味を飲みました。

そんな訳でいろいろ充実、しかも人柄ある銭湯、ピース湯さんでした。
サウナはスタンプがあるからいいですね。
また、おじゃましたいと思います!


***近隣は駅からピース湯さんに至るまでに三箇所も公園が。湯上りに緑を見ると、こんな季節はとっても幸せな気持ち。
しかも結構な大木や、面白い遊具があります。1人じゃなきゃゆっくりしてゆくのですが。そんなエリア環境も抜群なピース湯さんでした。




*普通ドライヤー、お釜ドライヤーあり
*ビール、瓶コーラ、牛乳あり


やすこ

【日々銭湯】御徒町 燕湯の5月は

2017-05-14 21:26:36 | 日々銭湯レポート
〜5月の燕湯〜

御徒町の燕湯さん、何度も訪れたくなる銭湯であり、私もたまにおじゃまする 素敵な銭湯。久しぶりにご紹介したいと思います。

燕湯さん過去のブログ

私か初めて訪れた際のペンキ絵は館山連峰、
そのあとは北海道の摩周湖、
そして今は女将様の大好きな富士山。
中島絵師さんのペンキ絵を
店主として、銭湯ファンとしても、こよなく愛している気持ちがお話しているとヒシヒシ伝わります。
ちなみに今の燕湯さんのペンキ絵と、ペンキ絵師中島様と私の写真です。以前イベントの際に撮影していただいたもの。

富士山の溶岩と一体感のある、まさに燕湯さんらしいペンキ絵は何度見てもため息ものです。。。


〜変わり湯の日〜
燕湯さんはたまに薬湯を月1くらいでやられています(頻度は未確認。基本は熱々のさら湯です。)昨日はたまたまじっこう湯。富士山の溶岩が荘厳なので、薬湯をやるとかなり映えます。
特に「じっこう湯」の茶色、あと以前は「もや湯」の白濁など、、女将さんもペンキ絵と合う薬湯をセレクトをよくされています。


〜玄関口が賑やか〜
5月の節句に合わせた銭湯アーティストウエハラさんのアートが飾られていました。賑やか!
鯉のぼりが踊るかの如く元気に飾られていて、またいつもと違う印象の玄関口でした。女将さんがせっかくなので数週間飾ろうとしてくださっている様。


また個人的には、女将さんが生ける花が大好きです。ちゃんとお花の名前を紹介してくださっています。


女のお手洗いを行く際にも準備をしている生花があり、女将さんが「これは山葵沢からのお花で、みて、こんなに肉厚で大きいのよ。」と仰る。そっと大輪に触れさせていただく、、すごくずっしり。
やっぱり燕湯さんにはこんなお花がよく合うし、女将さんがいけると最強なのです。


〜北アルプス牛乳〜
燕湯は割と熱湯なため、テキパキとリズミカルに入浴し、、、最後なぜか牛乳が飲みたくなります。普段、銭湯あがりは牛乳飲んだり飲まなかったりの私ですが、燕湯は大概飲んでいます。これがよく冷えているのです。
そして飲みながら女将さんと話をしたり、深呼吸したり。

そんな燕湯さんに必須な牛乳に新しい顔ぶれが。北アルプス厳選牛乳だって!

味わいはあるけど濃すぎない、そんな銭湯あがりにぴったりな牛乳でした。
なんといっても、女将さんもおススメだから、より美味しく感じますね。。


***お花、牛乳、ペンキ絵、新しいお客様と常連さん、そして女将さん。常に生き生きして新しい銭湯、燕湯さん。
思いあまってまた長々と書いてしまいました。まだ行ったことないかたは是非。


やすこ。