銭湯OL日誌~銭湯ガイドマイスターへの道~

お風呂。特に銭湯が好きです。現在「銭湯検定3級」を持ち、次回の2級に向けて勉強中。【関連】銭湯OL、銭湯、銭湯検定、

【東京銭湯】月島 月島温泉

2015-10-25 23:26:50 | 銭湯レポート
~Sなポスターと古の記憶~

月島といえばもんじゃ。
月島のもんじゃといえば、
もんじゃストリート。

の、もんじゃストリートにある銭湯。
好立地にも程があります。

だって、美味しいもんじゃを食べた後に
唯一気にかかる あのベタベタ感。
それを一掃してから帰宅できるなんて。
夢みたいな、計算しつくされた立地です。


*控えめ佇まい
後輩ともんじゃを食べ終え、
月島温泉を探す。

が、なかなか見つからなかったです。

もんじゃストリートのバリバリ目立つど真ん中にあるにもかかわらず、
もんじゃ屋さんともんじゃ屋さんの間にひっそりと看板はあるのです。


奥に進むとエレベーター前に
大きな看板が。
ビル銭湯になる前は、この場所に構えられていたであろう名残がしっかりとあります。



*Sなポスターたち
浴室は手作りのポスターをパウチしたもので溢れています。

「シャワーはこまめに止めましょう」
といったよくあるものから

「シャワーのヘッドに体重をかけないでください」
浴槽の隅に
「ここにツバを吐かないでください」
え、そんなことしませんが、
過去にツバ吐く人がいたのね。。

「水風呂はサウナのお客様優先です。」
「水風呂は、水をかけてからおはいり下さい。水温が上がります。」
と、入浴動線のいたるところに
ポスターがあり、とてもSっ気あふれてます。

明るく捉えれば
このじっと観られているが如くの
Sっ気たっぷりなポスターに
面白いなと思いますし、
そのようなポスターを貼らざる得ない環境だったのかと考えますと
ちょっと怖いです。

しかし
もんじゃストリートのど真ん中という立地柄、
観光がてら 銭湯に慣れてない方、
ほろ酔いの方なども来るかもですし、
貼るしかなかったのかもしれません。
そう考えながら、わが身を省みました。

明るい救いは、その貼り紙が
墨文字などではなく
丸文字で、たまにイラストも交えているところ。かわいいイラストはやっぱり和みます。


*充実の浴槽
ビル銭湯であると嬉しい、露天風呂もあります。
あとはこんな感じです。

壁面タイルにはディズニーがちりばめられ、小さいけど、数あるポスターにも負けない存在感。キャラクター強しです。

また、水風呂も比較的大きめでした。
縮こまらず入れるのが良いです。
そんな気持ちでいたら、やっぱり、
「泳がないでください」みたいなポスター貼られていました笑。
本当によくわかってるなぁ。


*歴史の名残
ビル銭湯になっても、先ほどのエレベーター前の看板然り、
浴槽にも破風の飾りが二つ程鎮座しています。

ざっくりの記憶ですが。
とにかく普段は手に届かない位置にあるモノですから、嬉しいです。

また一階エレベーター横には
小さな神社が。


こうして今の月島をつくりつつ、
昔のモノをしっかり受け継ごうとされるなんて素敵ですね。


***月島温泉さんは、いろいろな事を考えさせられた銭湯でした。やっぱり銭湯は開放感があるから、ついつい浮かれてしまうこともあります。でもそこで一線を越えたら、どれだけお風呂屋さんは困るか。
おそらく普通に過ごせば問題ないのだけど、ちゃんと気を利かせてみよう。
そう思いました。
面白いようで深いポスターと、古の記憶を辿りに是非月島温泉へ。


やすこ。

【東京銭湯】2015銭湯ナイト

2015-10-10 22:48:06 | 銭湯情報
~2015/10/10銭湯ナイト~

今年も銭湯ナイトに
飛び込み参加できました!
また、今年も飛び込み。
またしても、ご挨拶できなかった方ばかりで、申し訳ありません。

入口のこの看板、やはり皆写メするのですが、横並びでパシャリとしてる方々がいまして「あぁ、あなたも銭湯好きなんですね( ´ ▽ ` )」という無言の会話が成された気がします。さて、入場。


~銭湯プラスα~
豪華な銭湯マスターの皆様のお話を、スライド付きで聞けました。

そしてパネラーの皆さんお話が面白すぎて、笑いっぱなしの時間でした。
またなにより、行きたい銭湯ができるという幸福です。やっぱり、雑誌よりも、Webよりも、生声はビシビシ伝わってくるんです。
また、今回は銭湯の後の愉しみ(グルメ)のお話もありましたから、余計行きたくなるです。

ちなみに、ドリンクにも銭湯ナイトスペシャルがあり、ラムミルク。美味しいですよ!写真はビールですが笑。

やっぱり銭湯には牛乳ですね。
ビールと交互にいただきました。


~銭湯アイテム増殖~
銭湯ナイトでは毎回自分にごほうび?してしまいます笑。

まず、中島さんの富士山カラーTシャツを発注させていただきました。お家に届くみたいです。昨年の買い逃しをどうにか挽回できました。ちなみにモノクロ富士山Tシャツは着てゆきました。


あと、本。墨田区さくら湯の主さんが書いた番台記録。人情に触れた記録のようだったので、2冊書いました。

墨田区の銭湯はあまり行ってないので、
これ持って行くんだ。逆算の銭湯訪問はあまりしないので、ワクワクします。

最後に名古屋銭湯女子部さんから、
名古屋銭湯Tシャツを購入。

これ、お世辞でもなくネットで買うつもりしてましたから、嬉しいです。
昨年の銭湯ナイトでの名古屋銭湯女子部さんのお話、面白かったです。懐かしい。



~憧れの中島さんと~
最後に勇気をふり絞って、中島さんと2ショットさせていただきました。
中島さんTシャツを着て。恐縮ですが、嬉しいです!宝です!



銭湯ナイトは銭湯に入れるわけでは無いのですが、銭湯に入るためのちょっとした儀式のようなものでしょうか。
決起集会というか。

割と1人での銭湯巡りが多いので、
こうした機会は嬉しいです。

また、銭湯に行こう。
銭湯ってやっぱり素敵よね。。
そんな想い募る秋の夜長。

そして、また出会った人と銭湯に行きたいですね( ´ ▽ ` )


やすこ。

【東京銭湯】板橋区役所前 花の湯

2015-10-04 08:26:01 | 銭湯レポート
※板橋区の花の湯さんは2017/03末で廃業される予定だそうです※

~オリエンタルに、淡く咲く花~


板橋区役所駅から、
がんばれば五分でいけるアクセスの花の湯さん。

私は2度行った銭湯です。
2度しか行ってない、といえばそれまでだけど とても心地よい銭湯です。

~堂々~
間違いない、素晴らしい破風。


しかも賑やかな商店街に面しているから、夜でも造りがちゃんと観えます。
写真は昼ですが、夜にも来て、感動しました。


~エキゾチックカラー~
たまにある銭湯のコバルトブルー攻撃が、花の湯さんは素晴らしい統一感でエキゾチックさを醸し出しています。

側面タイルがエキゾチックな模様。
トルコ料理屋さんでみた模様のよう。小さな壺がデザインパターンにある。

そして合わせたように、浴槽も縁がえんじ、内側はコバルトブルー。
濃い青に包まれると、自分がちょっと高貴になった気分になったりします。
そんな素敵なカラーリング。


~淡い壁~
エキゾチックカラーでも落ち着くのは、
多分湯気抜き面の壁面が淡く白いから。
水彩絵の具で塗ったかのように、淡い筆あとが見える壁面。
デザインなんかではないけど、白いと寂しく感じる壁面に淡く咲く空間です。



~軟水すぎる~
花の湯さんは機械をつかって軟水化をされています。
ここまで軟水なお湯は、私が久しぶりだったので軟水っていいなぁと惚れ惚れ。
壁面には、軟水に関する説明が縦書きでつらつらと。
一番最初に「この軟水は薬で軟水にしてるんじゃないよ」みたいな内容が書かれていて、確かに不思議に感じた人は薬と思うのかもしれないと納得しました。


~再訪した、さりげない人柄銭湯~
花の湯さんは奥様がとっても感じが良いです。レトロ銭湯として気張ることもなく、純粋に優しい方々がいる銭湯といった印象です。



***花の湯さん



*キリン自販機あり
*花の湯オリジナル黄色桶あり
*シャンプー、リンス、ボディソープあり

やすこ。

【東京銭湯】小岩 ともの湯

2015-10-03 09:26:15 | 銭湯レポート
~おもちゃ箱から湧く軟水~

「銭湯をもりあげた~い」さんが主催する銭湯体操をしながら銭湯のよさを楽しく紹介する「銭湯体操」のPVに
飛び入りで出て参りました。

その時のロケ銭湯、
小岩の友の湯さんのご紹介です。
今回は撮影、営業外ということもあり、オープンに撮影を許可いただきましたので私のブログでは珍しく写真でその魅力を書いてみます。

※「銭湯を盛り上げた~い」さんのFacebookはこちら
※ちなみに写真の一部は、
私が「師匠」と呼んでいる
銭湯マニアのKさんから拝借したものです。美しい写真は、Kさんのものです。


~おもちゃ箱のような浴室~
浴室の壁画はカラフルな乗物や動物がパレードするイラスト。
以前はペンキ絵を描いたようなフレームがあるけど、そこに発色鮮やかなイラストを貼っています。これは男湯女湯同じイラストです。幼い頃の私は、人気キャラよりもこういうカラフルなイラストが好きでしたね。きっとどれがお気に入りの動物、とか探したりしたんだと思います。


あと水風呂の水口も。かわいいぞ。
うまく桶かぶってます、小細工がまたかわいい。



~大人にも本気のおもちゃ箱~
ともの湯さんのすごいとこは、
単なる子どもだけのおもちゃ箱じゃないとこです。
先ほどのような可愛らしいおもちゃ箱のツボを抑え、更に電車のツボを抑えているのです。

電車というか、鉄道。
鉄道マニアな大人もともの湯さんにはこぞって訪れるそうです。
それくらい本格!

待合室にはでっかいジオラマがあり、
堂々と設置されています。
山あり、トンネルあり、ジオラマを観る待合室の人を映すカメラあり。



また、外にも電車の模型が走っています。



~日本初の軟水銭湯~
いろいろ楽しいおもちゃ箱のような銭湯。これだけで幸せですが、やはりマニアな方は他にもちゃんとこだわられるのですね。

なんと、ともの湯さんは銭湯で初めて軟水を取り入れたところだそうです!
ともの湯さんの軟水は、トロトロ。
でもベタベタしすぎない軟水で、湯上りも心地よいですよ。



~明るく青い浴槽~
ちなみにこの浴槽のタイルのブルーと
淵のえんじ色は相変わらず最強タッグなカラーです。


ブルーも一色じゃないから、浴槽が明るくみえます。で、こんな写真とか撮っちゃいました。

美しいなぁ。。


~細やかな遊び心~
先ほどともの湯さんの
壁画というおもちゃ箱、
鉄道のおもちゃ箱、と遊び心ポイントをご紹介しましたがね。。

実はそれ以外にも遊び心ポイントが、
ありすぎるんですよね。

例えば、脱衣所と番台には

たまに鳴くおもちゃの猫ちゃん。



***まず、着衣でカメラ持って銭湯の浴室に入れたことがハッピーだったのですが。それが、こんな楽しいおもちゃ箱な銭湯だったことは幸せですね。

ちなみにね、おもちゃの猫ちゃんはお客様が話しかけたりしてました。私にわざわざ「たまに、鳴くのが楽しみで!」と話しかけてくれたお客様もいました笑。

そう、やっぱりみんな、ともの湯さんの遊び心に救われるんですよね。
そーゆうことです。

あぁ、また行きたい!



*牛乳販売あり
*オリジナル桶あり
*貸出しボディーソープ、リンス、シャンプーあり
*座ドライヤーなし
*コピー機あり!


やすこ。