銭湯OL日誌~銭湯ガイドマイスターへの道~

お風呂。特に銭湯が好きです。現在「銭湯検定3級」を持ち、次回の2級に向けて勉強中。【関連】銭湯OL、銭湯、銭湯検定、

【日々銭湯】鶯谷 萩の湯

2015-02-20 23:26:40 | 日々銭湯レポート
~2015/02/28で改装につき、お休み~

東京鶯谷の銭湯
萩の湯さん、今月の2/28で改装につき、しばらくお休みだそうです。


まだ銭湯お遍路を初めたばかりの頃
に来た銭湯、萩の湯さん。
以前のレポートはこちら。


で、あれから いろいろ回って
改めてわかった萩の湯さんの良さが
あるなと思っていまして。
先日お邪魔した際のレポートをします。


~おもちゃ箱感を改めて感じ~
浴室と脱衣所の境にある
天井の硝子にイラストが。
裸の女神様かな。
女湯だけかと思いきや、男湯もある。
やっぱりお風呂の女神様っていますよね。改装しても、女神様がいるといいな。
あと、熱帯魚も硝子に描かれています。
女神様と熱帯魚と海藻。

絵硝子と壁画との世界観も合わせると、
やっぱりおもちゃ箱のような銭湯です。

しかし子供の姿は
見たことがなかったですね。
もしかしたら、鶯谷という、
ちょっと大人な街だからこそ、
子供が夢みたようなおもちゃ箱感がここにあったのかもしれませんね。
寂しいな。


~広がる空間~
萩の湯はビル銭湯。
なのに広がりある天井に見えて、
圧迫感がない。
多分アーチ形の天井だからかな。

脱衣所も圧迫感ゼロ。
丸い形のくぼみが、天井にデザインされていて、やっぱり広く感じられました。



~演歌~
凸型の湯気抜き天井程は響かないですが、数少ない演歌の響く銭湯、萩の湯です。相変わらず響いてました。

空間のおもちゃ箱感と、
広々感。
どちらにも清々しく染み渡る演歌でした。

**
次はどんな世界観で
鶯谷のオアシスを提供してくれるのでしょうか。
しばらく寂しいですが、楽しみです。
でもやっぱり、、演歌は響いてて欲しいかな。


やすこ。

【熊本銭湯】熊本 くすり湯

2015-02-15 22:26:24 | 銭湯レポート
~全てが薬な薬湯~


前回の福岡の銭湯に引き続き、九州旅での銭湯。今回はレトロを通り越した、
熊本の銭湯くすり湯さん。

この日も
熊本の素泊まり&共同シャワールームに宿泊していたので、迷わず銭湯に。
お金がないこともあるが泣、
むしろ銭湯に行くと想定して
素泊まりにしたとも言える(えぇ多分、絶対笑)。
そしてちゃんと宿泊先では、近所の銭湯案内のチラシまであります。
英語まで書いてあり良心的。



お宿を出る際に、
近い年頃の男性と居合わせる。
その方もくすり湯へ行くとのこと。
知らない土地での銭湯探しには心強い方でした。
そして看板発見!

ひっそり。

そしてこの看板から、奥の路地を直進したらドアがあります。

暗いけど、あります!


*レトロを通り越した銭湯
佇まいは暗くてわからなかったが、
ドアを開けたら男湯女湯のドアもなく、
いきなり脱衣所です。
そしてロッカーがないことも合間って、とにかく開放的な脱衣所。

そして全体に
年期、気合い、を感じる。
入り口からだったが、ガラス窓にバツでテープを貼っている。戦時中の習慣かと思っていたが、台風等に対する補強としてされているそうだ。

しかしそのバツ印テープは、建物の気を感じさせる。
江戸時代からあるという点に納得である。これはレトロ銭湯とか言わない、遺産レベルの銭湯です。

優しいお父様から
写真をOK頂けたので、載せてみます。
うーんこれじゃわからないかも。
もっともっとすごいイニシエ感があるのです。


*ぬるくすり
浴槽は二つ。
深めの浴槽に、普通のお湯。
浴槽上に数箇所あるパイプから、お湯はチョロチョロ流れている。

お湯はやわらか。ちょいぬるめ。
心地よい。
つられて寝てしまいそうになります。

そして、くすり湯の名に恥じない佇まいの浴槽。お湯は黄色。硫黄の香り。
こちらもホースが入っている。
浴槽の底は全く見えないから、
脚を入れるときはドキドキしました。

しかし強めな硫黄の香りと、肌にしみわたる感じがまたまた心地よい。
不透明さにドキドキした気持ちもおさまり、またまた心地よい。溶けてゆきそうでした。

こちら「ハップ」という温泉成分を入れている、温泉ではないが存分に温泉気分が味わえるお湯らしいです。
詳しい内容が、男湯との境に看板で記載されていた。この看板もまたまた味がありました。墨で達筆な方が、たくさん文字を連ねていたのです。これもレトロ看板の領域を超えた遺産系看板でした。

きっと古の江戸時代から、
疲れた熊本の方々が浸かってきたのだろうな、と思いを馳せました。
存分に。


**また行きくなる。
もう一軒の銭湯にも行きたいですが、
くすり湯のインパクトは大きすぎて、
とにかくまた行きたい。
今すぐ、あの硫黄臭をかげる銭湯に行きたい。

そんなわけで、
銭湯好きはもちろん、ディープスポット好き、も是非。


*牛乳あり
*座ドライヤーあり
*ケロリン桶あり

やすこ