銭湯OL日誌~銭湯ガイドマイスターへの道~

お風呂。特に銭湯が好きです。現在「銭湯検定3級」を持ち、次回の2級に向けて勉強中。【関連】銭湯OL、銭湯、銭湯検定、

【日々銭湯】東京銭湯 六郷温泉(2016/1/31廃湯)

2016-01-31 23:26:05 | 日々銭湯レポート
~ありがとう六郷温泉さん~


私の大好きな銭湯、
六郷温泉さんが今日にて閉店でした。
用事の合間に、どうにか行けました。


☆以前の六郷温泉さんレポート
http://blog.goo.ne.jp/sentou-yasuko

思い入れある銭湯が閉店し、
それもまた最終日というのは初めてで。
感慨深すぎて、胸いっぱいでした。

気付けば朝湯しか行ったことがなかったので、今日は初めて夜の六郷温泉。


夜の浴室は、
奥に緑の蛍光灯がついて不思議な雰囲気。
日が落ちた天井の夜空の下にある
黒湯は少し落ち着いた色合いに見えました。
冷鉱泉のところから浴室を(男湯側に向いて)みると、、こんな感じ。


・・・情けないんですけど、
「夜、こんなに印象違うんだ!」
って思いました。
当たり前ですが、
私はまだまだ六郷温泉さんを知らぬ人でした。
でも、今日で最後。

運よく、店主さんに会えました。
年末に紹介したテレビを観た人もいたそうで、よかったです。

更に、今日の読売新聞にも掲載されていました。


ここには、早々にマンションが建つそうです。ビル銭湯のつもりは無いそう。

番台には様々な人からの贈りもので
お花や、寄せ書き、ジオラマがありました。

六郷温泉はみんなの心に。

最後に店主さんと一緒に。

朝湯のお姉さまには会えずでしたが、、、皆様、お疲れ様です。
本当にありがとうございました。


やすこ。

【東京銭湯】中延 八幡湯

2016-01-08 23:26:37 | 銭湯レポート
~黒湯を丁寧に丁寧に~

八幡湯さんは2度目の訪問です。

以前、銭湯サポーターズフォーラムで店主さんにお会いした際に、
私の大好きな大学芋専門店さんのお父様と同級生という事が判明し
なおさら愛着が湧いての再訪です。


~黒湯のありがたみ~
八幡湯さんには黒湯を尊ぶ姿勢があります。
入り口にもこんな感じで、「黒湯の温泉」という事がわかる素朴なポスター。

脱衣所にもお湯管理で店主様が表彰された表彰状が飾られていて、
浴室に至までに「黒湯は入りたいわあああ!」って気持ちが高まります。
ちなみに先日訪れた際は「冬だけどさ。黒湯だから、肌がかさつかないもんね。」と常連さんが話していました。
大田区は黒湯が多いですが、こうしてちゃんとその良さを伝える事が大切なのだと思います。


~黒湯ボックス~
上記のような黒湯の文字による訴求は、
浴室に入るまでの期待感を多いに醸造してくださりますが。
やはり勝負は浴室です。

なんと。黒湯の浴槽はガラスで囲われています。

黒湯ボックスでは、
・小鳥のさえずりが流れています。
・壁面には松竹梅の水彩画のような絵が施されています。
この茶室の様な黒湯空間の創造っぷりは、
黒湯を存分に楽しむ環境としてよく用意されたものだと思います。

一緒したご夫人に「どこから来たの?」と声がけ頂き、
黒湯のありがたさを黒湯ボックスで再度感じ入りました。
個室空間なので、スチーム効果もあって、
お肌はより良い感じに湿った気がします。


~気持ちよい浴室~
ちなみに 浴室の壁画は熱帯魚が気持ち良さそうに泳ぐ、
モザイクタイルのもの。

魚タイル系は多いのですが、天井がゆるやかに右上がりに傾斜しています。
ですから、男湯の方に向かって魚が泳いでいる躍動感が増してみえます。
シンプルな壁もこうして、気持ちよさが増すものですね。

あと、浴室で特筆すべきは 水風呂のヨコがガラス窓で、
脱衣所が見えるという点でしょうか。

この水風呂は少し奥まったレイアウトにあるので、
万一サウナ上がりの人が倒れたら 見つけにくい場所なのです。多分。
でも、脱衣所から覗けるので 安心です。
こういう細かい配慮が、みんなが気持ちよく入れる秘訣なのだと思います。


~ラムネのおいしい飲み方~
さて、先ほどふれた大学芋専門店さんと同級生の店主様。
ラッキーな事に交代の時間に合い、お会いできました!

黒湯が気持ちよかった事、この銭湯をみんな愛着をもって通っている事等感じている事はいろいろお話させて頂きました。
お湯へのこだわりはもちろん感じました。
ちなみに店主さんは10月にお湯をあたためる材料を運搬中、
腰を痛めて脱腸になってしまったそう。
とっても元気で明るい店主さんなのですが。。お体はどうか大事になさって下さいね。

で、普段は牛乳派の私ですが、この日は店主さんに
ラムネを勧めて頂きまして「開け方の秘密」を教えて頂きましたよ。
結構飲み物を飲んでからお帰りの方率が高い印象でした。
是非気軽にラムネの飲み方を聞いてみてくださいね。


~おまけ~
ちなみに私の大好きな大学芋専門店、
「甘藷生駒」さんは地下鉄馬込駅から徒歩5分で行けます。


銭湯も大学芋専門店も、職人の想いと技が求められる場所だと思っています。その2軒がこんな距離近くにあって、店主さんもお友達だなんて。
勝手ながら運命を感じてしまいます。
大学芋買って、八幡湯さんというツアーもいつかしたいな なんて思います。

*牛乳、ビール、ハニップ、ラムネあり


やすこ。

【ご紹介】テレ朝・グッド!モーニング様でのご紹介(燕湯・湊湯・六郷温泉)

2016-01-02 18:26:09 | メディア・イベント出演
明けましておめでとうございます。

皆様、初湯は行かれましたでしょうか。
私も先ほど行って参りました!

そして・・・今更ですが
昨年末、お世話になった銭湯さんの紹介をさせて下さい。

2015年は、「銭湯といえば足立」さんへの掲載、「銭湯フォーラム」でのパネリストに続き、
東京浴場組合さんからご紹介で
テレ朝「グッド!モーニング」さんの銭湯紹介をさせて頂きました!

どこを紹介させていただくか。
自由に選んで良いとのお話だったので、とっても迷いました。
(いい人ぶるワケではないのですが、
「どんな銭湯も必ず良いところがある」と思っているので)
が、自分が自信をもって「今紹介したい銭湯」という事で3軒を厳選致しました!

その3軒です。

「燕湯」様

THE銭湯とも言える、登録有形文化財の銭湯です。
側面まで描かれた中島盛夫さんのペンキ絵。そのペンキ絵と一続きの溶岩に囲まれて入る、心地よい熱湯。
そして浴室だけではなく立派な破風、脱衣所・・等何度来ても飽きのこない空間です。
※前回のリンク時は館山でしたが、現在は北海道摩周湖です。こちら追ってレポートさせて頂きます。
→過去の燕湯さん紹介

    
「湊湯」様
次世代銭湯を感じさせる、スパを超えたオシャレなつくり。
入り口、浴室入り口に設けられた異世界に誘う気泡オブジェ。
浴室はシンプルで洗練されながらも、使いやすい浴槽のレイアウト。そんな革新的な空間でも、伝統を継承してゆく店主さんの心意気が素敵です。
→過去の湊湯さん紹介


「六郷温泉」様

今年1月一杯で廃湯です。悲しくてたまりません。。 
水風呂も鉱泉で、黒湯のフルコースが味わえる希少な銭湯。当然お肌はつるつるで、化粧水いらず。
近所の六郷土手でスポーツ後に立ち寄る方も多く、一方で遠方から来る六郷温泉ファンも多い愛され銭湯です。
→過去の六郷温泉さん紹介


何れも関東の銭湯好きならば「言わずもがな」な場所ですが、
まだまだそれらに足を運べていない人も沢山いるハズです。

だからこそ、「銭湯OL」という銭湯好きな会社員として、
改めて それぞれの良さを紹介させて頂きました。
全て私が銭湯ブログを書きはじめて
まだ1年くらいの頃に訪問した、個人的に愛してやまない場所です。
きっと共感してくださる方も多いのではと思っていますし、
この銭湯に行ってみようとか 行けなくても近所の銭湯を探してみようという気持ちになってくれたら嬉しいです。

そして私がこうして紹介するのは、
毎日銭湯を経営する皆様、浴場組合の皆様含む関係者の皆様、
私に銭湯の良さを教えてくださったお友達・・との関わりがあってこそです。

改めてその事に感謝したい、2016年のはじまりです。
皆様も、今年はいい湯、楽しめます様。



やすこ。