銭湯OL日誌~銭湯ガイドマイスターへの道~

お風呂。特に銭湯が好きです。現在「銭湯検定3級」を持ち、次回の2級に向けて勉強中。【関連】銭湯OL、銭湯、銭湯検定、

【温泉】栃木 鬼怒川温泉 鬼怒川プラザホテル

2014-07-27 21:26:17 | 温泉関連
~羽が生えるような まろやかなお湯~


栃木の鬼怒川温泉は、私がちょくちょく行く温泉地です。

冬も春も夏も秋も。
季節の表情あれども、変わらず険しい岩肌になぜか癒されます。


今回は鬼怒川プラザホテルに行きました。鬼怒川の渓谷沿いに建つホテルです。
と言っても鬼怒川の八割型の宿が渓谷沿いです。切り立つ自然に驚くほどの建築物。このちょっとアンバランスなくらいのバランスが、すごく感慨深くさせます。


さて、鬼怒川プラザホテルは、、、
露天風呂が最高でした。

*大きく二段構えの露天風呂
上は丸い形で桶風呂を意識したようなジャグジー。
ジャグジーから階段を下りると、
桐の露天風呂。

桐の露天風呂の方は お湯のまろやかさをより楽しめますし、なにより渓谷がよく見えます。

温度は程よいぬる湯。熱湯好きですが、夏の露天風呂は暑すぎない方が長く楽しめて好きです。

そして浴室内の大きな湯船も、しっかり窓があり渓谷を眺められます。


*羽が生えるようなまろやか湯
アルカリ性単純泉なので、美人の湯ですね。そしてお湯を手でかくと、お湯のなめらかだけどコシのある手触り。
柔らかいだけじゃないお湯。銭湯とはまた違うお湯というか鬼怒川の泉質に惚れ惚れです。

で、阿呆な話なんですが
人がいない時に、背中の両肩甲骨から さあっとお湯をかいてみました。
わかりますかね?
お湯に柔らかいコシがあり、
まるで、、羽が生えたような心地でした。気持ちいい!


*渓谷ならでは
そんなお湯の堪能を絶景の見下ろしながらできる鬼怒川渓谷はやはり贅沢です。

こちらは浴室から出た廊下からの景色です。

実際の浴室や露天風呂はもっと切り立つ岸壁が見えます。
ちなみに露天風呂は、渓谷が非常に近いので、川の真ん中にある岩の周りにできる小さな渦も見えます。こんな。

小さな渦を観ていると、今まで鬼怒川のこと、ちゃんと観て来なかったような気分になりました。
小さな川辺にも、物語はあります。


*鬼怒川ならでは
そして鬼怒川ならではの景色は、
渓谷とそこに入り乱れる建物でしょうか。
私はこの、人間の欲望とそれに打ち勝つような渓谷が一つにある景色が好きでたまりません。
確かに渓谷は渓谷のままが良いに違いないのですよ。
そう思う方はこちらを観てください。
鬼怒川プラザホテルさんの壁に飾らられた写真です。創業当時みたいです。

こんな昔から、人々は渓谷に魅了され、手にしたいと願ってきたのですね。
私はこの写真をみて、いろいろな意味で鳥肌がたちました。人間は、欲張りだなぁ。でも、夢があるんだよなぁ。
それを呼び覚ますこの自然は、すごい。




そんな感じに普段の銭湯以上に、
お湯と人間を考えさせられた鬼怒川温泉でした。

また他の温泉を検討しながらも、
ついつい鬼怒川に来てしまうんだろうな。
鬼怒川にはそんな魔力があります。
また行きます。


やすこ。



【東京銭湯】池袋 新栄湯 お休み

2014-07-15 07:26:58 | 銭湯レポート
~お休み中。でも落ち葉は綺麗に。~

池袋の新栄湯は
番台様のご体調が優れないそうで、
残念ながら今日現在お休み中です。


兄弟店の栄湯はビル銭湯として営業中ですが、
また違った趣の
新栄湯の創りをご紹介しましょう。

千鳥破風が立派です。



ちなみに入り口にゴミ捨て場があるようでした。がっつり敷地内ですが、あえてなのでしょうか。お休み中の銭湯の入り口に一時的とあれどゴミがたまるのは寂しいですね。でも、落ち葉がちゃんとダストボックスに収まっていて救われた気持ち。

明るいときに見る静かな銭湯は、すごく切なくなります。
気付けば吸い込まれるように、沢山写真を撮ってしまいました。確かに新栄湯は、生きていました。

また復活される時を待っています。

やすこ。


【東京銭湯】東京スカイツリー駅 薬師湯

2014-07-06 21:26:15 | 銭湯レポート
~薬師の湯~

スカイツリー駅から徒歩一分!
最強の立地にある薬師湯さんにお邪魔しました。


*薬師の湯
薬師、と言うだけあって薬湯には気合い入ってました。
その日は「どっちのハーブショー!?」と書かれたポスターがあり、
今日はペパーミント、明日はよもぎ。
二日連続で来て、どっちのハーブ湯が好きか投票したらカルピスが貰えるよ、というイベント。こちらが投票カード。

翌日が平日だからハーブ投票はできませんでしたが、なんだかイベントというのはワクワクしますね。
で、ウワサのペパーミント湯は、スースしすぎてなくてじんわりあたたまる。そしてお湯は青に近く、初夏にふさわしい薬湯でした。
近々「スカイツリー湯」というイベントもあり、スカイツリーみたいにお湯色が変化してゆくらしいです。うーんどうやって一日で変えるのかな、入浴剤を足すのかしら、、よくわかりませんがその趣向が面白いです。やっぱりスカイツリーまで徒歩一分なだけあります。

このように、お湯をどう楽しんでもらうかをすごく考え抜いている、、、薬師の湯です。


*広がりの湯船と洞窟水風船
湯船は奥にあるのではなく、入り口から縦に長い湯船です。

浅い湯船は子供もゆっくり浸かれるぬるめの温度。

そしてサウナより奥にある水風船は、奥深く細長い設計。しかも打たせ滝のように、パイプから水が垂れています。
天井はガラス窓で暗いから空は見えないけど、洞窟のような雰囲気がひっそりしていて気に入りました。

また気になる壁画は、湯船部分にギリシャの町並みのような絵。
こういう白壁の街、憧れます。

そして手前洗い場奥にも壁画。こちらは森の中にあるお城と、その離れを上空から見たような絵。

何れも異国情緒あふれる壁画で、それもたまにある南国系壁画じゃないところがレアです。
日本人の憧れを観たような、世界名作劇場の一コマのような、、そんな意味での懐かしさを感じます。


*アイテム豊富
ちなみに薬師湯は販売している商品のバリエーションが豊富。しかも滞りなく、生き生きとそろっている感じがしました。
テルマエロマエのグッズだったり、、
テルマエ2の前のアイテムだからレアですよね!ルシウスストラップ!

明曲クリームだったり、、

そう、明曲クリーム、ふふふー買ってしまいました!
ちなみに明曲クリームは、、、シェービングクリーム、、だったらしい。
いい香りですけど、男性というかヒゲ剃りたい人用なんです。
ピンクの容器もあるけど、ヒゲ剃りたい人用なんです。
でも用途は他にもありそう。この携帯感だって好きですから、シェービング以外の用途を私で開拓したいと思います。
他にも銭湯アイテムである石鹸なども豊富で、アイテムマニアにはたまらないのでは。
あとぷよぷよのゲーム機も1台あって、とにかくアイテム 豊富でした。


**スカイツリーの麓にある銭湯らしく、生き生きとした銭湯でした。

お客様もアイテムも薬湯も好循環している感じです。
ちなみにスタンプ押して頂いた際に「ここ、行ったんですか?」と若いお兄さんに言われて指さされたのは「稲荷町 寿湯」 。なんと寿湯はそのお兄さんのご兄弟が営業されているそうです。
確かに銭湯の活気具合は、似たものがあります。そして偶然にも両方駅チカです。
なるほど!と納得しながら帰路に着いたのでした。このような活気ある生き生きとした銭湯が増えますように。


*ケロリン桶あり
*座式ドライヤーあり

やすこ。