銭湯OL日誌~銭湯ガイドマイスターへの道~

お風呂。特に銭湯が好きです。現在「銭湯検定3級」を持ち、次回の2級に向けて勉強中。【関連】銭湯OL、銭湯、銭湯検定、

【東京銭湯】北品川 吹上湯

2015-01-25 12:26:28 | 銭湯レポート
~駅近まろやか湯~

駅から改札を出て20歩くらい歩けば、
日中ならばよく見える煙突。
かなりの駅近である、吹上湯。
なんと明治時代からの営業らしく、
建築自体はさすがに新しくなっているのですが、古からのあたたかさがある銭湯です。




~浴槽に光る赤信号~
シンプルなニ槽。
ちなみに赤いライトが2つ着いているけど、これが体に良いという看板がありました。看板には大森の会社さんの名前が。やっぱりご近所ですからね。そういう地元中の地元を愛するスタンスがなんか素敵。

しかし、たまに同様のライトで緑色があったりするけど、それぞれ意味があるのかしらなんて気になりました。

まあ、なんかわからないけど効いてるな~って気持ちが大事ですよね笑。


~まろやか熱湯~
比較的熱湯です。
店主さんが熱がられるとちょい気にしていました。
私には嬉しい熱さ。
あと、まろやかなお湯。
蒔かなと思います。
これだけ駅近で、
このシンプルなようで
実は難しい幸せが堪能できます。

そして常連さんも親切。
我流のジェットマッサージの使い方と、エクササイズを教えてもらっちゃいました。


~和風なタイル絵~
日本昔話にでてくるような「お城」が控えめだけど、なんだか目立ってありました。タイル絵です。
浴槽から手を伸ばせば届く距離に壁画があるって素敵ですよね。



**実はこちらは年末におじゃましました。
私が初心者だと気付いた常連の奥様方は
年末には入っておきたいわよね~
と、声を掛けてくれました。
そして 近所と思われたようで、
近所の銭湯の年末年始営業状況をあれこれ教えてもらったり。

なんだか、エクササイズにしても、営業状況にしても、相手のためになりそうな「情報」をくださる方々が沢山いらっしゃいました。
しかも皆さん端的に話される。
すごくスマートなお客様たちに出会った印象でした。

店主さんも同様で、
寒い冬にお勧めのお菓子など
話したり。

やっぱり、ここも人柄銭湯でした。

*座式ドライヤーあり
*牛乳、ビールあり

やすこ。

【福岡銭湯】博多 鶴亀湯

2015-01-24 02:26:47 | 銭湯レポート
~万年愛されてきた、不思議空間~

今回は福岡博多の銭湯。

そう、私、
今回別用事で行ったので
温泉には一切いけず。。
そりゃ九州と言えば温泉天国ですから残念ですが。
しかし。
そんな時でも迎え入れてくれるのが、
銭湯ですよね。
博多にはちゃんと銭湯がありました!
やっぱり銭湯ですよ。

鶴亀湯さんです。

入り口が素敵。
ビル銭湯のこんなとこを発見した時、
しびれますよね。



*不思議な形
今まで見たことない浴室の形。
いや、他にはないでしょう。
間取りフェチにはたまらないでしょうね。女湯は図面的にはこんな感じ。

なぜかサウナが浴室からではなくて、
脱衣所から入るのです。
ちょっと出入りしにくいかな。
後付けしたのかな。

とにかく至る所が不思議な形で、
銭湯なんだけど いい意味で違和感です。
だから・・・絵にすると、
下手くそな私は
こんな感じに描いちゃいます笑。

確か壁に入口みたいな
ワンポイント鶴亀がいたような・・
気がするのですが
妄想かもしれません。
(すぐ書かなかったせいで記憶が曖昧に汗。でも曖昧なとこは素直に書きます)

*番台の安心感
そんな珍し空間ですが、
脱衣所は至って安心感があります。

やっぱり番台が
脱衣所を向いているのは良いですね。
奥様はいろいろ話しかけてくれました。
訪問したのは連休のせいか、
車中泊で銭湯に来たという人もいて、
なんだかワイワイコミュニティ。

でも最後は
閉店のギリギリまで
奥様と2人でしゃべってました。
牛乳飲みながら、
髪乾かしながら。
今思えば、不思議な造りの理由でも聞けばよかったのですが。
なんだか旅人の気持ちが高ぶり、
旅の話を沢山聞いてしまいました。

昔は博多界隈にも3、4軒あった銭湯が今は鶴亀湯さんだけになり、がんばっていかなきゃねと奥様はおっしゃっていました。
最後に、浴室の電気を番台に座りながら
物差しでバチンと消した奥様の笑顔は
あたたかかったなぁ。

福岡は一泊だけでしたが、
そこを彩るような素敵銭湯でした。

*ケロリン桶あり
*藤籠あり
*牛乳あり


やすこ。


【太平洋フェリー】海の上の浴室 さんふらわあさっぽろ

2015-01-16 23:26:01 | 銭湯レポート
~船の上の贅沢~

今更 年始の話で恐縮ですが
今回は東京へ戻る際に飛行機ではなく、
苫小牧(北海道)発→大洗(茨城)行きのフェリーで戻りました。


フェリーは昔から
家族で北海道から青森そして車で東京、
学生時代は一人で東京から北海道
と度々利用したものでした。
今回は社会人になってから久しぶりのフェリーでした。
フェリーの醍醐味は、
ゆったり流れる時間、景色なのですが
そこを彩るのが船デッキと・・・
お風呂!!
やっぱりお風呂。

昼は壮大な海原。
夜はヒタヒタと静かな月夜の海。



~船の中の浴室~
フェリーの浴室はやはり天井が低いです。
でもその分、
洗い場は広く、窓から広がる景色があるから何も窮屈さを感じません。

ちなみに浴室の窓の高さは、お湯に浸かっている状態では景色が見えない位にちょい高め。(私は座高が高いですけどね笑)万一他の船が近めのとこを通った時に、見えたりしないようになのかしら・・なんて思いました。


またこれまで気付かなかったのか、サウナもありました。
出航の際にビールを飲んだせいか、珍しく船酔いに教われていたのですがお湯とサウナですっかりなおりました。

お湯はぬるめ。
幅広い年齢層、果ては国の人が来るから、適温なのでしょう。
またぬるい分、景色に浸れるからちょうど良い。

サウナは窓無し。
そこからの開放感のためなのか、
水風呂はとっても冷たい。本当に水です。
あまりサウナは使っている人はいなかったかなあ。


~我流楽しみ方~
楽しみ方という程のものではありませんが、
フェリーの船に入った際は
浴槽の上に換気口がある場所で浸かります。
外界の空気?なのか単に換気なのか、
冷たい空気が直下におりてくるのです。

その場所にいると、少しばかり露天風呂の様な気分が味わえます。
という、場所だけの話です。
でも演出は大事ですよね。
もしフェリーでお風呂に入る方は探してみてください。


**今回も北海道の銭湯のように、ロケーションそのものが価値があるお風呂でした。大海という自然そのものは、強い。
お風呂も場所に合わせて、どうあるべきか考えれているのでしょうね。
もしお風呂好きな方で、フェリーにお風呂がある地を巡る方は是非オススメです。
こんな感じで自然が包むお風呂に洗われて、
まっさらな気持ちで関東の銭湯に癒される1年がはじまりました。
出港です。



やすこ

【北海道銭湯】札幌 湯屋サーモン

2015-01-12 12:26:35 | 銭湯レポート
~サーモンの如く戻ってきた~

「湯屋サーモン」

祖父母と家族で何度か訪れた事がある銭湯「湯屋サーモン」。
銭湯価格だけど、スーパー銭湯のカテゴリかな。


~低温はおしゃべりに最適~
真っ先に入ったのはジャグジー付きのぬる湯。

熱湯好きには少々物足りない気もするが、
祖母とゆっくり世間話をしながら浸かるぬる湯はちょうどいい。
銭湯を何のために使うか、
によって熱湯とぬる湯のどちらが適するかは異なってくると改めて思った。
そして昔女性ならではの会話を
よく女湯で祖母や親戚で話した事を思い出した。
(そう、わが親戚は昔から銭湯や温泉好きだった・・)

また、ぬる湯でも長く浸かっていれば小鼻から汗も出る。
ぬる湯の良さを祖母に教えてもらった気がする。

~広々露天~
露天風呂は熱湯とぬる湯の両方があった。

熱湯の方にはテレビも付いていて、
その隅に雪がつもっている。
ここでもいたよ、雪が。
唐突に存在する雪は、関東だったら必死に掻いてしまう気がする。
でも気にする程じゃないと、皆考えているのではないだろうか。
そしてその雪は昨日に引き続き風情を出していた。

~サーモン食べれるのですか~
湯屋サーモンって、すごい名前。
おいしいそうな屋号。
と、以前から思っていたけど。
改めて祖母に理由を聞いたら「運営会社が魚屋なのでは」と。
確かに鮭の分布図等、漁業関係者っぽい装飾が沢山ある。

のれんも鮭が泳ぐ絵柄で、これらが渋い。

でも私はみてしまった
「なぜ湯屋サーモンなのか」という看板がこそっと貼ってあるのを。
「お客様が鮭の様に、戻ってきて欲しいという願いを込めています」と。
確かに。鮭は産卵のために戻るのですよね。
必死に、川を上る。
(道民ですと小学校でその川上りの映像や、
 社会科見学をした人が多いはず。)
それを読んで私は思いました・・
「戻ってきました」と。

以前から自分が銭湯好きに至ったのには、
祖父母や家族親戚と温泉や銭湯に行った事が
起源に尽きるとおもっていましたが
まあ・・そういう事ですよね。
なんだか笑えてしまいました。

そしてじんわりあたたまって、帰宅しました。

ちなみに休憩場にあるお水が美味しいです。
持ち帰らないでって書かれているくらい笑。

うん、またサーモンのごとく帰ってきますよ。
という事で施設そのものも素敵ですが
屋号が胸熱の銭湯でした。


*ケロリン桶あり
*食堂あり
*ホームページに割引チケットあり

やすこ

【北海道銭湯】札幌市 なごみ湯

2015-01-03 20:26:25 | 銭湯レポート
~ベッドタウンにある源泉掛け流し~

みなさま、
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

銭湯OLは北海道札幌市に帰省中です。
初湯は近所のなごみ湯
というところで迎えました。

スーパー銭湯と言うのか、
銭湯と言うのか、
温泉と言うのか。
よく私にはわかりませんが、
私には癒しスポットです。

入り口。
なごみ湯があるあいの里という場所は、
札幌市内でトップレベルの豪雪地帯笑。
1月でこんなに積もるなんて・・。


でラインナップはこちら。

天然温泉ではなく、
源泉掛け流しという文言にドキドキ。
しかし本当かなという、半信半疑。
だって住宅地にある銭湯だから、ねぇ。


~お湯に感動~
とりあえず、
源泉掛け流しに入りました。
びっくりした。

加熱消毒はしているようでしたが
(もちろん加熱消毒したお湯だとNGな方もおりますが)、
加水はしていない源泉です。
しかも強い塩泉!
茶褐色で結構しょっぱいです。

後で成分表をみたら、
「塩化物強塩泉」
と書いてありました。
ホームページには塩泉の成分が
書いていないから、
忘れてしまったのですが・・
強めの塩泉です。

丁度顔に乾燥からきた
お肌の赤みがあったのですが、
こちら綺麗になおりましたよ。


~露天風呂から見る星~
この強塩泉が露天風呂でも
浸かることができます。

湯船はたて長。
そこから塀までの距離はあり、
雪が綺麗に積もっていました。
地元を苦しめる雪ですが、
今ばかりは優しくしか見えません。
そんな堀前は
凝りすぎているわけではないのですが
ライトも綺麗に灯されていて、
ホッとします。


そして星が綺麗。
チカチカとまばゆい。
またたき、とはこうゆうことだなと思いました。
やっぱり寒いところ、
郊外は空が綺麗です。
そしてキンキンに冷えた外気笑。
この自然が、一番の贅沢。

地元となれば、
もうこれ以上のものはいらないです。
ただの住宅地に
ちゃんと塩泉が湧いていることが
幸せです。

普段は美しい壁画や建築、
そして人柄に心あたためられている私。
その一年のお湯スタートが
シンプルだけど揺るぎない地元から
初められたことはハッピーです^_^

皆様もよい一年でありますよう。


**あまりにも内装を端折っているので、パンフの写メを貼り。


そしてホームページリンクを貼り。
なごみ湯札幌あいの里
札幌駅からJR学園都市線で30分ほどかかりますが、機会があれば是非。


やすこ