銭湯OL日誌~銭湯ガイドマイスターへの道~

お風呂。特に銭湯が好きです。現在「銭湯検定3級」を持ち、次回の2級に向けて勉強中。【関連】銭湯OL、銭湯、銭湯検定、

【東京銭湯】大塚 大塚記念湯

2016-09-25 09:26:36 | 銭湯レポート
〜宇宙は広い〜

宇宙船がある銭湯として有名な、
東京都、大塚駅近くの大塚記念湯さん。


〜ただの宇宙じゃない〜
脱衣所に宇宙船のイラストが。
イラストとはいえ、限りなく写真のようなイラスト。
また、イラストの色合いがなんとなく80年代の色合いで、なんとなく懐かしい気持ちになります。

そして、宇宙船のイラストは天井に貼られているものの、側面の壁がカーブしていてそこまで宇宙船。だから、すごく立体的に宇宙を感じます。

小さい子なら、うれしくて、はしゃいでしまうかも。


〜奥行きがある花畑〜
浴室に入ると、壁面はお花畑。

黄色い花だけと、やや大振りな群れがあるから菜の花ではなさそう。
宇宙から続いて観るから、宇宙船を旅した果てがお花畑、、みたいな物語ができそう。
(実際、私の好きな米米CLUBで、宇宙船が帰路につく時の歌で「コロンビアのお花畑」という歌がありました笑。)

お花畑の稜線はなだらかで、でも上下しているから奥行きを感じます。

宇宙に続いて、立体的な空間。
ここはビル銭湯ということ、忘れてしまいますね。


〜リズミカルな浴槽〜
浴槽たちも立体的といえます。

まず、水風呂とシルキージャグジーのある浴槽は一段高い高さにあり、少し浴室を見渡せる位置に。
シルキージャグジーはぬるめなので、ゆっくり鑑賞できる豊島区のイラストが飾られていています。

また、寝湯は奥まった場所にあり寝て楽しむことを徹底できる場所に。

意外にスイッチ式のジェットが熱湯めで、
でも一定時間楽しむジェットが熱くあることは回転率的にも、あたたまり的にも合理的かもしれません。
(単に埋めにくいという可能性はありますが)

その真ん中に位置する薬湯はぬるめで、長めに入る方も多く。

と、まぁ考えすぎかもしれませんが、
それぞれの浴槽の在り方がしっかりしていて、リズミカルに浴槽を楽しめますよ。


〜銭湯お遍路への心遣いに感謝〜
銭湯お遍路のスタンプ帳をお願いすると、
なんとジップ袋とシールをいただきました!!

お遍路をしていて、心遣いを受けたことは初めてです。
お遍路は、常連さんみたいに勝手もわからないし、普段行かない銭湯にはドキドキしながら行くもの。だからこんなアイテムいただけたら、歓迎してもらえてあるんだ、、、とうれしくなりますよね。
ホーム銭湯も好きだけど、冒険したくなるのはこういう志に触れられるからです(^_^)ちなみに、カウンターのお姉さん、美人で優しいし、物腰も綺麗で、ああまた行こうって、、まさに人柄銭湯でした!


***宇宙船の脱衣所がある銭湯、以上のことを沢山発見できました。サウナもマッサージもあるみたいだし、また行かなくてはです。




*ケロリン桶あり
*牛乳あり


やすこ。

【東京銭湯】江古田 浅間湯

2016-09-24 06:26:39 | 銭湯レポート
〜気になって仕方がない「謎の壁画」〜
浅間湯さんの第一印象は「神話」。
それもこれも、不思議で強烈な神話めいたタイル壁画が描かれているのである。
その不思議さはなかなか真似出来るものではないが、
ざっくり言うとこの様なデザインである。

左の女湯は、女神が風に吹かれ、世界を動かし、太陽を操っているかの様な様子。
右の男湯は、男性の神が風を切り、いさましく月と共に進む様な様子。
基本的に抽象的なモザイクタイルなため、正解はなさそう。
でも、もしかしたらモチーフとなる神話があるのかもしれない。

そんな神妙さとともに、この神々の顔やポーズが(芸術として理解しつつも)・・・面白い。かわいい。


〜麦飯石風呂で快適な湯〜
この麦飯風呂という点を湯上がりに気付いた、残念な私。
麦飯石は薬石で、その石は水中の有害な無機物有機物を吸収してくれる効能があるそう。

思い返せば、浴槽は茶色でレンガ色の浴槽だった。
珍しく銭湯メモにも私は「浴槽レンガ色」といちいち書き残している。
それくらい視角を通して感覚的には解るなにかがあったのだと思いました。

そんな麦飯風呂がある浴室のレイアウトはこちら。

レンガ色の浴槽と同時に視覚的に楽しめたのは、
ジャグジー浴槽内の赤いライト。
たまに浴槽内ライトはありますが、この神話系壁画に
赤い浴槽ライトはすごく雰囲気的に合っています。

お湯自体は熱すぎず、またジャグジーは勢いがよくて気持ちよく、
水風呂は冷たすぎなく、どれも程よい感じでした。


***今看板を読むとサウナを「コンフォートサウナ」と書かれています。

最近サウナがある浴場は覗こうという探究心が有るのですが、
結局看板やカウンターで見過ごして機会を逃している・・・。
気をつけよう、看板は入る前に良く読むべし と思いました。

ついでに言うと看板に「フロント式」と書いてあるのは、
恐らく番台式に抵抗があった人向けなのでしょうかね。
看板、読み解くと面白いです。
ちゃんと読みます、次から。


〜おまけ・ちゃんとした腹ごしらえにベスト「キッチン男の晩ごはん」〜
浅間湯の暖簾からすぐに見える「めし」の看板。

「キッチン男の晩ごはん」という、ネパールからいらっしゃったご夫婦が営む超おいしい定食屋さん。

とにかく味付けも病み付きになりそうな美味しさ。

海外からお越しの方とは思えない、美味しい味と流暢な日本語。少し集められている漫画。
この店主さんが銭湯を経営したら、さぞ素晴しいだろうな・・・とい脈絡ないこと思いました。
是非、浅間湯とセットで行ってみてください!!


やすこ。

【イベント】銭湯から生まれた!マッサージチェア今昔展」

2016-09-18 06:26:24 | 銭湯情報
〜「銭湯から生まれた!マッサージチェア今昔展」〜

「銭湯から生まれた!マッサージチェア今昔展」のご案内を頂きました。
訪問は最終日になってしまいそうなので、先に折角なので告知。

”日本で初めてマッサージチェアを量産したフジ医療器が、
現存する第一号機(レプリカ)を東京にて初めて一般公開いたします。
銭湯と密接な関係のあるマッサージチェアの資料展示もあります”との事。

フジ医療器さんは、以前銭湯ナイトで
初代銭湯でのマッサージチェアの箱模型をプレゼントで頂いた事が記憶にあります。
気になりますね!

日   時 : 2016年9月16日(金)~27日(火) 10:00~21:00
         ※16日(金)のみ13:00~21:00

ソラマチ近くの浴場と言えば、スカイツリーから数分でいける浴場薬師湯さんが印象深いです。
せっかくなので、展示と一緒に墨田区の銭湯に行ってみてもいいかもしれません!


リンク


やすこ。

【東京銭湯】人形町 世界湯

2016-09-17 06:26:02 | 銭湯レポート
〜ダイナミック空間〜

でかい。
東京都中央区の世界湯の浴室に
一歩踏み入れた際の感覚はまさにそれでした。



とにかく、湯気抜きも、ペンキ絵も。
もちろんそれぞれのパーツを比べれば、
等しい規模の銭湯は他にもあるかと思いますが、とにかく圧倒のスケール。


〜ダイナミックな壁面〜
久々の女湯に中島さんの富士山ペンキ絵があり、この浴室のダイナミックさに拍車をかけています。

富士山は大きく、とても気持ち良く映えています。
広々とした浴槽の手前によく合う富士山麓の清流も、とにかく空間に馴染んでいます。
一方、男湯に見える連峰もかなり険しくてきっと男湯には男湯の迫力がありそう。


〜ダイナミックな浴槽を効率よく使う〜浴槽もやはり大きく、
浴槽内で腰掛けできる段差があります。
もしかしたら、浴槽の容積を減らす意図もあったのかもしれないけど、ちょうど良く機能しています。

また熱さは結構熱めです。
お友達から聞くに、世界湯さんは熱湯でも有名だとか。
ただ、ピリピリして動けないってほどの熱湯ではありません。ちゃんと芯から身体があたたまります。冬はたまらんでしょう。



〜信頼関係の脱衣所〜
脱衣所は、私が行った日は入浴デーで混雑していたせいか皆様籠に衣類や荷物を入れていました。
※鍵付きロッカーは無と投稿時に記載しましたが、奥行きがあり、ランナーさんも使える鍵付きロッカーありと読者さんからご指摘いただきました。申し訳ありません。

ちなみに、脱衣所からのガラス戸前は置き物も少ないため浴室も良くみえます。
脱衣所の信頼関係のために、世界湯さん自身も良い空間を自然とつくってくださっているのですね。

また、皆様手際がよくて、風呂敷の方も他の銭湯より多かったです。ちょっと賑わってきても、全然気になりませんでした。


〜隅々まで楽しい。お庭〜
世界湯さんの脱衣所は浴室も、番台の奥様とのおしゃべりも堪能できて居心地が良いです。

それらを満喫して帰ろうとしたとき、
脱衣所からみえる庭に熔岩がしっかり構えられていることを発見。
暗い中でもしっかりと存在感です。



***ダイナミックな空間はそれだけに尽きなく、とっても工夫が凝らされていて気持ちよい入浴でした。

行った日は「中央区湯遊入浴デー」で区在住の方は100円で入浴できる日なため、浴室脱衣所ともに大変人がおりましたが、そんな忙しい中でも 入浴デーのことを教えてくれたり 案内が丁寧なおかみ様。絶対この世界湯は人柄銭湯です。

また、普通の営業日におじゃましたいです!!


*ケロリン桶あり
*お釜ドライヤーあり


やすこ。

【東京銭湯】三軒茶屋 駒の湯

2016-09-11 06:26:34 | 銭湯レポート
〜ビタミンオレンジパワー〜


三茶の駅から6分くらいで行ける銭湯、
駒の湯さんに行きました。

入口にタヌキが。可愛らしいです。
思えば銭湯で福助とか七福神はみかけますが、狸は珍しいかもですね。


〜ビタミンオレンジ〜
壁面はタイルで壁画はありません。
でも、各面にアクセントでオレンジ色の模様がデザインされています。

主張すぎるデザインはありませんが、
ベースが清潔感ある白の上にオレンジ色が乗ると際立ちます。
なんとなく、元気がでてくる感じ。
ビタミンオレンジ、ですね。

また窓景や、富士山の写真バスポスターも三枚ほど貼られていました。
個人的にはオレンジ模様が良いし、
なくていい気がしましたが、
こうして工夫をしようという気持ちが嬉しいですよね。


〜優しいエレキ〜
浴槽は全般的にあぶくの勢いがよいです。世田谷は富士見湯さんも勢いよかったし、そのようなエリアなのでしょうか。

そして逆に電気風呂は、電気が低めで安心して入れました。「低電波」?みたいな看板があり、刺激が低いことがウリみたいでした。
私は実は電気風呂が嫌いではないけど、あまり好きではありません。
でも駒の湯さんの電気風呂なら大丈夫だし、気持ちよいなと思います。
電気風呂が苦手な人は是非。


〜飽きないサウナとは〜
最近太ってきてしまっているので焦り、
意識的にサウナ券を購入。

たまに無料サウナでサウナのよさは知っていた筈ですが、
サウナ、いいですね!
特に駒の湯さんのサウナは、、
サウナの中だけ演歌がかかっているんです。
王子の金星湯さんもサウナは演歌でしたが、やはりこれは方程式級にマッチしています。

ちなみに私が最初入ったときは、
津軽海峡冬景色でした。
そう、曲がかかっていると、
この曲のサビまでいようかなとか
この曲おわりまでいようとか目処がたちます。
さらに演歌だと嫌いな歌手もなにも無くほぼ無条件で愉しめる。
サウナの中の演歌最強です。

ちなみにサウナ自体は清潔感あり、
2段式の木目サウナでした。
演歌のおかげで、堪能することができました。

また、サウナあがりの水風呂はレイアウトが良かったです。
サウナ利用者もそうじゃない人もゆっくり楽しめる、細長い浴槽。

細長いと、目線の置き所に困りません。


***細かいこと書いてしまいましたが、やっぱり壁面のオレンジの気持ち良い印象ですね。そして、賑やかで活気があり、みんなチャキチャキっと挨拶をしてくださり気持ち良い銭湯でした。


***おまけ
駒の湯さんから徒歩15秒圏内にある
お箸で食べる洋食屋さんTABEROYAさん。

たらこスパゲティをいただきました!
「普通のたらこスパゲティとは違う」
とメニューにあるように
たらこがプチプチで全体にからまっていて、味付けも美味しいです。

ガーリックトーストも絶品らしく、
友達と一緒に駒の湯さんと合わせてまた行きたいなと思います。

TABEROYAさんリンク


やすこ。