銭湯OL日誌~銭湯ガイドマイスターへの道~

お風呂。特に銭湯が好きです。現在「銭湯検定3級」を持ち、次回の2級に向けて勉強中。【関連】銭湯OL、銭湯、銭湯検定、

【東京銭湯】吉祥寺 よろづ湯

2014-12-21 20:26:55 | 銭湯レポート
~異国につながる銭湯~


吉祥寺も街並みが変わった。
ユザワヤがどんと構えていた駅ビルもおしゃれに変わり、
ちょっと寂しささえ覚える。
でも懐かしさがまだ残る
ハモニカ横丁も近くにある。

そんな吉祥寺にあるよろづ湯。



~旅をしよう~
よろづ湯のペンキ絵は中島さんのペンキ絵。ただ、富士山ではなく、山脈はない佐賀県の景色だそう。

こうして凸の湯気抜きに、
富士山以外のペンキ絵があると、ちょっと異空間に来た気分。

私はこの景色が好きだ。
ちょっと無の境地になれるような景色。
主張しすぎない、包むような壁画。

それとは対照的にペンキ絵上の縁取りは、黄色にオレンジのライン。
なんだか異国情緒あるフレームだ。
ちなみにペンキ絵の日付は11/26といい風呂の日。


~モザイクアート~
洗い場の上は粒がランダムな形のモザイクタイルだ。
よく見ると、ブドウの房がたわわに実っている。
こんな感じに。

普段、洗い場の絵は、
自分のカラン前以外は他のお客様の手前、じろじろ見れない。
けれどブドウの房は
複数に連なるデザインで
洗い場の上に広がっているから、
自分のカランの上のブドウと
じっくり向きあった。
上品なブドウだった。
こんな感じに、ペンキ絵も、
洗い場もアートさがあふれている。

ちなみに
女湯の洗い場に柱がどすんと刺さっている。

これは建築上の理由があるのだろうけど、
ちょっとアートな意味合いを感じてしまいそうだった。


~海外とつながる番台~
番台のお父様は発展途上国の
ボランティアをしているそうだ。
それも地道な活動がありながら、
ホームページで発信されているというから驚き。
今では簡単にできるホームページもあるけど、htmlとか勉強されたそうな。
番台で。
確かによくよく考えてみると、
番台はなんでもできる小宇宙だ。
その空間と時間を生かして活躍されている方はいそうでなかなかお会いしたことがなかったなぁ。

ちなみにお父様はイラストにも強い。
銭湯のボイラー室の3Dのイラストなどをみせてくれた。

お父様は確かに、
番台から世界につながっていた。

ちなみに現在はあまりHPに力を入れていないそう。
なぜなら、もっとやりたいことがあるし、もういいのさ・・と。
めちゃくちゃ明るい野望を感じた。

常連さんとも
初心者さんとも
本気の会話で笑えるお父様は素敵だ。

カウンター式ではなく、
旧式の番台であることの
新たな意義をお父様から教えてもらった気がした。

吉祥寺でよろづ湯が
長く続き、愛されている訳がわかる気がした。


*牛乳販売あり
*名古屋のドリンクローヤルトップあり

デカビタやオロナミンが甘くなったような味でなかなか珍しい体験でした。



やすこ。

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