何度も登っている大文字山ですが、今回は毘沙門堂跡から登ることに。毘沙門堂跡は枝垂れ桜や紅葉で有名で一度訪れたかった古刹です。登山道の下見もかねて行きました。
調べてみると比較的楽に登れそうでした。ところがいろいろ登山コースがある中で一番難路を選んでしまったようでかなり大変でした。
コース JR山科駅~毘沙門堂跡~Aコース~京都一周トレイル・東山 44-2~七福思案処~南禅寺~阪急・京都河原町駅 時間 5時間30分(休憩含む) 距離 約8,5km
山科駅を下車すると大きな看板があり迷うことなく毘沙門堂跡に着きました。急な階段を登ると仁王門があります。そして本殿に。現在屋根の葺き替え工事です。
本殿の周りを散策していると見事な南天の実が…赤い葡萄のようです。梅も青空に映えて綺麗です。
毘沙門堂跡脇の道に道標がありました。ここを進みます。森の中に幼稚園がありました。
道幅が広くて歩きやすい道が続きます。後ろから男性が来られて「この道は通行止めになっているのでは?」と言われます。「何の表示もなかったですよ」と私。「そうですか」と言われて先を歩いて行かれました。後から2人連れの男性も追い越していかれました。ほどなく(通行止め 大文字山には登れません) の看板がありました。先に会った男性は引き返されました。今まで何度も通行止めになっていても通れたことがあるのでそのまま進んでしまいました。
進むにつれて周りには倒木が多くなって少し不安になりました。でもどんどん進むと倒木だらけです。登山道が完全にふさがれ分かりません。ところどころにある赤いテープを頼りに倒木を潜り抜けたり、乗り越えたり、丸太橋を渡ったりしました。
今まで経験したことのない悪路 難路でした。約40分倒木と格闘してやっとまともに歩ける道に出ました。それから40分ほど登って(まだ倒木もありましたが) やっと京都一周トレイル道・東山44-2 に出ました。
疲れてしまい今回は大文字山登頂は諦めて下山しました。トレイル道が歩きやすく感じて嬉しかったです。
七福思案処からいつものように南禅寺に下りました。奥の院の滝に着いて山歩きは終了です。
白川沿いを歩いて帰ります。白川に「枯芙蓉・フヨウの果実」を見付けました。綿毛に包まれているようでほっこりします。アオサギがゆっくりと歩いていました。
帰りの電車の中での会話です。「今日のコースは最悪や。ようこんなコースを選んだなぁ~」と家人。「分かってたら歩けへんわ。でも知らなかったところを歩けて良かったね」と負け惜しみの私。「二度と悪きたくない」と家人。家人の二度と歩きたくないコースがまた増えました(笑)。私は振り返ると楽しかったです。無事に歩けて上出来です。でも高齢者2人で歩くコースでない気もします。