1月12日、本寺お導師へ書面をお届けに、乗泉寺に上がりました。
新年あけてから3度目の乗泉寺。毎月、本寺にあがる回数は片手じゃ足りないと思います。
夜の乗泉寺は幻想的です。少し寒かったけど境内を眺めて写真を撮りました。
ボクはバリバリ動ける47歳。そして、本寺までクルマで40分。直系の末寺。
えらいお導師と違って、気軽に顔を出せる。本寺で所属していたので、勝手が分かる。
ですから、動きやすいので、なるべく雑用はさせて頂きたいと、いつも考えています。
所用がすんでから本堂でお看経をあげました。19時15分。5名のご信者さんがお参りされてました。
そのうちの1人は、お拍子木を打っていました。
広い本堂ですから、音が響きます。そして反響しますから、前と後ろでは、お看経をあわせるのは難しかったりします。
各自でお参詣する時間帯、導師役がいない時のお看経は、周りとお題目を揃えるのが結構むつかしいかも知れません。
やがて、お拍子木を打っていたご信者が、お拍子木をとめました。もう帰るのでしょう。
お拍子木をとめる時のやり方がみごとでした。
周りの方々の邪魔にならないように、そーっと静かに、徐々に音を小さくしていって、たたくのをやめたのです。
勢いよく叩いていて急にやめたら、他のお参詣者がつられてしまいます。それをしないように気遣ったのです。
自由にお参詣しているのですが、他のお参詣者と調和をはかってお看経されていました。
じつに素晴らしい。ささいなことですが、えらく感動しました。
本寺のご威光が倍増して、しっかり一本でまとまってご弘通できますように。
全宗門人が異体同心でご奉公できますように。
ありがたいという、随喜の思いがひろがりますように。。。
お師匠としてご剃髪くださった日晨上人の御33回忌がもう来年にせまっています。
月日の経つのは早いものです。