今日は、入院中のご信者さんのお見舞いで、板橋にある病院を訪れました。
病室に入るとそこには、98歳の高齢者が必死に病と闘っている姿がありました。
『お久しぶりです』 『元気出してくださいね。そして、早くよくなって下さい。』 こう、お見舞いの言葉を伝えましたが
よく聞き取れていらっしゃらない様子です。
持参した花かごを見せながらあらためて名乗りました。 『お寺の清純です。お久しぶりです。』
そのあとは、お見舞いの言葉を、やわらかく、そして何遍も、ゆっくりと伝えるのみでした。
病室にいた時間は10~15分程だったと思います。 帰り際にもう一度、『清純です。早くよくなって下さいね。』と
申しますと、『はい!』と大きな声ではっきりと御返事下さり、続いて『ありがとうございます』と言って下さいました。
まさしく、勇ましくご奉公されていた頃のおじいちゃんの声でした。 実にありがたかったです。
できれば近日中にもう一度お見舞いさせて頂き、病室ですからささやく程度の声ですが、少しゆっくりと
お看経させて頂きたいと思います。
どうぞ、ゆっくり休んでよくなって下さい。 合掌。
今から15、6年前になりますが、福与さんという85歳(当時)の方がいらして、近くのキリスト教系の老人施設に入られていました。近くなのに行ってあげられてないと気づいて伺うと「よく来てくださいましたね」と杖をついて談話室に来られた姿を今でも良く憶えています。そして曰く「ここはねぇ、ヤソ教でしょう?讃美歌を毎日歌うんですが、私は絶対に歌わないんですよ!拳を握って心中で宗歌を歌っているんです」と話されました。気骨のある男性信者さんでした。この方のお兄さんが寮長をされていた関係で富士飛行機七里ヶ浜療養所が現在のお寺に売却される因縁につながっているそうです[E:sign03]
この先述の福与さんはお見舞い後、約半年の寿命を全うされ寂光に旅立たれました[E:sign03]お兄さんの功労とご本人の「但信無解」のご信心前で後継者はいませんが、霊廟の物故功労者納骨檀に入られています。毎日御参りさせていただいております。長くなり恐縮です[E:shock]
P.S.先日はありがとうございました[E:sign03]
コメントありがとうございます。
また、先日はありがとうございました。久しぶりに楽しいひとときを過ごせました。来月はヨコハマ・蒔田にて開催ですね。後日あらためて、日程調節のご連絡をさせて頂きます。よろしくお願い申し上げます。
さて、福与さんのお話しの如く、お寺・教務が、信徒と共に一生涯歩んでいくことと、未来永劫に亘ってご回向させていただくこと。これは必然で、共に信心させて頂くというコトは、まことに浅からぬご因縁だと感じます。
子ボンちゃんさまの、ご信者への暖かい想いには、いつも頭の下がる思いです。
合掌
思い立ったら早く行け!とても大切なことだと思います。
拝見して、とても暖かい気持ちになれました。清純御住職らしいです。
自坊では一人暮らしの年配の方が多くいらっしゃいます。無縁社会などと話題になっていますが、そういう方へのご信心の側面からのケアーの大切さを痛切しています。
こうしたことも、考えてるだけでは駄目!早く行けですね!
勉強になります。
ありがとうございます^^
早く行け!は、三世日豊上人の口癖でした。
因循な小僧は、師匠のお言葉を頂いて改良させていただくばかりでございます。
m(_ _)m