齋藤大悟 : Daigo Saito

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今年一年の感謝と御礼

2023年12月29日 | 山の麓

早いもので今年も残すところ僅かとなりました。先週は大雪に見舞われ家族総出で雪寄せをしましたが、今日は穏やかな天気で午後から少し小雨が降る程度。田んぼの雪はずいぶんと解け、空には鉛色の雲が重くのしかかる景色がありました。

今年は2月から3月にかけて宮城県気仙沼市のリアス・アーク美術館、6月には地元象潟町のRAMOギャラリー、そして9月から11月にかけて秋田県潟上市の小玉醸造株式会社内・ギャラリーブルーホールにて展覧会の機会をいただき、おかげさまで無事に終えることができました。ご来場くださった皆さまをはじめ、携わってくださった皆さまからの多大なお力添え、展覧会を通して伺った貴重なお話やご感想は、わたくしの大きな財産であると同時に大きな原動力となっています。今、あらためてこの気持ちを感謝と御礼という言葉で申し上げたいと存じます。

海との対話は尽きることがありません。常に何かを問われているような気がします。それは海を前にしているときだけではなく、普段の営みの中にも浸透して、世の出来事、動向と密接なつながりをもって問われる思いです。

今年も拙ブログをご覧いただき誠にありがとうございました。来る年も何卒よろしくお願い申し上げます。どうぞ良いお年をお迎えください。

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感謝と御礼 ギャラリーブルーホール企画展 Dialogue: with Waves

2023年12月01日 | イベント

約3ヶ月の会期で開催させていただいたギャラリーブルーホール企画展「齋藤大悟写真展 Dialogue: with Waves」は、本日、撤収・搬出作業を済ませ、全日程を無事に終えることができました。ご来場いただいた皆さまにこの場を借りて感謝と御礼を申し上げます。そして、小玉醸造株式会社・小玉真一郎社長を始め、美術史家・山本丈志さん、インテリアデザインWall&D代表・佐々木亜紀さん、関わって下さいました皆々さまにあわせて感謝と御礼を申し上げます。

それぞれの方が抱く海への思いやイメージを伺うと、共有の場としての海が見えてくるように思いますし、自分自身の中にある海の「深度」が増していくようにも思えます。深度が増すことによって、投影できる心情もより深くなるような気がします。図録のステートメントの通り、「波と風と光は私の思いに応えてくれるわけではない。悠久の時間の中で繰り返される光景に私の心情が寄り添っているだけのことだろう。」ということに尽きます。つまり私自身の寄り添い方が常に問われることになるのでしょう。そんなことを考えながら過ごした展覧会となりました。

齋藤大悟

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