この辺りにはハマヒルガオが群生している。今はまだぽつりぽつりとだが、そろそろ一面淡い色に染まって可憐に咲き誇る姿が見られると思う。
写真家・草彅裕さんのお誘いで夜の鳥海山へ。日本画家・山田美知男さんともご一緒させていただき、満天の星のもと、三人で思い思いに語らいながら夜空のドラマを堪能した。気がつけば空は白みはじめ、眼下に朝焼けを見て帰路につく。お二人に改めて感謝申し上げたい。
改称されてから初めて訪れる土門拳写真美術館。今日は学芸員さんのギャラリートークがあり、貴重なお話に理解を深めながらじっくり鑑賞することができた。土門拳が世界をどのように見て、考え、被写体に迫り、捉えようとしたのか、氏の表現が多角的に展覧されることによって、イメージがより鮮明になる思いがした。「写真家は瞬間の宿命に生きる芸術家である。」の一言は、土門拳の気概そのものに思えた。会期は7月6日(日)まで。