1 / 1 スケール / Nikon COOLPIX P5100
雨の降る一日となった日曜日。
にかほ市にあります金浦漁港へと足を運びました。
以前、マンボウと遭遇した場所でもあります。
そんなこの場所には、展示されているかのような置き方の漁船があります。
かなり以前からのようで、来る度に思わずカメラに収めてしまいます。
そして、防波堤を埋め尽くすおびただしい数の海鳥たち。
冬を象徴する光景がそこにあります。
1 / 1 スケール / Nikon COOLPIX P5100
雨の降る一日となった日曜日。
にかほ市にあります金浦漁港へと足を運びました。
以前、マンボウと遭遇した場所でもあります。
そんなこの場所には、展示されているかのような置き方の漁船があります。
かなり以前からのようで、来る度に思わずカメラに収めてしまいます。
そして、防波堤を埋め尽くすおびただしい数の海鳥たち。
冬を象徴する光景がそこにあります。
写真家・相原正明さんの写真展 「Spirit -オーストラリア植物物語- 」に行って来ました。
道中、やはり日本海側は吹雪に見舞われ、
そして仙台はビックリするほど穏やかな天候でありました。
富士フイルムフォトサロンでは相原さんと久々にお会いする事が出来、
作品を堪能しながら、たくさんお話を伺う事が出来ました。
植物達とコミュニケーションをはかるという意味。
もちろん僕たち人間においても極めて重要であるコミュニケーション。
お互いを尊重し、一方的ではないお互いの感情や想いの伝達やりとり。
やりとりの中で生まれる優しさや思いやり、気配り。
だからこそ見出せる力強さ、逞しさ。
この現代を取り巻く環境の中で、本当の意味での「コミュニケーション」が、
僕自身、出来ているのだろうかと深く考えてしまいました。
そういったお話から始まり、植物達の生育、
大地で繰り広げられる自然の姿、そしてカメラの話に至るまで伺う事が出来、
とても充実したひとときを過ごさせて頂きました。
お忙しい中、甘ったれ小僧である僕の質問に、
一つ一つご丁寧に対応頂いた相原さん、本当に感謝しておりますm(_ _)m。
地球の「Spirit」と共に、相原さんの「魂」も感じさせて頂いた今回の素晴らしい写真展。
また1つ精神の財産となり、雪の降る秋田へと帰路に着いた次第です。
写真家・相原正明さんの写真展 「Spirit オーストラリア植物物語」が開催されます。
場所は、富士フイルムフォトサロン仙台です。
相原さんとの出会いは、昨年の1月、同じく富士フイルムフォトサロン仙台で
開催された写真展「ダブルポートレート」を拝見させて頂いた時であります。
その後、土門拳記念館にご一緒させて頂いたり、トークショーを拝見させて頂いたりと、
大変お世話になっている写真家の方であります。
相原さんの、「タスマニアは地球のエッセンスです」という言葉と、
タスマニア、そしてオーストラリアに広がる大自然の息吹が聞こえてくる
素晴しい写真作品の数々。
大変深く印象に残っています。
そして今回は「Spirit」、すなわち生息する植物達の姿を通して、
地球の「魂」を感じてほしいという相原さんの強い想いと、
更には、植物と同じ有機体を含む銀塩フィルムをもって、
その植物達とコミュニケーションをはかり展覧するという試み。
相原さんの「魂」と、地球の「Spirit」を堪能させて頂きたいと思っています。
◆
【 開催期間】 : 2010年1月21日(木) ~ 1月26日(火)
【 開催時間】 : 10:00 ~ 17:30
【 会場 】 : 富士フイルムフォトサロン仙台 / TEL 022(265)5330
写真家・小松ひとみさんの写真展 『 桜 逢瀬 』に行って来ました。
場所は富士フイルムフォトサロン仙台。
行く途中、日本海側は激しい吹雪でありましたが、仙台はスカッと晴れ模様です。
フォトサロンに到着し、会場に一歩足を踏み入れるやいなや、
ひとみさんの世界、そして素晴らしい桜の世界が一杯に広がっていました。
桜と共に繰り広げられる、そこに住まう人々の営みと、
何百年、何千年と悠久の時を超えて現代に生きる桜、そしてそれを取り巻く大自然。
そういった桜についての様々なお話を、ひとみさんより伺う事が出来ました。
10年以上に渡り、桜を追い続けているというひとみさん。
作品中の1本の桜は、村の各家々どこからでも見る事の出来る桜であり、
村人にとって、田植えの時期や生活を営む上での導きとして、
村と、そして人々と共にあるという事です。
ひとみさん自身、その話を初めて聞いた時にはじっとしていられなかったそうです。
そういった桜の背景にある歴史、受け継がれる思い、見守る人々の姿が、
作品を通して浮かび上がってくる様に思え、ひとみさんの想いと共に、
日本の風土と共にある「桜」の素晴らしさを堪能致しました。
◆
また、以前僕が富士フイルムフォトサロン仙台で写真展を開催させて頂いた際に
お世話になった方々ともお会いする事が出来、色々とお話をする事が出来ました。
何より、この仙台のフォトサロンは当初3月で閉館予定でありましたが、
大変嬉しい事に、移転して継続されるという事です。
関係する方々のご協力、ご尽力があったからこそだと実感します。
地方の文化発信拠点としても重要な役割を持つこのフォトサロン、
継続運営される事は、本当にありがたい限りであります。
こうしてたくさんの「想い」を感じさせて頂き、晴れ渡る仙台を後にした次第です。
※写真展会場の様子を示すデジカメ画像がありません事をご了承下さい。
燃え上がる / Nikon COOLPIX P5100
焼かれる小屋を見守る / Nikon COOLPIX P5100
焼かれる前はこんな感じ / Nikon COOLPIX P5100
行事そっちのけで遊ぶ子供たち / Nikon COOLPIX P5100
今日は地元の小正月行事である「小屋焼き」。
1月10日に建てた小屋を、皆で早朝から集まり焼きます。
この小屋は、杭と藁(わら)で建てたもので、
子供たちを始め皆の無病息災、地域の発展や豊作、
そして、子孫繁栄などを祈願する「才の神」の行事として、毎年行われています。
年々子供たちの人数も少なくなり、かつての賑わいには及ばないものの、
地域の皆様のご協力で継続されている歴史ある行事です。
大変冷え込む朝ではありましたが、小屋を焼く炎に体を暖めてもらいながら、
焼かれていくその姿を見守り、今年も良い年となるよう神様にお祈りしました。
行事そっちのけで雪原で遊ぶ元気な子供たちの姿が、とても印象的でありました。
立木の素顔 / Nikon COOLPIX P5100
より厳しい時にこそ、その人間の本性が現れるとよく聞きます。
「木」に置き換えて考えてみますと、厳しい季節である冬にこそ、
その木々の本質が見えてくる様な気がします。
あくまで、冬に葉を落とす木々が対象としての考えになりますが、
この季節、花や葉に覆われている時には隠れて見えなかった
きめ細かで脈々とする枝ぶりを確認出来、
その姿から、僕は凛とした逞しさ、強さ、暖かさ、静けさ、
そして枝の先々にまで及ぶ、独特の神秘的な繊細さを感じてしまいます。
人間としての僕は、より厳しい時にこの立木のような振る舞いをする事は到底出来ません。
しかしながら、その自然の見せるありのままの姿を見習い、
日常生活の中に生かしていけたらと感じます。
そんな事を考えながら、時折雪の降る中シャッター切った地元の風景です。
写真家・小松ひとみさんの写真展「桜 逢瀬」が開催されます。
場所は富士フイルムフォトサロン仙台です。
一昨日、自宅に写真展の案内はがきが届きました。
新年早々、とても楽しみにしている写真展です。
小松ひとみさんとの出会いは、昨年、僕の写真展にご来場頂いたのがきっかけです。
優しさと強さ溢れる、ワイルドでありながらスレンダーなお姿がとても印象的で、
写真について、表現について、貴重なお話を伺う事が出来ました。
以前、角館にあるギャラリー&カフェ「ぷかぷ館」を訪れた際、
ひとみさんの作品を拝見させて頂いた事があります。
もちろん、展示作品は素晴らしいの一言。
そして、ギャラリーでありながらカフェでもありますので、
館長の優美子さんより頂くコーヒーの、その格別の香りと共に堪能させて頂きました。
今回の写真展、作品に込められた想い、桜の素晴らしさ、
そして桜が大好きだというひとみさんの世界を、堪能させて頂きたいと思っています。
◆
【 開催期間】 : 2010年1月14日(木) ~ 1月19日(火)
【 開催時間】 : 10:00 ~ 17:30
【 会場 】 : 富士フイルムフォトサロン仙台 / TEL 022(265)5330
マンボウとNikon F3 / Nikon COOLPIX P5100
マンボウが釣り上げられました。
場所は秋田県にかほ市にあります金浦漁港です。
◆
事の発端は、新年早々ひょんな事から
名機 Nikon F3 を譲り受ける事になったのがきっかけです。
お正月の酒の席にてカメラのお話をして頂いた方、
なんでも、このNikon F3を買ったものの全然使っていないとの事。
そして僕が写真活動をしている事を人づたいに聞きいたそうで、
このカメラを使って、もっと「地元を撮れっ!」という事で譲り受けました。
なんともありがたく、なんとも身が引き締まる思いでありました。
その譲り受けたカメラの試し撮りのため、
にかほ市の金浦漁港を訪れたのが、事の始まりとなります。
◆
一人の釣り人の針に掛った魚がマンボウ。
入り江となっている漁港の堤防からでは、その重量のため上げる事が出来ず、
マンボウを海面に漂わせながら、遠くの砂浜を目指して移動します。
僕はちょうどそのタイミングで立ち会う事が出来、
首からぶら下げ、モノクロフィルムを装填していたNikon F3にて、
その様子を撮影させて頂きました。
マンボウをこのような形で目の当たりにするのは初めての事であり、
また、譲り受けたカメラの初撮影という事もあり、テンションが上がります(^^)。
しかしこのカメラ、実にイイ感触であります。
フィルム巻き上げから、焦点・露出を確認して、この時とばかりにシャッターを切り、
そしてまたフィルムを巻き上げる・・・。
僕はオートフォーカスカメラ育ちであり、このようなカメラに触れる機会は少なく、
自分の様な者には難しくて使えないと思っていたのです。
しかし、撮影する際のその小気味良さやスムーズさを体感してしまうと、
なんとか使いこなしたいという想いが湧いて来ると同時に、
ある種の感動を覚えます。
それに加え、水族館でしか見る事が出来なかったマンボウが、
普通の日常の中、今こうして目の前にいるのですから、
驚きと共に感動が倍増する訳です。
◆
そうこうしているうちに、やっとの事で砂浜までたどり着き、
皆で引き揚げる事が出来たマンボウ。
珍しさや驚き、安堵感、皆の表情から伺う事が出来ます。
体長は1.3m程だったと思います(ヒレを含めた詳細の大きさは定かではありません)。
大人5人で何とか堤防の上まであげる事が出来ました。
肌を切るような海風吹き荒れる2010年1月3日、ちょうどお昼頃の出来事でありました。
こうしたかけがえのない出会いを大切に、2010年も頑張ります!