濡れる砂浜

NikonF6  Carl Zeiss DistagonT*2/28  RDPⅢ

NikonF6  VR-NIKKOR70-200mmF2.8G  RDPⅢ

 

　寄せた波が砂浜に染み込んで行きます。その染み込む瞬間が実に繊細で美しく感じられます。濡れた部分は光が反射しているため、染み込む瞬間は光が消えて無くなる瞬間でもあり、その光によって砂の一粒一粒が命あるように輝いて見えます。この何気ない足元の現象一つとっても限りない美しさがあり、そして計り知れない奥深さがあることをつくづく思い知らされます。

 

★富士フイルムフォトサロン 企画展 「写真家たちの新しい物語」

 齋藤大悟写真展 「海辺の輪郭」

・東京展（フジフイルムスクエア ミニギャラリー）
　2015年5月29日（金）－6月11日（木）

・仙台展（富士フイルムフォトサロン仙台）
　2015年8月6日（木）－8月25日（火） 

 

★東京展の告知が「フジフイルム スクエア」ホームページに公開されておりますのでご覧頂ければ幸いです。
http://fujifilmsquare.jp/photosalon/tokyo/minigallery/15052903.html

風にゆれる花々

NikonF6  Carl Zeiss DistagonT*2/28  RVP50

 

　鳥海ブルーラインが4月24日（金）にオープンします。今年は雪解けが早く、北麓に位置する中島台のブナの森でも、すでに木道が現れている状況です。登山シーズンを前に、カレンダーを見ながら今年の計画を考えていると、気持ちだけが先行してどんどん期待も膨んでしまいます。高山植物との出会いを始め、厳しい自然の営みを垣間見ることで、今年もまた一つ、何かを得ながらその光景をフィルムに収めて行ければいいなと思います。さて写真は昨年7月のもの。ガスが切れた瞬間、目の前に現れたニッコウキスゲの群落が、何物にも代えがたい感動をもたらしてくれました。

 

★富士フイルムフォトサロン 企画展 「写真家たちの新しい物語」

 齋藤大悟写真展 「海辺の輪郭」

・東京展（フジフイルムスクエア ミニギャラリー）
　2015年5月29日（金）－6月11日（木）

・仙台展（富士フイルムフォトサロン仙台）
　2015年8月6日（木）－8月25日（火） 

 

★東京展の告知が「フジフイルム スクエア」ホームページに公開されておりますのでご覧頂ければ幸いです。
http://fujifilmsquare.jp/photosalon/tokyo/minigallery/15052903.html

光と影の大海原

NikonF6  VR-NIKKOR70-200mmF2.8G  RVP50

　眼下に広がる冬の日本海。光と影が織りなすその美しさに、凍える寒さも忘れて夢中でシャッターを切り続けました。

 

★富士フイルムフォトサロン 企画展 「写真家たちの新しい物語」

 齋藤大悟写真展 「海辺の輪郭」

・東京展（フジフイルムスクエア ミニギャラリー）
　2015年5月29日（金）－6月11日（木）

・仙台展（富士フイルムフォトサロン仙台）
　2015年8月6日（木）－8月25日（火） 

 

★東京展の告知が「フジフイルム スクエア」ホームページに公開されておりますのでご覧頂ければ幸いです。
http://fujifilmsquare.jp/photosalon/tokyo/minigallery/15052903.html

謳歌

NikonF6  VR-NIKKOR70-200mmF2.8G  RVP F

NikonF6  VR-NIKKOR70-200mmF2.8G  RVP50

  

　春告げの花たちがここ鳥海山麓を淡く彩っていきます。その姿は春を謳歌しているような印象さえあり、こちらの心にまで喜びが伝わってくるような気がします。 

 

★富士フイルムフォトサロン 企画展 「写真家たちの新しい物語」

 齋藤大悟写真展 「海辺の輪郭」

・東京展（フジフイルムスクエア ミニギャラリー）
　2015年5月29日（金）－6月11日（木）

・仙台展（富士フイルムフォトサロン仙台）
　2015年8月6日（木）－8月25日（火）

 

東京展の告知が「フジフイルム スクエア」ホームページに公開されておりますのでご覧頂ければ幸いです。
http://fujifilmsquare.jp/photosalon/tokyo/minigallery/15052903.html

天然氷彫刻

NikonF6  Carl Zeiss DistagonT*2/28  RVP50

 

　自宅近くの河原に奇妙な物が現れました。それは、枯れ草や枝葉に付いた氷の塊でした。前日からの強風と厳しい冷え込みによって、水しぶきが付着して形成されたものではないかと推測します。夕方、近くの林で撮影していたところ、「河原に凄いものがあるぞ！」とちょうど通りかかった隣に住むＳさんに教えて頂き、早速駆けつけてみたという訳です。その造形美に圧倒され、魅了されながら、ここぞとばかりに辺りが真っ暗になるまで撮影を続けていました。翌朝も足を運んでみましたが、未明からの雪で氷は隠れてしまい、その姿はもうありませんでした。

 

★富士フイルムフォトサロン 企画展 「写真家たちの新しい物語」

 齋藤大悟写真展 「海辺の輪郭」

・東京展（フジフイルムスクエア ミニギャラリー）
　2015年5月29日（金）－6月11日（木）

・仙台展（富士フイルムフォトサロン仙台）
　2015年8月6日（木）－8月25日（火） 

 

★東京展の告知が「フジフイルム スクエア」ホームページに公開されておりますのでご覧頂ければ幸いです。
http://fujifilmsquare.jp/photosalon/tokyo/minigallery/15052903.html

齋藤大悟写真展「海辺の輪郭」

 

　この度、富士フイルムフォトサロン企画展・「写真家たちの新しい物語」と題して、齋藤大悟写真展「海辺の輪郭」を開催させて頂くことになりました。東京展は５月２９日（金）から６月１１日（木）まで、仙台展は８月６日（木）から８月２５日（火）までとなっております。今回の写真展は、僅か１０年足らずではありますが、ふるさと「象潟（きさかた）」の海辺を、私なりの志で撮影してきた結果の作品展となります。海辺に足を運ぶたびに得られる発見や感動は尽きることがなく、その繰り返しの中で、人間にとって「確かな情報」とも言うべき大切なものが、自然の中にこそ示されているのではないかと思い至るようになりました。それは、日々膨大な情報があふれる現代社会にあって、強く気付かされる思いでもありました。

　一人の写真を志す者として、その「確かな情報」をフィルムに収めたいと考えるのはごく自然な流れでもありました。対象の本質に迫りたいと何度も海辺に足を運び、風景の中に確かな情報を見出そうと、自然が残した軌跡をたどるようにフィルムに収め続けて来ました。しかし、いつの頃からか風景の中にではなく、 自分自身の中に見出すことの大切さを痛感するようになりました。対象の本質に迫ることは自らの本質にも迫ることではないか。その確かな情報とは自らの本質に迫ろうとすることによってフィルムに投影されるのではないか。そうした思いのもとでシャッターを切り続けているうちに、求めるものの輪郭が少しずつ見えてくるような気がしました。

　「人間の本質に迫る写真表現」の追求は、私のライフワークであると同時に、写真を撮る原動力であり精神の支えでもあります。人の心の奥底に訴えかける表現とは何かを考え自問自答する毎日です。シャッターを切り続けることで自分自身の在り方をも見出して行きたい・・・。今回の写真展、何かその一端でも感じて頂ければありがたい次第です。

　齋藤大悟

 

★東京展の告知が「フジフイルム スクエア」ホームページに公開されておりますのでご覧頂ければ幸いです。
http://fujifilmsquare.jp/photosalon/tokyo/minigallery/15052903.html

 

 

 

日々の営み

NikonF6  Carl Zeiss PlanarT*1,4/50  RXP

 

　各地から桜の便りが届くようになりました。昨日は汗ばむほどの陽気でしたが、日が変わればまだまだ冷たい風が吹き抜け、肌を刺すこともしばしばです。そんな中、我が家でも畑仕事が始まりました。春告げの花の芽吹きと共に、土に新しい風を入れ、種まきを前に準備を整えます。小さな畑ですが、私たちには恵みとなる大きな畑。その作業はまた、日々の営みの糧となっていくように思います。新年度を迎えた最初の一枚は、光も僅かな夕暮れ時の、作業を終え、帰り支度を始めた祖母の姿の一コマです。

 

★富士フイルムフォトサロン 企画展 「写真家たちの新しい物語」

 齋藤大悟写真展 「海辺の輪郭」

・東京展（フジフイルムスクエア ミニギャラリー）
　2015年5月29日（金）－6月11日（木）

・仙台展（富士フイルムフォトサロン仙台）
　2015年8月6日（木）－8月25日（火）