齋藤大悟 : Daigo Saito

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冬のブナの森

2015年01月24日 | 山の麓

NikonF6  Carl Zeiss DistagonT*2/28  RVP50

 

 

NikonF6  Carl Zeiss DistagonT*2/28  RVP50

 

 

NikonF6  Carl Zeiss DistagonT*2/28  RVP50

 

 

 ここは、鳥海山北麓に位置する中島台レクリエーションの森。ブナの木々が生い茂り、豊潤な湧水と共に湿原が広がる一帯です。シーズン中は多くの観光客が訪れる秋田県にかほ市の名所の一つで、樹齢300年と言われるブナの奇形樹「あがりこ大王」を始め、天然記念物の「鳥海マリモ」、その生息地でもある「獅子ヶ鼻湿原」を見ることが出来ます。先日、地元の観光ガイドの方からお誘いを受け、関係する方々とご一緒にスノートレッキングをさせて頂きました。 

 冬のブナの森は初めての経験で、見るもの全てに感動の連続。スノーシューを履く足取りも軽やかに、雪に覆われた森の雰囲気にすっかり魅了されてしまいました。森のきらめきは大地の奥にひそんでしまったかのような雰囲気で、夏のそれとは到底同じ場所とは思えない程、まるで別世界のようでした。こうした自然の営みを体感するたびにいつも思うことは、やはり、自分の小ささや至らなさ。「自然は凄いなあ」と、ただただ圧倒され、戒められる思いです。結局、何も知らない自分自身だけが浮き彫りになって行くようで、だからこそ、今回ご一緒させて頂いた、この森を知り尽くした生き字引のような皆さんの一言一言は、私にとって大変貴重なものとなりました。「鳥海山をテーマにしたら、撮影にはいったい何年、何十年かかるのだろう・・・。」と、気の遠くなるような思いを胸に、有意義に過ごさせて頂いたひとときでした。関係者の皆さま、ご一緒させて頂きどうもありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

 

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秋田銀塩写真展Ⅸ

2015年01月13日 | イベント

 

 秋田銀塩写真展の季節がやって参りました。今年で第9回を数えるこの写真展は、銀塩方式の写真印画紙表現に拘る写真愛好家が集まって企画されたもので、数々の力作が一同に揃う展覧会となっております。毎年、楽しみにされている方々も多く、秋田アトリオンと富士フイルムフォトサロン仙台を巡回して行われます。作品はフィルムはもちろん、デジタルデータからも出品可能で、プリントは優れた色再現と諧調描写、輝きと透明感を再現する全紙クリスタルプリントになります。秋田銀塩写真展を通して、写真を大きくプリントして鑑賞する喜びと、写真を楽しむ仲間たちとの語らい、そして、見て頂く方々と一緒に写真の素晴らしさを共有させて頂きたいと考えておりますので、この機会、ご賛同頂けましたら出品頂きたくご案内申し上げます。尚、お申し込み締め切りは2月13日(金)、お問い合わせは下記の連絡先までよろしくお願い申し上げます。

 

 【お問い合わせ先】
 富士フイルムイメージングシステムズ(株)あきた銀塩主義の会 
 TEL・018-883-1210
 FAX・018-883-1217

 

 【写真展日程】
 秋田アトリオン 2F 第1展示室
 平成27年3月6日(金)~3月8日(日)

 富士フイルムフォトサロン仙台
 前編・平成27年3月12日(木)~3月17日(火)
 後編・平成27年3月19日(木)~3月24日(火)

 

 

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海辺の石碑

2015年01月06日 | 日本海

NikonF6  Carl Zeiss DistagonT*2/28  RDPⅢ

 

 雪に覆われた消波ブロック。冬に見るその佇まいは、俗世から忘れ去られた石碑のようにも見えます。刻まれたヒビや亀裂が、これまでの風化の歴史を物語ります。

 

 

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思い出の地

2015年01月05日 | 登 山

NikonF6  Carl Zeiss DistagonT*2/28  RVP50

 

 正月の夜はゆっくりとフィルムチェック。しかしながら昨年撮影したものも未だに整理しきれていません(汗)。昨秋訪れた鳥海山・千畳ヶ原の1コマを見ながら「気持ちの良い山行だったなぁ・・・」と、しみじみ思い出に浸っていると、整理も中々思うように進まないのが正直なところです(汗)。これまで幾度となく海辺を撮影してきましたが、つくづく思うのはまだまだ撮り足りないという事。それゆえ、昨年鳥海山を撮影して思ったことは、この山をテーマにした場合、撮影にはいったい何十年かかるのだろうかという事です。そう思わせる程の奥深さや、計り知れない自然の営みの大きさを痛感したものでした。何はともあれ、海にも山にも魅了されている以上は、時を忘れてシャッターを切り続けて行きたいものです。

 

 

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海辺の息吹

2015年01月04日 | 日本海

NikonF6  Carl Zeiss DistagonT*2/28  RDPⅢ

 

 冬の日本海沿岸は一日にして様々な天候を見ることが出来ます。鉛色の空の下、激しい波風を受けながらも、気が付けば青空が現れて白い雲の間から輝かしい太陽が見えたり、また次の瞬間には猛烈な吹雪となり、時に雨も混じり、辺り一帯は視界が悪くなって海にカメラを向けていられない程にもなったり。だからこその自然の「凄み」とでも言うのでしょうか。その凄みは見慣れた海辺をいつも新鮮に見せてくれ、新たな発見と共に感動や恐ろしさを与えてくれます。寝て起きて、食べて遊んで働いて、また寝て、その営みの中で我々が形作られて行くように、ひたすら足を運び、撮り、感動し、また撮り、その営みの中で私自身の「写真」が形作られていくように思います。さて、今日の写真は荒天の中にあって、鉛色の雲が消え、白い雲と共に青空が見えたときのもの。風に乗り大空を舞う海鳥が清々しい自然の息吹を感じさせてくれました。

 

 

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虹架かる

2015年01月02日 | 登 山

NikonF6  Carl Zeiss DistagonT*2/28  RVP50

 

 元日は雪が降り続き吹雪くこともありましたが、外に出てみると辺りは静かで、正月らしいゆっくりとした時の流れを感じることが出来ました。午前中に届いた年賀状には、久しく会っていない友人知人からのメッセージもあり、年に一度のやりとりの中に、それぞれに込められた心遣いにありがたさを感じました。「いつもパソコンで見ています」とメッセージがあったのは、中学時代にお世話になった美術担当の先生。私の写真展にはいつも足を運んで下さり、支えとなってくれる大切な恩師です。日頃はこのブログを見て頂いているそうで、最近は中々お会い出来ていないので、今年こそは先生いきつけのお店で一緒に美味しいコーヒーを頂きながら、積もる話に花を咲かせたいと思っています。その際にはどうぞよろしくお願いします。
 さて、今日の写真は鳥海山・稲倉岳に架かる虹を撮影した時のもの。雨に叩かれながらの下山となりましたが、下山後は雨も上がり、最後に待っていてくれたのがこの大きな虹でした。まるで御褒美を頂いたような気分で、湧きあがる感動もひとしおでした。2015年、今年も時代の潮流渦巻く年になるかと思いますが、その中にあって、しっかりと個を保ちながら、自分の考えを一つ一つ形にして行きたいと思います。ブログも自分のペースで更新して行きたいと思います。では本年もどうぞよろしくお願いします。

 

 

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