日に当てすぎたせいかぐったりしていたが、今は活力を取り戻し、茎を上へと伸ばしている。
西日を受けて桜どうしが陰影を作り、日の当たるところは引き立って、より美しく見える瞬間がありました。光や影のうつろいと共に見え方や感じ方も刻一刻と変化して、そのたびに心を動かされる思いがします。これに季節や天候も加味されるわけですから、自然が見せる光景というのは、身近にあっても果てしなく深遠な世界のように感じてしまいます。
そして場所はもちろん、見る側、感じる側である私自身の性質によっても、見えてくる光景は変化して限りないのだろうと思います。歳を重ねるにつれてその思いは強くなる一方です。
桜の開花とともにタラの芽が顔を出している。近所の山に分け入って夕飯の足しにと採ってきては、天ぷらにして日本酒といただくのがこの季節の楽しみでもある。近所とは言え、今は市街地にも熊が出るくらいだから、ここ鳥海山麓に至ってはよりいっそう気を付けなければならない。何はともあれ、山の恵みに感謝したい。
早いもので今年も残すところ僅かとなりました。先週は大雪に見舞われ家族総出で雪寄せをしましたが、今日は穏やかな天気で午後から少し小雨が降る程度。田んぼの雪はずいぶんと解け、空には鉛色の雲が重くのしかかる景色がありました。
今年は2月から3月にかけて宮城県気仙沼市のリアス・アーク美術館、6月には地元象潟町のRAMOギャラリー、そして9月から11月にかけて秋田県潟上市の小玉醸造株式会社内・ギャラリーブルーホールにて展覧会の機会をいただき、おかげさまで無事に終えることができました。ご来場くださった皆さまをはじめ、携わってくださった皆さまからの多大なお力添え、展覧会を通して伺った貴重なお話やご感想は、わたくしの大きな財産であると同時に大きな原動力となっています。今、あらためてこの気持ちを感謝と御礼という言葉で申し上げたいと存じます。
海との対話は尽きることがありません。常に何かを問われているような気がします。それは海を前にしているときだけではなく、普段の営みの中にも浸透して、世の出来事、動向と密接なつながりをもって問われる思いです。
今年も拙ブログをご覧いただき誠にありがとうございました。来る年も何卒よろしくお願い申し上げます。どうぞ良いお年をお迎えください。
先日、スズメバチの巣を駆除した。まだ初期のもので小さく、とっくりのような形をしていて縞模様が独特だった。
I got rid of a beehive a few days ago. It was still at an early stage and small, it shaped like a sake bottle, its striped pattern was unique.
一日は窓の外を見ることから始まります。
A day starts with looking out of the window.
今日は天気の良い一日になりそうです。自宅の雪囲いにでも取り掛かろうと思います。冬が近づいてきました。
It will be sunny day today. So I think I will start to prepare a snow fence. Winter is coming soon.
昨日、今年初の猛暑日を地元にかほ市で記録。台風によるフェーン現象のようで、午後から次第に風は強まり、辺りの草木をゆらしていました。鳥海山の頂には、風が強い日によく見る雲が覆いかぶさって勢いよく流れる姿も。自宅では、もう使わないだろうと思っていたエアコンを久々に始動しました。写真は、強くなり始めた風に吹かれながら近所の山道を歩いた時のもの。牧歌的な景色がただただ広がります。
野草には明るくないので書棚から図鑑を引っ張り出してみると、「アキノキリンソウ」とありました。花の大きさは同じでも、同一種でありながら背の高さや太さの変化が非常に大きいのだそう。そう言えば、鳥海山には「ミヤマアキノキリンソウ」が咲いていたのを思い出します。小雨が降る夕方の、近くの山の道端で撮った一枚。
近頃は夕方になると、光や風に秋の気配を感じるようになりました。
Recently, in the evening, it has felt a hint of fall in the air or light.