NikonF6 Carl Zeiss DistagonT*2/28 RVP F
初冠雪から2週間余り。鳥海山の頂はより白さを増しつつあります。今日、爽やかな陽気に包まれた麓からは、秋空に映えるその雄姿がひときわ美しく見えました。季節の深まりと共に、いよいよ雪の便りが各方面から届き始めた今日このごろです。
NikonF6 Carl Zeiss DistagonT*2/28 RVP F
初冠雪から2週間余り。鳥海山の頂はより白さを増しつつあります。今日、爽やかな陽気に包まれた麓からは、秋空に映えるその雄姿がひときわ美しく見えました。季節の深まりと共に、いよいよ雪の便りが各方面から届き始めた今日このごろです。
Nikon F6 Carl Zeiss DistagonT* 2/28 RVP50
夏、この日は正午前に登頂したものの、着いた途端に大雨に見舞われ、すぐに下山を始めました。雨足は次第に強くなり、登山道はまるで川のようでした。7合目まで下りると雨は降っておらず、涸れた河原には勢いよく雨水が流れ込んでいるだけ。辺りを見渡せば青々とした草が風になびき、花は可憐に揺れ、空は青く、清々しい風景が広がっていました。この後には虹が現れるというプレゼントもあり、変わりやすい天候の中で、変化に富む自然の営みを味わった山行となりました。
Nikon F6 Carl Zeiss DistagonT* 2/28 RVP F
これまで利用していたOCNのブログ人が、11月30日をもってサービスが終了するとの事。それに伴い、こちらのgooブログに移行しました。思えば2009年から始めたブログですが、振り返ってみると感慨深いものがあります。過去の記事を見て、自分を客観的に見れたり、原点を見つめ直せたりする瞬間があるのです。毎日のように更新するわけではありませんが、これからも自分のペースで、時々の思いや考えをつづって行きたいと思います。さて、今日の写真は荒天の海辺で撮影した時のもの。繊細で無限の表情を見せる波の軌跡が、悠久の時の流れを感じさせてくれました。
Nikon F6 Carl Zeiss Distagon T* 2/28 RVP50
今年はずいぶんと山に登りました。数えてみると16回ほどでしょうか。その多くはふるさとの山「鳥海山」です。9月末、友人のKEN氏と共に訪れた時は7合目付近の紅葉は見頃を迎え、まさに錦秋と呼ぶに相応しい光景を見ました。上の写真は千畳ヶ原にて。外輪山の山腹には秋の彩り、足元には美しい草紅葉が広がります。
この日のルートは午前7時に象潟口鉾立を出発し、御浜、七五三掛を経て、分岐を千蛇谷に進み午前10時頃に登頂。その後は外輪山から下りて御田ヶ原分岐から万助道に進んで千畳ヶ原へ。そして、来た道を引き返して鳥ノ海の畔を渡って長坂道に出て、分岐から河原宿を経て賽の河原へ下り、午後6時頃、ヘッドランプを灯しながら鉾立に戻りました。写真撮影にも力が入る秋の登山となりました。
Nikon F6 Carl Zeiss Planar T* 1,4/50 RVP50
眼前に迫る七高山。溶岩が層になって山体を形作ります。剥き出しの荒々しい姿は、この山の噴火の歴史を垣間見せてくれます。尾根には人の姿が小さく見え、一番高い所には七高山山頂の標柱が見えます。この山のスケールの大きさが分かります。
Nikon F6 Carl Zeiss Distagon T* 2/28 RVP50
山頂からの眺め。山裾を日本海に注ぐこの山ならではの絶景です。悠久の時を感じさせてくれる絶景でもあります。眼下の景色が雲に覆われるまで、夢中でシャッターを切り続けていました。
Nikon F6 Carl Zeiss Planar T* 1,4/50 RVP50
外輪山の文珠岳付近からの光景。眼下には山腹を埋め尽くす紅葉が見られ、雲が陰影を付けることでよりドラマチックに見えました。自然の姿はなぜこれ程までに感動を与えてくれるのでしょうか。容赦なく牙をむく底知れぬ恐ろしさがあるからこそ、美しさは、より深く心を打つのでしょうか。気が付けば時間は押し迫り、うしろ髪を引かれる思いでこの場所を後にしました。
Nikon F6 Carl Zeiss Distagon T* 2/28 RVP50
最後の目的地である千畳ヶ原。美しい草紅葉、山腹を飾る秋の色彩美、まさに錦秋と呼ぶにふさわしい光景でした。雲間から出た光が先ほど辿ってきた外輪山を照らしています。雲の流れと共に刻一刻と変化する陰影が、幻想的な世界へと誘うかのようでした。溶岩台地の上に出来たとされるここ千畳ヶ原の湿原は、いつ訪れても静寂に包まれ、静かに山と向き合うことが出来る、僕にとっては絶好のポイントの一つです。
約11時間の鳥海登山となりました。お互いスケジュールが合わず、KEN氏とは今シーズン最初で最後の登山となりましたが、天気良く、景色良く、トークにも花咲き、感謝です。どうもありがとうございました。鳥海山はそろそろ初冠雪の時期です。
「第29回 国民文化祭・あきた2014」が開幕しました。県内各地で行われる様々なイベントを通して、秋田の誇る文化、地元の文化が発信されています。その中で、アトリオンで開催されている美術展に私も出品させて頂きました。この美術展は、日本画・洋画・彫刻・工芸・書・写真の6つの部門があり、全国公募の入賞・入選作品と共に、東北在住作家の招待作品も併せて展示されるものです。東北在住作家はそれぞれの県で代表に選ばれた総勢75名。「東北作家・風土への想い」と題して、私もその中の一人として参加させて頂きました。出品作品は、写真展「海辺にゆれる軌跡」から一点セレクトしたもので、ふるさとの海を通して、その風土や自分の想いが伝わってくれれば幸いと考えております。期日は10月13日(月・祝)まで。ご都合付きましたらお立ち寄り頂きたくご案内申し上げます。尚、その他にも様々なイベントが盛りだくさんですので是非ご覧下さい。
Nikon F6 Carl Zeiss Planar T* 1,4/50 RVP50
秋田駒ヶ岳から乳頭山への縦走登山。秋晴れとなった先月21日、太平山でもお世話になったKさんからガイドをして頂き、山々の持つ素晴らしさを堪能してきました。ルートは、アルパこまくさ(バス) → 八合目小屋 → 片倉岳 → 阿弥陀池 → 横岳 → 焼森 → 湯森山 → 熊見平 → 笊森山 → 千沼ヶ原 → 乳頭山(烏帽子岳) → 田代平 → 孫六温泉 → 大釜温泉 → アルパこまくさ(バス)です。上の写真は焼森にて。登り詰めた先には白い雲が一段と大きく目の前に迫ります。
Nikon F6 Carl Zeiss Planar T* 1,4/50 RVP50
焼森からの眺め。山肌の紅葉に雲が影を落とします。今年は例年よりも紅葉の進みが早いようで、期待していなかった私達にはサプライズなプレゼントになりました。写真中央手前は湯森山、奥に笊森山、そして左に見えるのが乳頭山(烏帽子岳)です。尾根に細くのびる登山道が山のスケールの大きさを一層際立たせていました。
Nikon F6 Carl Zeiss Distagon T* 2/28 RVP50
Nikon F6 Carl Zeiss Distagon T* 2/28 RVP50
熊見平に着きました。美しい草紅葉、天を射るような木々の佇まい。キラキラと秋風にゆれる光景が胸を打ちます。山の営みの一端を、垣間見ることで得られる感動は、いつも自分自身を戒めてくれます。
Nikon F6 Carl Zeiss Distagon T* 2/28 RVP50
標高1,541mの笊森山から乳頭山(烏帽子岳)を望みます。昔の人はずいぶんとユニークな名前を付けたものだと感心します。秋田駒ヶ岳の男岳や女岳もそうですが、そうした名前の由来は、この一帯が温泉であることと何か関連があるのかなと考えたりします。お互い裸になるわけですから意識するのは必然かも知れません。実際のところはどうなのでしょうか。
Nikon F6 Carl Zeiss Distagon T* 2/28 RVP50
岩手山を遠望。同じく笊森山からの眺めです。まさに秋の色彩美と言わんばかりの光景が辺り一帯に広がります。空はどこまでも青く、そして、山々の連なりが見せる雄大さに心が洗われるようでした。
乳頭山の頂へ。標高は1,478m。山頂の岩場は下に鋭く切れ込んでいました。眺めは360度の大パノラマ。岩手山はもちろん、先程までいた笊森山の全容を一望でき、遠くには田沢湖の水面がキラキラと輝くのが見えました。山頂に吹く風はやはり秋の風。日が傾いていたこともあって一段と冷たく感じられました。その分、温かいコーヒーの美味しさは格別でした。記念写真は乳頭山の看板を持って。地図の標高とは異なり、看板には1,477mとあります。写真右がご案内して頂いたKさんです。
およそ9時間の縦走登山となりました。下山路のブナ林や温泉宿の雰囲気にも心惹かれるものがあり、何度も訪れてみたいと思わせる魅力が満載でした。次は花咲く季節にでも足を運んでみようと思います。美しさ以上に、厳しさや恐ろしさにも真摯に向き合いながら、山の営みを探求していければと思います。太平山に続き、今回もご案内頂きましたこと、また、撮影に時間を割いて頂きましたこと、Kさんには大変感謝しております。今後ともどうぞよろしくお願いします。