齋藤大悟 : Daigo Saito

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年末の海辺 2009

2009年12月30日 | 日本海

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光を望む / Nikon COOLPIX P5100

   

今年も色々な事がありましたが、なんとか無事、今日までに至っています。

そして、いつもの海辺はこの季節独特の様相であり、

それがごく自然に繰り広げられています。

ここ数日で海辺を撮影したフィルムは、

現像所も正月休みに入るため、休み明けに現像依頼です。

そのため、撮影した未現像フィルムがたまりつつあります。

                   ◆

今日は朝から比較的穏やかな天候で、気温もそれほど下がっていないようです。

毎年、年末年始の休みを利用して、

かなり分厚い写真集を友人から借りて見るのが、なぜか定番となっています。

今日、朝一でその友人に今年の挨拶を兼ねて伺った際、

「ロバート・キャパ」と、そして「マグナム」の分厚い写真集を借りて来ました。

明日、隣の部屋から流れてくる紅白歌合戦の音を聞きながらでも、

じっくり堪能したいと思います(^^)。

                   ◆

さて、今年も残り僅か。

1月から始めたブログも、お陰様でなんとか続いています。

今年は年明けから不況の波、一年を通して大変苦しい年であったような気がします。

自分自身の事を申しますと、自身の「想い」を世に問いたいという気持ちで

臨んでいる写真展も、なんとか開催させて頂き、無事終える事が出来ました。

家族、友人、そして皆様のお陰である事を強く感じ、深く感謝申し上げる次第です。

これからも「現実」と「心」をしっかりと見つめながら、

一日一日の積み重ねのもと、シャッターを切り続けます。

シャッターを切り続ける事で自分自身を見出していける事を望み、

そして、皆様にとりまして2010年も素晴らしい年であります事を願い、

年末のご挨拶とさせて頂きます。

どうもありがとうございました。

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午前1時に来たサンタクロース

2009年12月26日 | 日本海

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海辺の少女 / FUJICHROME PROVIA 100F

   

今年のクリスマスは忘れられないものとなりました。

32年間生きてきた中で、初めてサンタクロースに出会えました。

事の発端は、お店に予約していたクリスマスプレゼントが、

スタッフのミスにより、取り置きされずに他のお客様に売られてしまった事です。

そのクリスマスプレゼントは、どのお店に行っても品切れ状態であり、

クリスマスに間に合うように、やっとの思いで予約した経緯があります。

お店側もこの忙しい時期でありますし、

人間の作業する事でありますからミスはゼロに出来ないと思います。

そのミスを責めてもどうしようもありません。

「さて、これからどうするか?」という事が先決です。

                 ◆

子供との約束。

クリスマスを今か今かと楽しみにしながら、

勉強からお手伝いに至るまで日々がんばってきた子供。

サンタクロースに宛てた手紙には、その子供の想いが溢れています。

したがって、その約束を果たしたいという想いが、

サンタクロースの化身となった自身の親心に作用します。

店頭スタッフの一人の女性は、かなり深刻に悩んでおられました。

年の頃は、うちの母親の世代ではないかとお見受けします。

子供にとって「クリスマス」がどういう意味を持つのか、

しっかりと熟知されているご様子でありました。

店長と女性スタッフの方と相談し、

まずは系列店に在庫の有無を確認して頂く事になりました。

私は店頭にて待ちます。

                 ◆

しばらくして、女性スタッフの方が何かを発見したような表情でこちらに向かって来ます。

岩手県の金ケ崎店に在庫を確認したとの事。

女性スタッフ : 「これからすぐに走ります!」

私 : 「えっ!?」

ここから車で3~4時間かかる所まで取りに行くという事でありました。

更に、僕の自宅まで届けるという事であります。

まさかここまで対応して頂けるとは思っていませんでしたので、

ありがたいやら申し訳ないやらでしたが、

その女性スタッフの方に想いを託し、お店を後にしました。

                 ◆

自宅では、子供たちの楽しい様子を伺う事が出来ます。

玄関に飾ってある小さなクリスマスツリーも、

この日ばかりはとその輝きを増しているような印象です。

クリスマスツリーの所まで行って、

「もしかしたらプレゼントがもう来ているかも知れない」と、

何度も見にいく子供たちの姿から、その楽しみにしている気持ちが直に伝わってきました。

                 ◆

午前1時を過ぎた頃、携帯電話に一本の電話が入ります。

その女性スタッフの方からです。

この辺りは田舎であり山の麓でありますので、

この暗くなった真夜中にこの自宅を見つけるのは難しい事必至です。

電話でやり取りしながら私も外へ出て、やっとの事でご対面。

車にはその女性お一人であり、

予約していたプレゼントがしっかりと手に握られていました。

                 ◆

ちょっとしたトラブルから、スタッフの方が深夜に

自宅までプレゼントを届けて頂くまでになった今回のクリスマス。

物としてのプレゼントはあくまで予約した子供のおもちゃでありますが、

何か非常に大切な目に見えないものを、女性スタッフの方より頂いたような気がします。

それは私にとってのかけがえのないクリスマスプレゼントとなりました。

「想い」を届けるという事は、すごく素晴らしい事だと感じます。

そして、その裏にはたくさんの苦労があるものと感じます。

その女性スタッフであるサンタクロースから頂いたプレゼント。

このようなプレゼントを頂くと、必然的に「自分も頑張らなくては!」となります。

優しさと強さ溢れる、まさに「力」の原動力となるプレゼントです。

しっかりと自身の心に刻み込みたいと思います。

どうもありがとうございました。

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残るもの

2009年12月22日 | 山の麓

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公衆電話ボックス / Nikon COOLPIX P5100

   

今となっては少し珍しい公衆電話ボックス。

ここは栗山池公園です。

大きな雪帽子を被り、誰も使用する気配の無い雰囲気の中、ただじっと佇んでいます。

今日は少し寒さも緩んだ一日となり、時折雨模様となりました。

この大きな雪帽子も、少し小さくなった事と思います。

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白い世界

2009年12月20日 | 山の麓

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冬の材木置き場 / Nikon COOLPIX P5100

   

今日も変わらず雪の降る一日となりました。

地元にある材木置き場にも白い世界が広がります。

更にこの場所の先には、荒れる日本海が広がっています。

その海の音を吸収してしまいそうな柔らかい雪。

今夜も静かに降り続いています

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雪の降る日

2009年12月18日 | 山の麓

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雪帽子 / Nikon COOLPIX P5100

   

雪が降り続く材木置き場。

整然と置かれている伐採された木々の姿がありました。

その一本一本にも雪が積もります。

大小の木々をつなぐように、ちょこんと被さる真っ白な雪帽子。

辺りには静けさが漂う、そんな空間での一風景です。

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雪の高速道路

2009年12月16日 | 市街地

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Highway of snow / Nikon COOLPIX P5100

   

今週は雪の降る日が続いています。

そして今日は大雪です!

窓の外にはひっきりなしに降り続く雪の姿を、一日を通して見る事が出来ました。

時間と共に、積もる雪の厚みも増してゆく様相でありました。

仕事の帰り道、高速道路にも「雪」です

そして、時折吹雪く空模様に視界が奪われる瞬間がありました。

この時期の運転には、普段よりも更に注意とゆとりが必要なると思われます。

明日もセーフティドライブで雪道を乗り切りたいと思います(^^)/。

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想像力の結晶

2009年12月14日 | 日本海

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海辺の小屋 / Nikon COOLPIX P5100

   

今日は冬らしい1日となりました。

12月に入って初めてとなる雪模様であります。

明日以降の予報も「雪」。

早朝、自宅前の雪かき作業に追われる事になりそうです。

そして街にはクリスマスのイルミネーションが溢れています。

そうです!もうすぐサンタクロースがやって来ます。

さすがに荒れ狂う日本海上を「シャンシャンシャン」と

鈴の音を鳴らしながらやって来るとは思えませんが、

今年もなんとかクリスマスプレゼントを子供達に届けて頂ければありがたい限りです。

「サンタクロース」とは、人間の想像力の結晶であると思います。

幼少時代、「いる」「いない」で友達と盛り上がった記憶が懐かしいのですが、

この「サンタクロース」という存在は、実に素晴らしいものだと強く感じます。

今日の掲載画像は、日本海上を渡ってきたトナカイとサンタクロースが、

体を暖めひと休みする小屋であります・・・、と想像してみました(^^)。

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小さな自分自身

2009年12月12日 | 日本海

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荒天の日の海辺 / Nikon COOLPIX P5100

   

先月の写真展にて焦点を当てた、日本海の荒々しさの中に存在する「静寂」。

世の中に溢れるほど存在している情報や、交錯する人間の思惑といった「音」を、

一瞬にして一掃してしまうかのような「静寂」。

この日の海辺にも、その「静寂」を感じる事が出来ました。

波風強く吹き付ける悪天候の中、

聞こえてくるのは地鳴りのように響き渡る波の音と、

耳を切るかのような冷たい風の音だけです。

そのような状況にあっても実に「静寂」に満ち溢れた光景が、

小さな自分自身の眼前に大きく広がっていました。

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「一本」

2009年12月10日 | 日本海

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立木 / Nikon COOLPIX P5100

   

海へと続く一本の道。

その道端に生える一本の立木。

冬の日本海が間近に迫るこの場所には、この日も強い海風が吹き抜けていました。

今日の掲載画像は、そんな一本の道の上から、一本の立木を眺めた時のものです。

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落石のおそれあり

2009年12月08日 | 日本海

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崩れ / Nikon COOLPIX P5100

   

崖の上から日本海を見下ろします。

歩く人、走る車、住まう家々が非常に小さく見える瞬間です。

しかし、大自然は果てしなく広がり、更に大きく感じる事が出来ました。

海から吹き上げて来る北風が、より強烈に感じられた崖の上での出来事であります。

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力強さ優しさ

2009年12月06日 | 日本海

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海辺の立木 / Nikon COOLPIX P5100

   

今日の日本海は大荒れ。

烈風が吹き荒れ、時折叩かれる様な激しい雨に見舞われました。

そんな中、地元では今年の収穫に感謝する「もちつき大会」が行われました。   

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地区もちつき大会 / Nikon COOLPIX P5100

   

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見守る子供達 / Nikon COOLPIX P5100

   

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初めてのもちつき / Nikon COOLPIX P5100

   

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おいしく頂きました / Nikon COOLPIX P5100

      

新型インフルエンザの影響で、ことごとく地域や学校の行事が中止となっていたため、

今日のもちつき大会は、久々に皆で集う事の出来た行事であります。

天候が悪いため、近くの小屋の中でのもちつきとなりました。

皆で交替しながら、今年収穫したばかりのもち米に力強く杵(きね)を入れます。

小さな子供さんも、お祖父ちゃんやお父さんの助けを借りて一緒にもちをつきます。

僕もつきましたが、大変へたくそでありました(汗)。

つきたてホカホカのおもちを、老若男女、皆でおいしく頂きました。

その頂いたおもちには、農業を営む逞しさ、そして笑顔を絶やさない皆さんの、

力強さと優しさが込められている事を強く感じました。

トップの掲載画像は、もちつき大会終了後の所用からの戻り、

凄まじい日本海の波風を受けながらも、微動だにしない立木の姿です。

主張せずとも、その力強い存在感が引き立ちます。

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冬囲い

2009年12月05日 | 日本海

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光のある風景 / Nikon COOLPIX P5100

   

12月になりましたが、まだそれほど北風ピューピュー吹き荒れる程の

天候にはなっていないようです。

しかしながら、今日は午後から風が強くなり、冷たい雨に見舞われました。

明日以降の予報を見ますと「雪」のマークが点灯していましたので、

寒さも増し、そして日本海にも烈風吹き荒れる事と思います。

今日は一日、自宅の冬囲い作業です。

風雪を凌ぐ囲いを、家の周りに取り付けます。

こちら鳥海山麓では、この季節、各家々で見られる光景です。

さて、掲載画像は近所に広がる暮れなずむ頃の海の風景。

光が強調されたその風景に、何かしら希望めいた感情が込み上げてきました。

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見える足元

2009年12月03日 | 山の麓

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先の見えない風景 / Nikon COOLPIX P5100

   

霧かかる森の中を歩きます。

日中にもかかわらずその森は暗く、そして静寂に包まれていました。

霧雨の一滴一滴が自身の肌に触れるたびに、

体温を奪われるかような身に染みる寒さを感じました。

いつも見ている光景が、天候次第でその表情をガラリと変えます。

四季折々の光景の中に、天候によるその表情も加味され、

まさに大自然は常に無限大の演出をしてくれるようです。

今日の掲載画像は、そんな霧の表情が加味された森の様子です。

今、森の出口が見えてきました。

しかし、その先にある光景は、霧の影響ではっきり見えません。

それでも足元だけはしっかりと見えるので、

その踏ん張りを大切に何事も一歩一歩頑張ろうと思いました。

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この瞬間と未来

2009年12月01日 | 市街地

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仕草を真似る / Nikon COOLPIX P5100

   

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真似て追う / Nikon COOLPIX P5100

   

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見習う / Nikon COOLPIX P5100

   

見知らぬ老人の姿を真似る少年。

子供は大人たちの姿を、私たちが思っている以上によく見ていると実感します。

「子供は親の鏡」とよく言われます。

だからこそ、今自分がどういう行動や発言、生き方をしているのかという事が、

次代を作り上げる子供たちに深く影響するものと考えます。

この瞬間の行動一つ一つが、未来へとつながっているという事は言うまでもありません。

子供の洞察力や感受性は、極めて繊細で優れていると感じます。

必然的に、子を持つ親としての在り方、人間としての在り方というのが、

自然と見えてくるものと考えます。

はたして自分自身は、その大切な事を忘れてはいないだろうか・・・。

自分自身は、親としての自覚をきちんと持ち合わせているのだろうか・・・。

ふと、そんな事を考えながら、

子供の後ろ姿を追って捉えたものが今日の掲載画像です。

時に子供たちは、自身の先生でもあります。

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