齋藤大悟 : Daigo Saito

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土門拳の昭和

2010年10月25日 | イベント

麓のわらぼっち

麓のわらぼっち / CONTAX T3  :  FUJICOLOR  PRO400  Professional

   

先日、山形県酒田市にある土門拳記念館にて、

「土門拳の昭和」を拝見させて頂きました。

展示作品目録を確認すると、内容は下記の様になっていました。

1.戦前・戦中の仕事

2.戦後日本の歩みとともに

3.風貌

4.日本の美

その中で、「4.日本の美」のエリアには古寺巡礼を始めとした代表作が、

静かな迫力を以って展覧されていました。

土門拳が捉えた仏像の写真を目の前にすると、

自身の全てを、その仏像に見透かされているような気がして、

何か戒められるような思いがしました。

自身の日頃の行いに対して自問自答し、そしてこの仏像と面と向かった時、

不思議と、自身の在り方のようなものを教えられるような気がしました。

自然を前にしても、この仏像を前にしても、

自身のちっぽけさと未熟さのみが浮き彫りになる様な気がして、

その中で何が出来るのかという答えを、仏像は常に語りかけているような気がします。

その語りかけを感じ取れる人間になれるよう、日々大切に歩みたいと思いました。

写真展情報はこちら   齋藤大悟写真展 『 海辺に流れる時間と静寂 』

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