国指定名勝である奈曽の白瀑谷。修験者たちは荒行に何を見たのだろうかと、境内に響く瀑声に思う。
友人たちとの鳥海登山が雨のため中止となり、予定を変更して山麓に流れる滝を巡った。元滝伏流水、奈曽の白滝と、湿潤な空気に触れながら悠久の流れに思いを馳せた。また、地元のピザや甘味をお供に、久々の再会に語り合う話題も尽きることがなかった。改めて感謝申し上げたい。
藤のツルだろうか。おびただしい数の絡まりに思わず目が止まった。
人知れず散り、消えてゆく美しさを思う。命をつむいでゆく季節のうつろいに感銘を受ける。
麓の桜も満開を迎えた。少し標高のあるところはまだまだつぼみ。今週末が見頃だろうか。桜の開花はタラの芽の時期を教えてくれる。今夜はてんぷらにして日本酒と共にいただいた。自然の恵みには感謝しかない。