里山人雑記

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また餌釣り(笑)

2011年04月29日 22時20分24秒 | Fishing <釣行>
再び餌釣りに行ってきました。
いつも通り川虫を採ってから目的の川に向かい、釣りを始めます。

↑釣りをしていると、ミヤマカワトンボが近くに飛んできました。綺麗ですよね~。ところで、今日はラフティングをやってる人が多かったです。ラフティングというのは、ラフトという小型のボートに数人で乗って川下りをするレジャースポーツ(写真右奥に小っさく写ってます)です。きっと面白いんでしょうね-。

↑最初にウグイが釣れました。今日はでかいウグイ(熊本ではよくイダと呼ばれます)を狙って行っていたので良かったです。まぁ、目標よりは小さかったですが…35cm+αくらいだったかなぁ。

オイカワはやっぱり釣れますねー。少しずつ婚姻色が出てきてますね。いつか婚姻色のはっきり出た個体を捕まえたら、またアップします。あ、婚姻色というのは、主に繁殖期に入った個体に出てくる色のことで、オイカワの場合は♂個体に顕著に出ます。この色は、本能行動(生殖行動)を誘発する鍵刺激として作用したり、種間での雌雄の識別に利用されるものでます。
次は"鍵刺激"について説明します。これは、本能行動を起こすきっかけとなる刺激のことです。有名な例では、"トゲウオの攻撃"につながる"鍵刺激"があります。高校で生物を選択した人は知っていると思いますが、繁殖期の♂のトゲウオは、腹が赤い色をした個体(つまり繁殖期の他の♂個体)を見るとすぐさま攻撃します。これは、"赤い腹"が鍵の刺激となって、本能行動の"攻撃"が誘発されるからです。このように、本能行動を起こすきっかけとなる刺激を鍵刺激と言います。説明が下手くそですね、すみません。

ギギです。今日の釣りで、ギギに希少価値はないことがはっきりしました。たくさん釣れましたから。釣りあげた時、つまり陸に上げたときに「ギッギッ…」と音を出すので、ギギという名前になったそうです。確かに今日もそんな音を出していました。そういえば、ギギは国内外来種とも呼ばれ、漁業被害などが報告されています。本当はギギだけが悪いわけではないんですけどね…なぜかというと、ギギが九州に広まってしまった原因は、アユなどの放流に伴う混入だからなんです。どうして混入が起こるのか。それは、放流に際して、たくさんの稚魚~幼魚などを放流するからです。つまり、小さな個体を大量に移送するため、当然他の魚も混ざってしまうわけなんですね。だから、無闇に放流した人間も悪いんじゃないかなぁ…ちなみに、ギギによる漁業被害の主なものは、ひれにある鋭いとげによって定置網が破られること、網にかかった魚が食べられたりすることです。

↑餌にしたカワゲラの仲間です。以前も紹介しましたね。フライをやる人は、ストーンフライなどとも呼びますね。こいつが…

↑こうなります。カワゲラの成虫です。陸に上がって羽も生えて、飛べるようになってます。目がきれいです。たまたま岩にとまっているのを見つけたので撮っときました。
↑もちろん周辺には、カワゲラの抜け殻がたくさんありました。

↑最後に、父が釣ったオイカワです。こいつはずいぶん婚姻色が出ています。まだまだ完全ではないですけど。こいつ、20cm+くらいでした。オイカワにしては、やや大きめ(?)です。このくらいになってくると、体高が出てきて、ごつく見えますね。
他に、カワムツも釣れました。


↑そういえば、今日釣りを始めたときに、SL人吉が近くを走って行きました。以上です。