里山人雑記

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立田山まとめて2日分

2011年04月18日 21時10分20秒 | Field Note<観察>
まずは、今日の立田山。風邪気味で山を走る気はしなかったので、夕方30分くらい見てきました。

オオルリ見たいなぁと思っていたら、ルリビタキの♂が出てきました冬鳥なのに、まだいたんかい= そういえば、アカハラもいました。

ソウシチョウも出てきました。カラフルですよね。でも、これ野鳥じゃないんです!!通称"外来種"。観賞目的で日本へ持ち込まれたものが、野生化したものなんです。つまり、飼育放棄のため野山に逃がされた、または飼い主の不注意で逃げた、などしたものが野山に定着してしまったんですね…
今では繁殖もしていて、近年、熊本をはじめとする各県で、その異常な個体数の増加が問題になっています…
こうした外来種は、同じような環境を生活の場とする在来種との競争により、在来種の生活に大きな影響を与えています。たとえば、餌不足や生活空間の不足など、在来種にとって深刻な問題を起こしてしまいます。たまったもんじゃありません。悪いのは、観賞という目的のためだけに、安易に外来種を移入してしまう人間なんですけどね…
ところでこの"外来種"、近年急激に生息域を広めているとする報告があります。他にガビチョウなども問題ですね。もちろん、鳥に限らず、植物や節足動物、魚類、爬虫類、両性類に至るまで、実に様々な外来種が急増中です。外来種が野に帰ることのないよう、皆さんくれぐれもご注意願います。

↑最後はコジュケイ。縄張り争いをしていたようで、他の個体を飛んで追っかけていました。コジュケイは、じっとしていると意外と姿を見せてくれます。"ちょっとっ来~い"と聞きなしされる山全体に響き渡るほどの大声で鳴くため、鳴き声を聞いたことがある人は多いはずです。たまぁに耳を澄ましてみて下さい。

さてここからは、おとといの立田山情報…

↑暗くて見づらいですが、マヒワです。これの写真を撮ったのは初めてでした。これは、クヌギの花柄(?)を食べているところです。

トラマルハナバチです。一瞬スズメバチかと思いました…そういえば、数日前からオオスズメバチを見るようになりました。冬眠明けたんですね…山などに行かれる際はご注意ください。

↑水浴びに来たヒヨドリです。くちばしに付いている黄色いのは、花の花粉です。ミツを吸ったときに付いたんでしょうね。

↑その後水にダイブ。といっても、ただ水浴びしているだけですけど。鳥って頻繁に水浴びします。

↑日光浴をするルリタテハです。石の上で羽をしっかり広げていました。変温動物にとって体温の維持は、生命の維持に不可欠です。にしてもルリタテハ、身近な昆虫ですが綺麗ですよね。注意して探してみて下さい。きっと見つかります。

フデリンドウ。まさか立田山にもあったとは…見つけた時はびっくりしました。

以上、立田山まとめて2日分でした。