影法師…… ひそかに、そして確実にやって来る
思いもしなかったところで蹴躓(けつまず)いた。
忘れ物が多くなる。
それに伴って、不安感が増してくる。
電気は消したか。鍵は掛けたか。
クスリは 確実に鞄の中に入れたか。
駅で買った切符はどのポケットに入れたか。
スマホの置き忘れ。
情けないほど記憶力が減退していく。
だから、メモが増えていく。
スマホの予定表にメモる。
愛用の手帳に書き込む。
茶の間のカレンダーにも書き込んで万全を期す。
しかし、新しい予定をメモるのを忘れ迷惑をかけることもある。
一日の始まりは、予定表のチエックから始まる。
しかし、たまたまこれを忘れた時に、大事な約束があったりする。
持続力が減退していく。
集中力もなくなってくるから、読書量も減ってくる。
メガネは3種類。
遠近両用にパソコン用の中近に読書用の近々メガネ。
老いはかなり早い間に発生している。
40代、息子と沢登りに行った。
石の上を渡り歩くのだが、これが軽快にできなくなってきた。
バランス感覚が鈍くなってきたのだ。
先に登った息子が振り返り、バランスを崩した私を見て笑っていた。
50代。
国家試験に挑戦した。
覚えられない。
やっと覚えたのにすぐに忘れる。
若い人の倍の時間をかけて勉強した。
それでも、合格するのに3年を費やした。
現在も「老い」は確実に粛々と私の肉体と精神を侵食している。
暑い日があったり、寒い日があったりすると、
体調を維持するのに努力が必要になってくる。
花冷えの中での花見に、ぶるぶるっと身震いをして、
俺も歳をとったなと思う。
そうした、老いの心境を
愛西市の小川 弘さんは次のように歌っている。
花冷えにまた来る老いの影法師
(朝日俳壇2017.05.01)
どんぐりさん家は、父ちゃんも母ちゃんもとても楽しそうな家庭を作られているなとブログを拝見して感じました。
どうぞよろしくお願いします。
母ちゃん病気に負けず、頑張れ!!
ご挨拶遅れまして申し訳ありません。
先ほどは読者登録をして頂きありがとうございます。
お恥ずかしい限りの拙いブログですが
これからもよろしくお願い致します。
体力の衰えはいかんともしがたいですが、
歳を重ねることの年輪の重みは得難い宝ですね。
デメリット部分はサラリと流し、
年齢にふさわしいおしゃれを楽しむことにしましょう。
毛を染めるのもおしゃれをして、美しく老いることへの努力と思えば楽しいですね。
若さにしがみつかない生き方って素晴らしいと思いませんか。
「この先どうなっていくのかな」と予測のつかないことを考えるより、
今を大切に生きていきましょう。
うわ~。凄くわかるぅ
私は64歳を目前にして、毛染めをやめようと決めました。
そのことでストレスになるかもしれないから、決心したけれど、「やっぱりまだ染めてます」になるかもしれません。
これも、またいいかなと思ってますが・・・さて今後の私はどうなるのでしょう?さっぱり予測できません。
ひとつ歳をとると、体力も容姿も衰えていきます。
せめて気力だけは若く維持したい。
しかし、
年を重ねることは
悪いことばかりではないですね。
人間が丸くなり、穏やかになります。
若い時には持てなかった老いの宝物と思えば、
「老春」もまた楽し、ですね。
分かります。
だから・・・だから・・(・_・;)
顔の周りの重力よ、飛んでいけ~って
無駄な抵抗ばかりの私です。
男性にはチョイ分からないかもですが・・