沖縄・安慶田前副知事 「口利き」「人事介入」疑惑
(3) 受験者名のメモ渡す?
沖縄タイムスはインタビュー記事を掲載した同じ日、次のような記事を掲載している。
リード記事では、安慶田氏のことを次のように紹介している(概略)。
豪快で部下の面倒見がいい。困難な課題でも辣腕を振るう。
教員採用試験合格以来の疑惑が浮上し、
複数の証言があるが、本人は真っ向から否定している。(リード記事)
その複数の関係者の声を次のように拾っている。
「副知事から『よろしく』という話が来ている。どうやって断ったらいいか」
「公平性の観点から絶対にできない」
ある関係者(この時点では、具体的な名前は伏せられているが、
当然のことながら記者は関係者を特定出来ている)による話しとして次のように述べている。
安慶田氏は複数の受験者の名前や受験番号が手書きされたメモを県教委側に渡していた。
結果公表に合わせ、依頼に応じられなかった旨を安慶田氏に伝えたところ、
幹部が副知事室に呼びだされたという。
この関係者は「露骨な圧力を感じた」と話している。
別の関係者の話として、上記の証言の補足記事を掲載し、証言の信憑性を高めている。
「詳細は聞いていないが当時、副知事から採用試験の口利きが来ているという認識は持っていた」
これに対する安慶田氏の意見は、インタビュー(1/30ブログに詳細)の中から拾っている。
「名誉にかかわる」「断じてない」「(県教委と)人間関係もほどんどない。そんなとこでやったら墓穴を掘
る」と全面否定したことを掲載している。
今回で3回目を迎える安慶田氏疑惑の記事です。
記者の質問内容も、確証を手の内において、被疑者を追いつめていく体勢に入っています。
あくまでも、記者が手の内のカードは見せず、
ポーカーフェイスで押し通すところに興味を持って見ています。
全面否定する安慶田氏ですが、記事の内容では、壁際に追いつめられる姿が浮かんできます。
次の一手を、記者はどんなカードを切るのか。
追いつめる記者と、追いつめられる安慶田氏の攻防を次回もアップします。
(つづく)
(2017.02.01記) (昨日の風 今日の風 №60)
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