雨あがりのペイブメント

雨あがりのペイブメントに映る景色が好きです。四季折々に感じたことを、ジャンルにとらわれずに記録します。

ニュースの声(4) プーチンの声 ゼレンスキー大統領の声

2022-03-18 06:30:00 | ニュースの声

ニュースの声(4)  プーチンへの声 ゼレンスキー大統領の声
     (1) プーチンはウクライナばかりではなく、ロシアをも殺したのです。
       ロシア反体制派知識人が手記を書いた。(朝日新聞朝刊2022.03.15)
       手記はロシア国内で書かれ、命の危険を顧みず日本人の友人に託された
       ロシア人女性です。
                                プーチン氏が始めた戦争について
「私たちは衝撃を受けています」
         「今に一番恐ろしいことがおこると、誰もが知っていのにもかかわらず、
          それが本当に起こると信じることができなかったのです」
          あの忌まわしいヒトラーの話に思いを馳せます。
「ヒトラーがキエフを爆撃したことを私の父は覚えています。ところが、
          こんどはプーチンです」
          「私たちは今、解放者の側ではなく、占領者の側にいる」
          ヒトラーがキエフを爆撃したとき、私たちは被害者だったが、
          今度は加害者になってしまった。戦争の予感を誰もが感じていたのに、それ
          を止めることをできなかった悔恨が手記の中ににじんでいます。
          危険を顧みず、ウクライナを支援するロシアの仲間もたくさんいる一方で、
「大変多くの人たちが戦争を支持し、プーチンを支持しています。むろん彼
          らも怪物じみたプロパガンダの犠牲者なのです」
          欧米企業が次々にロシアから撤退していきます。諸国の経済的制裁がロシア
          を苦しめ、プーチン派の市民と反体制派の市民の分断が深い溝をつくってい
          くでしょう。
                プロパガンダ:  特定の思想によって個人や集団に影響を与え、その行動を意図                                                                                                           した方向へ仕向けようとする宣伝活動の総称です。情報による
                             大衆操作・世論喚起と考えてよく、国際情報化社会においては
                             必然的にあらわれるものです。
                             ロシアのプーチン政権が、他の国々の情報を遮断し、政権の
                             都合のいい情報や嘘の情報を流して、国民を政権の都合のいい
                             方向へ誘導する宣伝活動など。
            
それでも狂気を以て対抗するプーチン。
          手記者の言葉は、ロシアの行く末を暗示して終わります。
           「マクドナルドの撤退は象徴的な出来事です。これはかつての民主的なロシア、
          ゴルバチョフとエリツィンの築いたロシアの終わりを意味するのです」



     (2)ゼレンスキー大統領は言った。(朝日新聞朝刊2022.03.08)
         「私はここにいる。武器を下ろすつもりはない。領土を、国を、子どもたちを守る」
                              (2/26キエフ攻防があった夜明けに)
       命の危険を案じて国外脱出を進める声もあるなか、
       首都キエフにとどまるゼレンスキー大統領。
       米政府からキエフ脱出を促されて断ったゼレンスキー大統領は言った
       とAP通信は伝える。

       「戦いはここにある。必要なのは兵器であって、(脱出のための)乗り物ではない」
       「国家指導者が首都をすぐに離脱すれば、政権も軍も崩壊してしまう」
       だから、私はここにとどまるのだと、
       「敵にとって私は第一の標的で、私の家族が第2の標的だ」
       大統領の悲痛な叫びと決意が聞こえてくる。

       (首都キエフの近郊 女性を背負って非難する 朝日新聞3/8)
                 (1868(慶応4)年、京都洛南鳥羽・伏見で旧幕府軍と
                   薩摩・長州を中心とする軍が激突。最後の将軍、第
                   15代将軍は東軍(幕府軍)をみすて、大阪城を脱出し
                   江戸へ逃げた。結果的に、この敵前逃亡が徳川家復
                   権の望みを断ち切る決定打となった。

    「聞こえてくるのはミサイルの爆発音だけではない。鉄のカーテンが下がり、ロシ
     アを文明世界から遠ざける音だ」        (2/24本格的な侵攻を受けて) 
    「今夜は厳しい夜になる。非常に厳しい。しかし朝は必ずやって来る」
                       (2/26ロシア軍が首都キエフに迫る未明に)
    「ウクライナは欧州を選ぶ。欧州がウクライナを選ぶと聞きたい」
                                            (3/1欧州会議にて)
              「彼らは、私たちの歴史や、私たちの国、私たちのすべてを消し去る命令を受けている」
                                                                                    (3/2侵攻が激しくなった7日目)

      一人の独裁者が、世界を動かす時代は過ぎ去り国連憲章に添った
    解決が望まれる。
    国際世論に敗ければ、戦争犯罪者。引くに引けない独裁者の姿が目に浮かんでくる。
    第一次世界大戦、第二次世界大戦を経て多くの問題を抱えてはいるが、
    私たちは平和への道を築き上げてきた。
    『力の論理』で勝利の道を得ようとする暴挙は許されない。

     (ニュースの声№4)     (2022.03.17記) 

  

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ニュースの声(3) 国連 ロシア ウクライナ関連

2022-03-15 09:27:54 | ニュースの声

ニュースの声(3) 国連 ロシア ウクライナ関連    

  メディアを通じて気になったnewsをアトランダムに載せます。
     読者の方々が何かを感じていただければ幸いです。

 (1) 人道回廊(脱出ルート)。(朝日新聞朝刊2022.03.08他)
      3月3日、ロシアトムウクライナは、2回目の停戦交渉のための協議を行った。
    その結果 ①即時停戦 ⇒⇒⇒⇒ 交渉ならず ロシアは軍事作戦は続行する。
         ②ロシア軍の撤退 ⇒⇒⇒⇒ 進捗ならず
         ③人道回廊の設置 ⇒⇒⇒⇒ 確保することで合意
                 唯一、競技で進展したのが人道回廊を設置することの合意だった。
          
人道回廊とは、一時的な非武装地帯を設置し、民間人が安全に避難したり、
           食料や医薬品を安全に輸送したりできるようにするために、紛争の当事者同
           士で協議して決める。
         
ロシア国営タス通信によれば、ウクライナを含む4都市で一時停戦し、人
        道回廊を開くと報じた。だが、ロシア側は今回、住民の脱出先を、ロシア
        かベラルーシと指定。ウクライナ側は同日、これを拒否する姿勢を示した。
 (2) 人道回廊はロシアの偽善的猿芝居だ。(朝日新聞WEB LONZA2022.03.13)
        人道回廊の設置は事実上失敗する。
        ロシア側が砲撃を止めなかったからだと、ウクライナ側は非難する。
        ロシア側は砲撃を止めなかったのはウクライナだと応戦するる。
        戦時下における情報戦も作戦の一つなのだ。
             避難する先にあるものはベラルーシであり、ロシアの国土だ。
        ロシアがウクライナ国民を実質的に人質にとるということである。
        「片方の手で人質の女性や子どもを抱き、もう片方の手で残った男た
        ちに銃を向ける。そういう光景が脳裏に浮かぶ。
        これが“人道”であるはずがない」(田中秀征 福山大学客員教授)
 (3) (イ)国連総会はロシアを包囲した。 国連総会 賛成7割で非難決議。(赤旗日曜版2022.03.13号 )   
    (ロ) 国連総会のロシア非難決議、反対は5カ国のみ。賛成141カ国で採決 議場から拍手。
                                          (WEB ビジネスインサイダーJAPAN)
           (イ)(ロ)とも3月2日に国連総会での『ロシア非難決議』報道の見出しである。
      (イ)は一部の大国が「力の論理」で世界を動かす時代は過ぎ去り国連憲章に添った行動
     こそが国際社会の主流になったことを示すものである。
           として、国連総会の概要を簡単に賛成141カ国、反対15カ国と伝えた。内容的には少し
      ものたりない。
      全容が見えてこないのだ。

        

      (ロ)が示した国連総会投票結果のモニターである。
      賛成141カ国 反対5カ国と示している。反対5カ国はロシア、シリア、ベラルーシ、北朝鮮、
      エリトリアである。
      問題はその下の35という数字だ。これは投票を棄権した国の数だ。代表的な国を挙げると
      中国、コンゴ、アルジェリア、中央アフリカなどの35カ国だ。
      賛成でもなければ、反対でもない、棄権という最も消極的な方法であり、態度表明を
      避けた国々だ。
      さらに、まっく意思表示をしない12の国がある。エチオピア、ギニア、モロッコ、
      ウズベキスタンなどの12カ国だ。
      これで、加盟国193カ国になる。

      141/193という数字は全体の70%を越える数字だから、
      喜ばしい決議事項なのだろう。
       だが一方で、常任理事国の中国が反対の意思表示をし、
      30%強、52カ国の棄権、及び意思表示なしの国が存在する、
      ということの方が私は脅威だと思う。
      戦争 侵攻 核をちらつかせる脅し、など力でねじ伏せる姿勢に対し、
      危険や不安を感じない国が30%も存在することの驚き。
      
      世界は安定に向かって進んでいるのではなく、『力の論理』で安定を阻害する方向に
      進もうとする危険に満ちている。
      ピンと張った綱の上をバランスを保ちながら進んでいるのかもしれない。
      危うく、危険な安定感だ。

      今度のロシア非難決議は、
      安全保障理事会(安保理)の決議とは異なり、
      総会決議に法的拘束力は無い。
      ただ、国連総会がロシアの一方的な侵略を許さず、
      ウクライナを支持するという「世界の意思」を非難決議への圧倒的な賛成で示したことは、
      国際社会でのロシアの孤立を浮き彫りにした。
                                                    ((WEB ビジネスインサイダーJAPAN))

           (ニュースの声№3)        (2022.03.14記)

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ニュースの声(2) ロシア ウクライナ関連

2022-03-13 09:11:05 | ニュースの声

ニュースの声(2) ロシア ウクライナ関連

 メディアを通じて気になったnewsをアトランダムに載せます。
    読者の方々が何かを感じていただければ幸いです。

(1) ゼレンスキー大統領は演説で言った
       ロシア語で「帰れ」と。      (朝日新聞 朝刊2022.3.5)
   「我々が降参すると思っている人は、ウクライナを全く理解していない」
   徹底抗戦の意思をあらためて強調。
       「戦争の初めの数日間は本当に複雑だった。私たち団結し、強かった。つまり耐え抜いた。
        今後も頑張りぬくだろう」
   大統領としての決意表明であり、最後にロシア語で「家に帰れ」と云った。
                                   (大統領のビデオメッセージ) 

(2) 未明の爆撃音「戦争が始まった」(朝日新聞朝刊2022.03.07)
       2月24日 午前5時。キエフにいた記者の携帯が鳴った。
      「プーチン大統領、特別軍事作戦を命令」
       突然の攻撃に、通信社の記者たちはベッドから跳ね起きた。
       ホテルの部屋にも「ズーン」「ズーン」という爆撃音が届き始めた。
       記者はメールで状況報告をする。
        まだ、日常もあった。
        コーヒーや軽食を売る売店が開き、朝食を注文する市
        民がいた。
        「外に出ないように」出勤した女性はすぐに家に帰され、そう言われた。
        「希望があれば生きられるし、生きれば希望があるのよ」
       ロシア軍のキエフ侵攻は予測されたことなのだろう。女性の言葉には「不安や怖れ」
       よりも、来るべき時が来たのだ、という覚悟の言葉のように聞こえた。
        記者は記事の最後をこう伝える。
       「私は侵攻3日目、ウクライナ西部に退避した」

 (3)  その後のキエフ侵攻(朝日新聞朝刊 2022.03.12)
     キエフの中心部まで15㌔に迫るロシア軍。
              1週間ほどキエフ周辺で停滞していたロシア軍は、再び(キエフの)首都の包囲に動き出
     した模様。ウクライナ側も強く抵抗、膠着状態に陥る可能性が高まっている。
                                                                  (米戦争研究所 10日発表
)
 (4) 兵力投入する構えのロシア軍(朝日新聞朝刊 2022.03.12)
     「志願兵」を希望する外国人1万6千人が待機していると。

 (5) 報道の自由に網をかけた独裁者(朝日新聞朝刊 2022.03.07 天声人語)
     ロシア政府が決めた。
     「軍の活動について偽情報を報じた記者らに対して最大15年の禁固刑を科すと決めた」
     『偽情報』かどうかはロシア当局が判断すると。独裁者の驕(おご)りの自作自演ではないか。
      多くの報道陣がロシアから撤退せざるを得なくなった。

      「我々はなすすべなく自由な報道が殺されるのを目撃しようとしている」
      国際NGO「国境なき記者団」の悲痛な叫びである。
           天声人語氏もまたペンの力でこの暴挙を訴える。
      『単一国国策メディア』のみが報道を担う異様な社会。
     まさに独裁者にとって理想の中の理想であり、
                  市民にとっては暗黒の中の暗黒であろう。


     かっての日本が演じたように、『報道管制』による『大本営発表』が、
     不都合な部分を隠すための、つまり、自分の失策を隠すための、
     国民をだますための浅はかな施策であったことを私たちは知っている。
      自分の地位や名誉を守るために、欺瞞に満ちたご都合主義の施策を展開していく。
      独裁者の先は見えている。

      今、私たちが怖れているのは、
      思慮分別のないものに刃物を持たせた時の不安である。

      (ニュースの声№2)             (2022.03.13)

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ニュースの声 (1) ロシア ウクライナ侵攻関連

2022-03-11 06:30:00 | ニュースの声

ニュースの声 (1)
    ロシア ウクライナ侵攻関連
            メディアを通じて気になったnewsをアトランダムに載せます。
                読者の方々が何かを感じていただければ幸いです。
(1)
 
“チェルノブイリ原子力 発電所 ロシアウクライナが占拠”(NHK NEMS WEB 2022.02.26)

   (NHK NEWS MEBより)

   

 


         

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