goo blog サービス終了のお知らせ 

パルパイヨ亭気分。

四銃士が周囲を気にせず語り合ったパルパイヨ亭で語る気分で。

教育汚染

2008年10月11日 | ニュース・情報番組
ノーベル物理学賞受賞が決まった益川さんが文科相との会談で「考えてみようという心は人間にみんなある。それをよってたかって受験体制の中で汚染している」と語った。

まさにその通りで、よくぞ言ってくれたと思った。今までこの手の意見を発言力のある人から聞いたためしがないので、少し溜飲が下がった。

受験勉強なんてのは正に人から考える力を奪う勉強法で、なんたってテクニックさえ詰め込めば良い点を取れるのだから。で、“いい点を取った人間”イクオール“頭の良い人間”ということに今の社会じゃなっている。こういう“いい点を取った人間”があらゆる社会のトップにいるからいつまでたっても世の中よくならない。特に役人なんか受験勝者の集団だから止めどもなく問題を起こしてくれる。何せ彼らには考える力がないんだから。

ゆとり教育だ、いや反ゆとり教育だなんて言ったって、結局、受験改革をしなければ結果は同じ。現状すべての教育機関が受験中心に回っているんだから。考える力を必要とする受験体制にシフトしなければ、テクニックを得られないだけで、実は考える力に優れる人材を埋もれさせるだけだし、小中学校の頃から夜10時11時まで塾に通って受験テクニックを詰め込んだところで、ただの睡眠不足なキレやすい人間を製造するだけだ。

文科相一人に訴えたところで世の中かわらないだろうけど、今回益川さんが打った布石が近い将来の受験改革に繋がればいいと思う。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。