
FMで聴いたShibuyaKとそのテレビパフォーマンスが気に入って、いろいろチェックしてたらファーストライブツアーが開催されるようなので、一般抽選販売でチケット入手。
整理番号は500番台前半だけど、一番後ろでもいいやと、入場順気にせず、ライブ開始30分前に着けば充分と思い。ゆっくり渋谷へ向かった。
それでも18時10分頃には道玄坂を登頂し、東急百貨店でトイレを借り、現地にも開始40分前には着いたかな。
すでに長い列などはなく、入場も600番台に入ってた。過ぎた500番台でも入れて貰えるか聞いたら、普通に通してくれた。
チケットチェックが済むと、青いサイリュームの輪を腕に嵌められた。O-EASTのしきたりなのか、今回のライブのためなのか、ここに来たのは少なくともO-EASTになってからは初なので判らない。
ドリンク代500円を払い、荷物チェックなどは何もなくスムーズに入場。物販はお金もないしスルーして、バーでヴォルヴィックを入手、いざライブ会場へ。寄りかかれるところがあれば…と見渡したが、正面向きのバーはすでに埋まってる。
ちょっと下手に回ったら、下手最前にステージに垂直方向のバーがあり、そこは空いてたので、このバーに取り付いた。寄りかかれる場所が確保出来たのはありがたかった。
水でのどの渇きを潤し、しばしくつろいでいると腹が減ってきたので持参のカロリーメイトを食し、開演を待つ。
開演が近づいたが、自分の前にはいまだスペースがあり、背の高い人も来ない。このままいけばストレスなくライブが鑑賞出来そうだ。
開演予定の19時を6,7分過ぎた頃、会場が暗くなり、ライブがスタートした。
セットリストは自分のメモと公式LINEをすりあわせて。間違ってるかも。あくまで個人的メモということで。
M00 オーバチュア、ウェルカムソング的な歌。
DAOKOの衣装はShibuyaKの青いパーカー的なやつ。髪も左に流して、遠かったけど、多分右耳に例のアクセサリーが着いてた。ヘッドホンをして、スタンドマイクで歌う。
自分は最下手にいたので、上手の楽器しか見えなかったが、上手のミュージシャンは電子パーカッションとギターとパソコンで何か、一人何役もしてた。下手にもシンセサイザー的な人いたのかな、何せ見えなかったので判らない。音聴いても何人でやってるとか機材とか判るほど音楽に精通してないし。
ステージは、DAOKOと観客との間にスクリーンが隔たる。DAOKOのキレイな顔立ちも、青いミニスカートと黒いニーハイの間の絶対領域も目の前に見えるが、スクリーン越しだ。なんかCGアイドルを見てる風情だ。
そしてこのスクリーンを使った演出、初めて生で見たがすごい。どんなシミュレーションをして、どんなリハーサルをすればここまで曲や本人のパフォーマンスに合わせた映像が流せるのか。日本にはそもそもアニメの主題歌で歌に合わせて映像を作るという技術はあったが、にしてもすごい。これが3800円のライブ代でまかなえるものなのだろうか…。
M01 高い壁には幾千のドア
M02 嫌
M03 ぼく
この3曲目からハンドマイクでのパフォーマンス。
M04 ミュージック
ミュージック、お気に入りなので、かなり高まった。
M05 かけてあげる
M06 ないものねだり
M07 JK
JKのアウトロ? でちょっと後ろに下がり水分補給してた。下手にいたから見えたのかな。
そんな長い時間でもなかったけど、お持たせしましたと再びマイクに向い「BOY」と曲紹介して再びパフォーマンスへ。
M08 BOY
M09 fog
M10 一番星
M11 流星都市
ここでMC的な時間。みなさん楽しんでますか? 私は楽しんでます。最高の夜をありがとう。みんな踊ってください。みたいな話しだったかな。
下手から見る限り、あんまり会場が踊ってる雰囲気はなかったけど、正面後方の客とかは踊ってるのか? そして自分も踊らなきゃいけないのか? そもそも踊る? と思ったけど、もはや振りコピとかやる年でもないし、DAOKOのパフォーマンス中の求めに応じて手拍子をするに留まった。
M12 水星
M13 ME!ME!ME!
M14 歌舞伎町の女王
なんだ、この曲知らないぞ(実際のところME!ME!ME!も曲持ってないのでちゃんと聴いたことなかったけど、雰囲気は他の曲と同じだったし)、こんなメロディアスな曲あったのか? と思った。帰って公式LINEチェックしたら椎名林檎の曲だった。多分、聴いたことあるけど(※後に原曲聴いた。何度も聴いたことある曲だった)、DAOKOの曲と思って聴いたのでまったく判らなかった(※先入観すごい、というか原曲に気づけないとはなかなか情けない)。
でもすごく良かった。次のシングルでカバーレコーディングして欲しいな。
M15 さみしいかみさま
M16 ShibyaK
生ShibuyaK最高。でも、サビの振りが顔の前でやるやつだから、下手の自分の位置だと顔が隠れてしまう…最後の「愛してる」の人差し指も左頬にやるから下手からだと見辛い…でもレアな角度から見られたと思おう!
自分の位置からだとちょっと本人が斜め向くと、真横を見る形になるんだけど、腰細かったな~。指も細っいし、こんな華奢だと思わなかった。
本編終って、下手袖にハケる時、スクリーンと袖の間から生DAOKOが見られた。
しばしの手拍子、やがてDAOKOコールとなり…
アンコールでDAOKO再登場。
衣装チェンジして来た。
紫のノースリーブのベスト的なトップス、腰に青系のチェック的なシャツ巻き付けて、青系のロングスカート。髪は両側均等に降ろし、でもヘッドホンは着けている。
アンコールのお礼と衣装どうですか? みたいな話しと、やっぱりみんなもっと踊れますよね? みたいなこと言ってたかな。
EN01 きみ
アンコール一曲終えて、DAOKOライブの代名詞的なスクリーンが、上にはけた。
初の試みと言ってたような気がする(※FMで初だったことを確認。大阪では会場の都合上出来なかったようだ)。でも会場は暗いので「みんなの顔が見えるような見えないような」と言いながら、私みんなの顔ちゃんと見るんですよ、みたいなこと言ってた。この時だったか、次の曲中だったか、下手側にも寄って来てDAOKO最接近したけど、光量が少な過ぎて、顔は見えなかった。
今日何度目かの最高の夜という言葉を出し、最高の夜をありがとうと言ってた。
そして自分についてちょっと話しますみたいな感じで話しだし「自分には自信がない。でも自分の音楽にだけは誇りを持っているし、その音楽を支えてくれるみんなも誇りに思ってる」というようなことを語った。
ホントに最後の曲になるけど、すべての力を尽くして心を込めて歌う、みたいな熱い言葉で最後の曲のパフォーマンス。
EN02 ゆめみてたのあたし
多分「あたしひとりじゃないんだ」の歌詞を歌った直後くらいに自分自身の歌詞がツボに入ってしまったのか込み上げてしまって、ちょっと歌えない状態になった。MC中じゃないから励ましの言葉を飛ばすことも出来ず、かといって歌詞も覚えてないから代わりに歌うことも出来ず、見守るしか出来ない自分がもどかしかった。
持ち直して歌い切ったが歌詞の「すき、スキ、好き、大好き、」でファンへのメッセージはすべて伝え切ったのだろう、歌い終えるとあっという間に袖へと消えた。
こうして20時半過ぎ、DAOKOライブ初体験は終った。
なんというか、歌ではあるんだけど、吟遊詩人の魂の叫び的な部分が多くて、身を削ってる感が序盤からすごかった。
こんなパフォーマンスしてたらステージ終った後、倒れてしまうんじゃないかと思った。
ただ自信ない人生の中、こうして自分の音楽にスタッフやファンが集まってくれただけの感情じゃなく、魂削ってる分、感情が揺れやすくなってて最後感極まったのかなぁというのを感じた。
渋谷でラッパーで、つい1年前まではJKだったとか言えばちゃらい印象になるが、すごく華奢で繊細で、今の私生活を切り売りしたバラエティー化したアイドルたちより、よほど守ってあげたい感を持てる、アイドルらしい風情に思えた。
あと、まったくジャンルは違うけど、衣装がお馴染みなやつくらいしか見たことないせいか、クリィミーマミのライブの雰囲気を感じた。ファンとの距離とかファンの雰囲気とか含め。それと、客層は昨今のアイドルコンサートで多くみかけるおじさん層は視界には入ってこなかった。男子の方が多かったが、女子も多くいた。
活動を続けるにはファンが増えるに越したことないはずだが、これくらいの規模のライブが見続けられたら個人的には嬉しい。
グループもいいけど、歌手1人を見続けられるライブもいいものだ、とつくづく思った。
とてもいいライブだった。こちらこそ最高の夜をありがとうと言いたい。この体験は自分にとっても宝物になった。