
あれ、気がつけば2008年以来の東レ? クオリファイが有料になってから初めて来た。
HPのアナウンスだとチケットには申し込みが必要みたいな…仕方ないのでネットでチケット申し込んでセブンで購入したんだけど、ドローもOOPも前日だから、前日に申し込んで当日朝、豊洲で発券するというアクロバティックなチケット入手となった。豊洲のセブン、事前に地図では確認したけど、駅テキトーにいつもと違う出口で出たら目の前に現れて、自分も持ってるなと思った。なお、チケットは会場で普通に当日売ってたね。申し込みうんぬんは前売りの話か。無料時代事前申し込みが必要だったから惑わされたわ。
センターコート、第一試合を観戦。不田涼子が登場するからだ。第三試合の中村藍子の現状も見ておきたかったけど、気力も体力も衰えているので、一試合に絞って昼も用意しなかった。たった1000円で丸一日テニス楽しめるんだけどねー。
昔は年に数回観戦していた不田涼子の試合もタイミングが合わず数年振り。故障復帰してから初かな。再会まで長かったな~。相手は予選15シードが付いている波形純理。

3年前見に来た時はスタンド上方に設置されていたスコアモニターはコートレベルに、サイズもコンパクトになっていた。このモニターでセンターコートはチャレンジ出来るらしいが、見た試合では使われなかった。
チェアアンパイアのラインレフェリーへの絶大な信頼と毅然としたジャッジがもたらしたようにも思えた。
試合はファーストセット、不田が5ゲームを連取。

3ゲーム目を取りガッツポーズの不田。もはや膝のテーピングなしではプレー出来ないのだろうか。
ファーストセット第1ゲーム2ポイント目、ネットに出たところを波形の中ロブで頭を越された。追うかなと思ったけど、見送った。フットワークに自信がないのかな、と思ったけどその後、そんな不安は感じさせなかった。まぁ序盤だったしね。

力強いストロークは健在。
5ゲーム連取も、第7、9ゲームはファーストサーブが決まらず、ブレークゲームで追いつかれる。
ファイブゲームスオールを覚悟したが、第10ゲーム、波形のダブルフォルトを足がかりに攻め、最後はリターンエースでブレークバック。ファーストセットを6-4で先取した。

波形はキレのあるファーストサーブが決まるといい展開になったが、度重なるフットフォルトでリズムに乗り切れなかったか。
セカンドセットも不田が第5ゲームで先にブレーク。しかし、ほとんどファーストサーブが決まらなかった第7ゲーム、3度のデュースのお互い一歩も譲らない展開の中落としてしまう。さらに4-4で迎えた第9ゲームも自らのダブルフォルトなどで2ポイント先取される苦しい展開。しかし強い気持ちの伝わって来るストロークで、最後は2本のウイナーを連続で決めキープ。続く第10ゲーム、強い気持ちがネットにかかったボールをコードインさせ、マッチポイントを握る。が、波形も粘り4度デュースの激闘。最後は不田が強いバックハンドストロークを決め、6-4、6-4。セットカウント2-0で勝利した。

勝利を決めたバックハンドストローク

勝利の瞬間、歓喜の不田

試合終了後、笑顔でサインボールを会場に打ち込む不田。久々に涼子スマイルが見られてよかった。
久々に見た不田涼子の試合。気持ちのこもった力強いストロークは健在で、やっぱり見ていて力が入るし、面白い。魅力のあるテニスだ。まだまだ若いし、再び日本のエースに名乗りをあげて欲しいと思う。ただ、今回2セットだったし、時間も1時間半程度のゲームだった。フルセット、2時間越えのゲームになった時、膝が対応しきれるのかは今日のゲームからはわからなかった。万全の状態になっていることを祈るばかりだ。

ベンチの後ろにあるこのティッシュ。横着して後ろをむかず手を後ろに回して取ろうとしたが、ティッシュを掴めず、仕方なく後ろを向いて取ったシーンがあった。だいぶ大人になったがおちゃめな部分も残ってて嬉しかった。あと、最後勝利の祝福の声援を送ったらこっちの方向を向いて微笑んでくれたのも嬉しかった。
明日は第2コート、第2試合か。どうしようかな…。