子供の頃「ハゲ ハゲ ハゲ シュッシュ! ハゲスタ??」という替え歌が流行りました。「せんせい(つるっぱげ)」の類です。子供の感性は時にえげつないものです。
で、何の替え歌かというと『ザ・カゲスター』の主題歌の替え歌。多分、多くの地域でこの歌が流行っていたと思うのだけど、一方でカゲスター自体はそれほど有名でなかったように思います。何故替え歌だけが一人歩きしたのやら…。そもそも大人になってCDでカゲスターの主題歌を確認すると、ちっとも「シュッシュ」ではなかったのです。我らがアニキ、水木一郎さんが思いっきり「ギュッギューン!」とハッキリクッキリ叫んでいるのです。なのに何でみんな「シュッシュ!」と歌っていたのか…謎ばかりです。
カゲスター。ストーリーは覚えてないですが、見ていた記憶はあります。子供心にあのデザインは衝撃的でした。頭にうずが…マントが派手な星柄…。極めつけはカゲスターの飛行艇“カゲボーシ”。なんか頭がグルグル回ってるし、顔でかいし、羽根でかいし…当時、カゲボーシの超合金をおもちゃ屋さんで見るたび、「さすがにこれはいらないな」と思ったものです。
未だに強烈なインパクトを記憶の片隅に残し続けるカゲスター。特撮本などでストーリーの概要を見ると、ちょっと見てみたい気になる存在。もう見る機会はないだろうけど。
ちなみに新京成の8000系のことを、僕は密かにカゲスターと呼んでいます。カゲスターを知ってる人なら思わず納得してくれるはず。