
日程が出た時に本郷行きの日と同日だったので、外出するのに好都合と思ってチケットを取った。
6800円は自分にとっては高額だけど、一年に一回は生はるにゃんを見たいと思っていたので、残り3ヶ月だしこの機会を逃す手はないなと、それにこの舞台には歌や踊りはないけど、5人しか出ないのでその分、はるにゃんに集中出来るというのもあった。
でもやっぱり高いのではずれてもいいという気持ちで申し込んだ。先行の時はまだ本郷の時間わかってなかったので申し込めなかったけど、後に時間被らないってわかったので一般販売で。
当選したんだけど、当選というか…この回は最終的に最後まで売れ残った。まぁ、ファンとしてのプライオリティーは接触出来る握手会、騒げるライブの順だろうし、接触も騒ぎもない、しかも出演メンバーが限られた舞台は魅力低かったのだろう。平日だし。
そんな不人気回だったせいか、一般発売だったのに席は前から4列目。しかも中央やや上手だった。とんだ良席だ。会場入ったら演出の都合か上下端から二席くらいカバーして使ってなかったので、それで4列目とか、よほど不人気だったことがうかがえる。
本郷を昼過ぎに後にすると徒歩で秋葉、スーパーでパン買って歩き食いしながら神保町へ。何も購入せずちらっと見ただけで時間もないので秋葉に戻って日比谷線で六本木へ。神保町からだと乗り換えめんどうだし、時間あまっちゃうので。
六本木ヒルズでトイレ借りて、毛利庭園を出てぐる~と回って鳥居坂を登って現場へ。

開場14:30の設定だったが、開場10分前くらいに現場着いたら、ロビー開場していて、すぐ中に入れた。
金属探知器もされたが、劇場ほど厳重じゃなかった。物販列なかったので思わずパンフレットを入手。
ほどなく開場されたので一応トイレ行ってから座席へ。
あぁ、これは近い。双眼鏡持って来たけど、使ったら不審者状態だったので止めた。
そして定時の15時に会場に薄いうめき声が広がると、舞台は始まった。
若い黒スーツを着た男性が舞台に現れ、上下をお祓い。そのあと、上手端に儲けられた小高いスペースに着いた。そしておもむろにバイオリンを手にする。彼はバイオリニストだった。彼の生演奏をBGに朗読劇は進行する。
やがてメンバー5人が登場。この回出演メンバーは小嶋陽菜、北原里英、13期の岩立紗穂、同じく梅田綾乃、最初のドラフト前BINGOでルックスに惹かれた田北香世子の五人。
はるにゃんを観るのがメインだったので他のメンバーを吟味する余地はなかったけど、りえちゃんとは最初に見た公演、SKE時代も見たし、ホント縁がある。
前列中央がはるにゃん、下手がりえちゃん、上手にさっほー。舞台後方は3段くらいの段差のあるフロアーがしつらえられたが、そこの1段あがったとこにかよよんとうめたんが立ってプロローグが始まった。
ここではるにゃんが数ある候補の中から選んだ渾身のボケを披露。噛んだの気にならないくらい面白かった。
そもそもはるにゃんがホント目の前に近い! 大枚はたいたかいがあった。でもはるにゃんは三次元でみると、今回の暗い照明のせいもあったけど、世間が大騒ぎするほどAKB一のビジュアルでもない。もちろん、そこまで承知した上でファンやってるんだけど。髪型は左耳出し、可愛かった←矛盾っ
携帯の電源はオフになど、よくある諸注意を面白おかしく語り、私たちも電源をオフにします、とスマートフォンを掲げてオフに。そのオフにしたはずのスマートフォンから何故かコールがそして謎の声が…という形で本編へ。
5人は舞台正面下手の階段を降り、そのまま客席横の通路を経て、客席前部と後部を分ける通路を右に曲がり、そのまま側面の扉を出て一端退場。最近の舞台は後ろの方のお客さんに悲しい思いをさせない演出が多い。
ここからは一人2本、短めの怖い話を順番に朗読していく。
といっても一人で落語家みたいに語るのではなく、他の役は山ちゃんと犬山イヌ子の語りがテープ?で流れる。
舞台の背面にしつらえられた菱形の3枚のモニターも画像でストーリーをサポートする。
「理科室」うめたん
確か舞台前方下手に立っての朗読。
話しは水泳の得意な子に意地悪して先生理科室で呼んでるとか言って…その後家に帰らない騒動からの、主人公が翌日理科室でずっと待ってたその子を見つけたんだけど、実はすでにプールで死んでたとかそんな感じだったような。
「トンネル」かよよん
確か舞台前方上手に立って朗読してたと思う。
話しは真夜中の?のトンネルを友達と二人で歩いていたらすれ違ったはずの女性がすごい勢いで追いついてきて赤ちゃんを預かってくれえと。あまりの怖さで走って逃げてトンネルを出たら、友達が赤ちゃんを抱かされていた的な感じだったかな。
「穴」さっほー
確かさっほーは前方中央にいた。
話しは定期的にみる穴を掘る夢、この穴と同じ現場をひょんなことから発見して実際に掘ると人骨が。
母親がかつて夫と浮気女を埋めた穴だった。それを幼少期の主人公がみていた。
掘った現場を当の母親に見られもみ合いになり、やがて自分が母親同様穴を掘るというオチかな。
「脅迫者」りえちゃん
最初のりえちゃんは客席前段と後段の間の通路に移動式の台を持って来てその上で。
後ろ向こうか正面みたままでいいか、考えてたら話しが入ってこなかった。
「噂」はるにゃん
はるにゃんは中央。
話しは以前病院だったというホテルに泊まった夜、廊下では救急患者のベッドが運ばれる音が。
朝目覚めると自分も病院のベッドに寝ていた。
「FAX」うめたん
ここのうめたんはりえちゃんと同じ台の上で。
この後はもうみんな舞台の上で場所は覚えてないけど、段差の上だったり前と違う場所で朗読してたと思う。
話しは毎夜?知らない人の死亡届がFAXで届く。やがてそのFAXに書かれた名前が後に実際死亡することが判明。
最後には自分の名前の書かれたFAXが…
「オルゴール」かよよん
聴きながら夢を見るとその夢が実現するオルゴールをアンティークショップで入手したが、古くさいオルゴールとバカにしていた友人が夢が実現すると知るや借りていく。そしてなかなか返してくれないことにいらだちを感じた主人公は友人を殺す夢を見てしまう、その枕元にはオルゴールが…
「心霊スポット」さっほー
いつも友人の輪から疎外感を感じていた主人公は、大学内で噂の心霊スポットに友人と共に行くが、こけて?遅れをとってしまう。やがて友人に追いつくと絶叫が。自分こそがすでに死んでいた幽霊だった。
さっほーが最後に衣装の胸のコサージュを取って、話しと同じ赤い薔薇を胸に表出させるという演出あり。
「隣人」りえちゃん
マンションの隣家から毎夜夫婦喧嘩の声が。やがて管理人にそれとなく苦情を申し立てるも、隣りの一家は事故で亡くなり? 荷物を処分するばかりになっていた。
その事実を知った夜もいつものような争う声が。そして主人公宅の呼び鈴が鳴らされる。ドアスコープを覗くと隣りの子供がお姉ちゃん助けてと立っていた。
「陽子」はるにゃん
ストーカーに陽子陽子とつきまとわられるが、自分は陽子でなはい。
しかし最終的に自分が陽子だと解り、狂気の笑いを浮かべる。
エピローグ「ブルーシアターの秘密」5人
5人が同時に舞台へ。ブルーシアターでの上演をひかえた劇団のメンバー。
はるにゃんはちょい役ばかりの古株で、シアターでは何かが起こると警告する。
さっほーは主演をずっと努めてきたが、今回は主演の座をうめたんに奪われる。
うめたんの主演をねたむりえちゃんとかよよんはさっほーに加担してうめたんを上演中に事故に合わせようとする。
かよよんは怖くなって裏切りはるにゃんに助けを求める。
はるにゃんの力及ばず、大道具がうめたんを襲う、が、一命を取り留め、話題もありやがてスターへ。
さっほーも同じ境遇を求め、大道具の下敷きよなる…そんな感じだったか。
アジフライがどのこうのと言うセリフの時、はるにゃんが立ち位置1に立って、まさに目の前に来た。
ここまで握手会に行かない自分にとって最接近じゃなかったろうか、来たかいあった。
最後に舞台中央に台本?を山口百恵のマイクみたいに置いていくのだが、はるにゃんのスカートの中の太腿が結奥まで目に入ってきた。
はるにゃん目的で行ったので、他のメンバー、一応りえちゃんは縁があるし、かよよんは顔が好みだけど、さっほーとうめたんには興味なかった。
だがしかし、90分も同じ空間にいるとだんだん感情移入してきて、最後にはこの5人で良かった~と本気で思えた。
さっほーとかよよんは準備万端だったこともあるんだろうけど、ホント上手かった、表情も絶妙。引き込まれた。
前日まで舞台出ててあまり台本読み込めてないと言ってたうめたんもめちゃめちゃ良かった。声も表情も発生もいいし、顔が大層舞台映えした。黒目のキャッチライト映えが尋常じゃない。この子は正直ぱっとしないと思ってたけど、北島マヤタイプだ。舞台で輝く。次に舞台出る機会あったら、金と時間が許すなら是非みたいと思った。
韓国帰りのりえちゃんもさすが女優志望、すごくよかった。
その中にあって、緊張のせいか早口のはるにゃんはなんなら他メンバーより見劣る感もあった。でもドラマ経験豊富なだけに、メリハリがいい。狂気の笑いとかもゾクゾクした。やっぱりはるにゃんはすごい。
舞台という雰囲気で、間近にはるにゃんいながら、カーテンコールでも声をかけることは出来なかったが、充分はるにゃんを、他の4人も、満喫出来た。来てよかった。
おまけ:5人の台本の持ち方。かよよんはグー、りえちゃんはパーの持ち方で貫いた、
他のメンバーは基本以下の持ち方だったけど、かよよん型やりえちゃん型になることもあった。