
で、当日。幼少の頃からアニメソングを愛好し、高校時代に罰ゲームで歌わされた時アニソンを歌ってバカにされたこともある。社会人になって会社の飲み会でアニソンを歌って、こっちはマジでもイロもの扱い。それでもアニソンを愛好し続け、なのにアニソンライブ行くの初。幼少期に船橋ヘルスセンターで子門真人のミニライブは見たことあるけど、本格的なのは初。
ミッチの歌声、好き。自分の中では世界一歌上手いと思ってる。世界一きれいな歌声だと思ってる。これだけはどんな歌手が目の前に現れても今まで変わってない。いつか生で歌聴きたいとは思ってた。その時が、来た。長かったな~。何十年かかってんだよ、俺。ソロコーナーで「キャンディキャンディ」来た時、ホントに言葉に尽くせないほど感動した。やっぱり自分は間違ってなかった。ミッチは世界一上手いと思った。その歌声で、ホントになんとも言えないものに体中が包まれた。ここまで来るのにかかった年月、その年月ですっかりお年を召されたミッチ、なのに全然変わらない声、そしてこの感動的なパフォーマンス、すべてがないまぜになり、泣いた。はずかしながらマジで涙が頬を流れた。
アニキと影山さんのパフォーマンスも素晴らしかった。でもやっぱミッチだった。ホントすごいんだよね。パワフルな歌とか、だいたい女性が挑戦すると男性的にたくましくなってしまうのだけど、ミッチはあくまで女性的に歌えるんだよね。昨年の紅白でついに悲願のアニソン歌手が出場したけど、水樹奈々、ジャンルはアニメかもしれないけど歌唱は演歌チックで純度が低いんだよね…第一世代から見れば。なんでミッチを呼ばないのか意味がわからないと、数十年前からずっと思ってるんだけど、ホント、この才能を日本は見逃し過ぎ、とつくづく思った。
近年、急速にアニメとアニソンが市民権を得つつある。アニキがMCで折に触れて切々と語ってたけど、ホントにアニソンは不当な扱いを受けてきたと思う。そして市民権を得たといえる今でも、アニキたち第一世代はそんな過去があるだけに、決して安泰だと思っていない。だから、アニキやミッチ、アニソン第一世代が今でも最前線でバリバリ活動をしているんだと思う。第一世代の体力に限界が来るまでに、一般向けのアニメにアニソンらしいアニソンが復活し、紅白にアニソン枠でも設けられれば、と思う。