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パルパイヨ亭気分。

四銃士が周囲を気にせず語り合ったパルパイヨ亭で語る気分で。

東レクオリファイ三日目

2008年09月15日 | テニス
クオリファイ二日目は奈良くるみが残ってたら行くつもりだったけど、負けてしまったので代わりに駒場でレッズL対ベレーザを観に行く予定に。しかし当日になって五輪効果でギリに行っても良い席で観られないかな、けど一人で早めに行くのもいやだしな、などと思い、今月はお金もないし、予定を変更して自宅でビデオ消化。

そして今日、クオリファイ三日目。本戦出場決定試合は自分が観戦を始めてからはずっと非公開だったので、伊達ちゃんが仮に来なくても絶対観に行くつもりだった。祝日だから公開するとか言ってたかな? 祝日じゃなきゃ非公開なのか? ともあれ三日目を観戦。初日の予想通りスレボトニクと伊達ちゃんの試合を観ることが出来た。一応、初日より10分ほど早く家を出たが、それでも初日の約2倍の人がすでに並んでいた。伊達ちゃん人気恐るべし。ま、コロシアムはでかいのでそれでも開場後余裕でいつもの二階席に座ることが出来た。

第一試合は予選第1シードWTA25位・スレボトニク対、初日に高雄を敗ったキオザボング。杉山のダブルスパートナーでもあるスレボトニクは長身からのネットプレーなどで圧倒。キオザボングはセンターへのエースやダウンザラインのウイナーなどを何度か見せてくれたが、3-6,3-6で予選敗退となった。


第二試合はWTA41位・アレクサンドラ・ウォズニアク対伊達ちゃん。ファーストセット第1ゲームは伊達ちゃんがウイナーでデュースに追いつき、いきなりブレークするのではないかと思ったけど、最初のアドバンテージをモノにしたウォズニアクがキープ。けど、他の選手に比べパワフルさは一切感じないんだけど、たんたんと、けれど相手を圧迫する感じが伊達ちゃんにはあって、これは圧勝するんじゃないかという雰囲気はあった。とにかくすごいオーラだった。
しかし終わってみれば1-6,1-6で伊達ちゃんが敗れた。とにかくここ一番でことごとくネットにつかまった。ネットにアジャスト出来ないまま終わった印象。よくわからないけど、これがライジングの難しさなんだろうか。結局一度もブレーク出来なかったけど、試合中に様々な試みをしていることは伝わってきたし、今日のコンディションの中での力は出し切ったんじゃないだろうか。中でもセカンドセット第2ゲーム、ウォズニアク40-0からのポイントは左手打ちなどを交えた粘りのラリーからウイナーを決めて会場を沸かせた。

あと一歩でティアⅠ本戦に出場叶わなかった伊達ちゃん。しかし今後がさらに楽しみだ。


予選にも関わらず多くの観客が詰めかけた有明コロシアム。伊達ちゃんは負けたものの、そのプレーは多くの観客を魅了したはずだ。

#個人的には2002年のトヨプリで伊達ちゃんの負傷退場を見ているので、今回何事もなく試合が終わってホっとした。

東レクオリファイ初日

2008年09月13日 | テニス
WTAの方針で真冬の東京体育館から初秋の有明に場所を移して開催された東レPPOを観戦。庶民の味方、無料観戦のクオリファイは絶対はずせないでしょ。

入場するといつもの席(2階席?緑の)には入れない感じだったのでコートサイド席へ。コートで練習してるのは誰だろう、と望遠レンズで見てみる。う~ん、微妙にわからない。若干、田中真梨に似てる…けど、ドロー表(前日プリントアウト)には載ってないし…と思っていた。後で伊達ちゃんと対戦するはずだった選手の枠にはまった事を知った。顔が以前見た時より大人になっていて自信がなかったけど、やっぱ田中真梨だったか。自分の目もなかなかどうして。

センターコート第1試合は高雄恵利加対WTA71位アン・キオザボング。ランキング通りの力の差が出て3-6,2-6で高雄が敗れた。高雄は右肩を気にする場面が何度かあり、その辺万全でなかったのかな、とも思った。
この試合で日本で初というチャレンジシステムを体験した。今年のウインブルドンでお馴染みとなったあのシステム。スタジアム二カ所に設置された巨大スクリーンを選手やチェアアンパイアと共に見るのはなかなか一体感があってよかった。ちなみにこのスクリーンはスコアボードとしても使用し、コロシアム常設のあのスコアボードは点灯していない。


第2試合は奈良くるみ対WTA149位グレタ・アルン。小学生の頃からよく名前を見てきた奈良くるみのプレーをようやく観ることが出来た。感じとしては不田涼子に似てる。ストローク戦に自信を持って力強く臨む姿勢は観ていて引き込まれる。相手のランキングにも差はあったのだけど、高雄より華のあるテニスだったし、ポテンシャルも高いと感じた。本人もインタビューで答えていたようだが、ストロークでは負けてなかった。不田もそうだったがやっぱりポイントはサーブだろう。奈良は相手のセカンドサーブにつけ込みブレークしていたのに対して、アルンはファーストが入っていても奈良のサービスゲームをブレークした。けど、ホント、奈良のエラーはほとんど攻めた結果で、シニアの大会で大善戦したと言って良いんじゃないかな。ダブルハンド三人衆が伸び悩んでいる今、ポスト杉山の一番手に躍り出る日も近いのではないだろうか。もちろんケガから完全復活すれば不田にもまだまだ期待したいけど。

セカンドセットタイブレーク、一時は5-3とリードしたものの結局3-6,6-7で敗れた奈良くるみ。しかし決して下を向く必要はない内容だった。

この試合で、奈良くるみの素振りの仕方が勉強になった。これは実践せねば。これぞ生観戦の醍醐味。
この後スレボトニク、伊達ちゃんと試合は続くんだけど、最終日でも観られそうだし、暑いので、帰宅。

#しかし、東レを観戦して日焼けをする日が来るなんて思ってもみなかった。

ITF埼玉国際ジュニアテニス

2007年01月16日 | テニス

思いの外近所で行われていることが判明し、初めてジュニアの大会を観戦に出かけた。ジュニアのシステムはよくわからないが、グレード5の大会らしい。



女子シングルスファイナルは06年全日本ジュニアU16のベスト4にしてジュニアフェド杯のメンバーにも選ばれた第1シード・サウスポーの土居美咲と、同じく全日本ジュニアU16ベスト8、第3シード・大竹志歩の対戦となった。午前10時を何分か回り、気温も低く、時折寒風吹きすさぶ厳しい条件の中、ウォームアップが始まった。普通の大会より打ち合いの時間が短い印象だ。最後のサーブは交互の打ち合いで相手のサーブ時はリターンの感覚を確かめていた。



試合は大竹のサーブで始まった。簡単に3ポイントを連取したが、逆に相手のウイナーで2ポイントを返される。土居のバックハンドは強烈だった。しかし最後は相手のミスに助けられ無難にキープスタート。第2ゲーム、土居のサーブはかなりスピードがあり、大きな武器のようだった。しかしファーストが決まらずこちらも一度はデュースとされるが、最初のアドバンテージをものにし、キープ成功。その後お互いキープが続いたが、土居のショットの方が威力がありそうだった。特にバックは強力だ。大竹は相手が左利きなのを意識せず配球しているのか、不用意に土居のバックに配球し、強烈なストロークを返されている印象だった。そんな中、土居のミスに救われる形でキープ合戦についていってる印象。ただ、そのミスは精度の問題というよりメンタルから来ているように見えた。時折咳をしていたのであるいは風邪を引いていたのかもしれない。そして強風や寒さ。不慣れな子供のボールパーソンによって、上手くボールが手元に届かないこともあった。そんな様々がじゃっかんメンタルを疲弊させたように思えた。逆に大竹は繋ぎ球を上手く使い、実にマイペースに試合を進めているように見えた。その辺の差が出たか、第6ゲームを大竹が先にブレークした。土居はファーストが決まらず、ストローク戦ではことごとくネットに嫌われた。その後第9ゲームをブレークするも、すぐに自らのミスでブレークバックを許し、ファーストセットは大竹の6-4。
セカンドセット、4,5ゲームをブレークし合い、第6ゲーム。土居はやはりファーストサーブが決まらずまたもブレークを許す。続く第7ゲームは2度のアドバンテージを跳ね返し、バックのウイナーやリターンエースなどで逆にブレークポイントを握るが決めきれず、ブレーク合戦に脱落。最後は第9ゲーム、ストレートで落として敗退。大竹の優勝が決まった。
大竹は土居のセカンドサーブ、ボディに来る確率が高かったので、もっと攻めてもいいような気がしたが、終始マイペースで相手のミスを誘うゲーム展開は見事だった。
Itf0701142 ←表彰式後の記念撮影。





さて、ITFジュニア大会を初観戦して思ったことを。チェアアンパイアの他、ラインジャッジが二人というのはいいとして、ボールパーソンが不慣れな子供たち、しかもダブルスではボールパーソンなしでのゲームだった。平日は観戦してないが、平日はシングルスもそうなのだろうか。これがG5レベルの大会では当たり前のことなのかどうなのか判らないが、もしこれがITFの決まり事でないのなら、もうちょっとなんとかしてもいいのではと思った。まだ埼玉国際は今回で2回目らしいが、今後長くこの大会を続けていこうとするなら、もっと地域で盛り上げてもいいのではないだろうか。せめて土日だけでも地元の中学生高校生あたりに協力してもらって、しっかり訓練を積んでもらった上でボールパソンに協力してもらってはどうだろう。それだけでも選手に気持ちよく試合をしてもらえると思うのだが。どこまで地域がITFの大会にタッチ出来るのかもわからないが、可能ならば盛り上げていって欲しいと思う。出来ればもう少し暖かい時期に大会を開いてもらうとさらに申し分ないのだが。