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パルパイヨ亭気分。

四銃士が周囲を気にせず語り合ったパルパイヨ亭で語る気分で。

女子ラグビー選手権

2014年11月23日 | フットボール
女子サッカーを最初に見た時、90分間こんなに全力で走り続けるものなのか、と衝撃を受けた。
ラグビーはどうなのだろうと気になっていた。アジア大会の中継とかもなかったし…そんな矢先、近場で女子ラグビーの大会が催される事を知り、観に行こうと思った。
数年振りの江戸川陸上競技場。急に思い立ったなので事前に地図復習しなかったが、なんとか道は覚えていた。
予定を見ると丸一日女子ラグビーの試合が行われ参加チーム数も多いので、スタンドは関係者でごった返しているのだろうか、そもそも一般人は入れるのだろうか? 不明な点は多かったが取りあえず行ってみる。


競技場に着くと、じゃっかん懸念した通り、スタンドへの入口はすべて閉鎖されていた。
せっかく来たので、思い切ってロビー的なところに侵入してみる。
大会受付があったので、一般でも観戦出来るか聞いてみたら、出来ますとのこと。
このままグラウンドへ出て、スタンドに沿って歩くと階段があるのでそこから上がってくださいと言うので、グラウンド脇に控える選手の合間を縫ってメインスタンドへ。
想像通り関係者や選手の荷物で多少ごった返していたが、空席も普通にあって、充分気兼ねしない程度のスペースで観戦出来た。

席に着くと、流大女子ラグビーチームGRACEが全国3位を決めたところだった。

ほどなく開会式が行われ、参加全選手集合。



森会長の挨拶。23日は明治時代に晴れ易い日を選んで早慶戦の日と決めた。というエピソードを語りつつ、女子ラグビーに対する熱いメッセージを。今日も見事な晴天、そして気温も高かった。
ちなみに写真右端の白いジャージがGRACE。


開会式に続いて、11時55分、関西1位の名古屋レディース対関東1位の日体大ラグビー部女子の会長杯キックオフ。


スクラム…


ラインアウトと、男子ラグビーとなんら変わりなくゲームは行われる。
青と紺のジャージが日体大、赤が名古屋。

先制点は15分、日体大。ここまで名古屋も押されながらよく守ってたんだけど。


次のトライも日体大。25分。


やはりキック力は弱く、ゴールから遠いと入る確率は男子より低い。


日体大の4トライ1ゴールで前半40分終了。


高校生の部、九州チームがラインアウトの練習中。この大会、試合中でも普通に脇でアップや練習が行われ、スタンドも選手関係者に絶えず動きがあり、一般客が試合の観戦に集中する、という環境にはない。
ただ、電光掲示板の得点経過、時計は動くし、トライ、ゴールの選手名、選手交代の場内アナウンスはある。


後半17分、ついに名古屋がトライをあげる。


しかしその後も攻撃の手を緩めない日体大は後半ロスタイム47分にもトライをあげゴールも成功。
そしてノーサイド。46対5で優勝を決めた。



会長杯の授与。
ここでスタジアムを後にしようと思ったが、あっという間に次の試合が始まったので、30分一本だし、高校生代のプレーも見ておくか、とそのまま九州チーム対関西チームの試合を観戦。

当たりもかなり激しい。
スタンドには松葉杖をついた女子を何人も見かけた。こんなハードなスポーツをあえて選択してるのは、本当にラグビーが好きなんだろうな、と思った。


ピンクが九州、紫が関西。


開始10分くらい、関西は連続攻撃であと一歩まで追いつめるが九州が水際で踏ん張りトライならず。
こうした攻防や九州のトリッキーなパス回しなど、ゲームとしては先の優勝戦より楽しめたかな。


結局、両チーム得点のないままノーサイド。

1時半前には帰る予定だったので昼飯用意してなかった。飲み物も用意してなかったし、ここで会場を後にした。
でも観戦に来たかいは充分あった。やはりスポーツ観戦は面白い。

来年は昼食を用意して見に行こうかな。流大が優勝戦に残ってればなおいいね。

リーグ戦覇者・流大、準決勝進出ならず!

2013年12月23日 | フットボール
大学ラグビー選手権セカンドステージ最終戦を観戦に22日、秩父宮へ出かけた。


珍しくタレントポスターが。今大会にはイメージガールがいるのか。


流大は国立に進めるのだろうか…約一ヶ月前の試合を見る限り、不安は大きかった。

試合はPGで流大が先制。いい感じの立ち上がりに思えたが…
徐々に筑波ペースに。流大は自分のミスはことごとく相手のペースにされ、相手のミスもまったくものに出来ていなかった。
全体的に、点差こそ違えどひと月前の東海戦となんら変わらない流大がそこにいた。
そもそもゴールラン手前5メートルに迫られても粘りの守備でなんとかしのぐのが一部に上がってきて以来、自分の見た限り、流大の持ち味の一つであったように思うが、その粘りがまるでない。野球でいうと綺麗なトンネルのように人やボールに抜かれての無惨なトライを何度も決められた。
一年に数回しかラグビーは見ないし、ルールだって完全に覚えちゃいない僕が言うのも失礼だし、見当違いかと思うが、今年の流大は今まで見た中で一番弱かったように思う。
それでも優勝したのだからリーグ戦のレベルは大変残念なことになってると思う。


結局、リーグ戦覇者の流大があげたトライは流大応援席から一番離れたところへ上げたこの一回のみ…。




勝者・筑波フィフティーンから送られるエール。リーグ戦覇者としては屈辱だろう。


ポスターの本人がいたっ。
インタビューを受けて、しょうもない盛り上がりをする流大応援席が見たかったな。

流大、最後に土。

2013年11月24日 | フットボール
前節、関東大学ラグビーリーグ戦グループ優勝を決めた流大の完全優勝を観戦すべく秩父宮に出かけた。

いざ試合が始まってみるとキックで前線にボールを進める東海に対応しきれず、伝統の水際での粘りもまったく見られず、前半は圧倒的に試合を支配された。これは果たして優勝チームのラグビーなのか、目を疑った…。


前半ロスタイムに5トライ目をあげる東海。


後半、反撃を試みる流大だが、相手に無駄な得点を与え過ぎた。

試合終了近く、反撃の5トライ目をあげた流大だが…


後半ロスタイム、試合を切らさずどん欲にトライを狙う東海にダメを押される。


今季の流大がどんなラグビーで優勝したのかわからないが、試合は残念な結果に…。


でも、優勝は優勝。選手権までにどこまで立て直してくれるだろうか。



試合より気になった。プレー中のほとんどの時間帯、空いてる地域で何かをついばんでいたドバト。


2013なで&チャレ入れ替え戦 第1戦

2013年11月17日 | フットボール
世間のなでしこブームと反比例してテンション落ちていったこともあり、久々の観戦。

今季一番観戦した世田谷の応援に西が丘へ。スフィーダの有料試合は初めて観るが、チケットが立派でびっくりした。キックオフ1時間ほど前に着いたのだが、すでにホーム側は満員状態。
昇格に賭ける地元の人達の熱意が伝わってきた。
選手の所作からも同じく熱い思いが伝わる。

対戦相手の吉備国大はまだ観たことないが、今季の成績を見る限り、昇格の道は険しくないのではないかと思っていた。

が、試合が始まってみたらとんでもない思い違いをしていた事がわかった。
数年前、庭田、松田、相澤、奥田…とタレントを揃えた高槻の試合を初めてみた時、何故このチームが下位に低迷してるんだ!? と感じた同じ感覚だ。選手個々が強いしテクニックもあり、チームとしての連動性もいい。
世田谷は自慢の攻撃サッカーが通用しない、封じられた!?

今日の試合に限って言えば、スコアの1-0以上の開きがあったように見えた。

あと一週間でどこまで吉備国大を攻略する術を身につけられるか。ただ、相手も同じ一週間が与えられる訳で、容易でないかもしれない。
第2戦、どうなるのか。観に行けないけど、観たいなぁ。

チャレンジ7節 世田谷VS福岡

2013年05月18日 | フットボール
なんだかんだと今季世田谷3観戦目。
夢の島近いし比較的行きやすいし、今季の世田谷サッカーの感じがいいのも足を向けさせる大きな要因。

無敗の福岡との対戦、わくわくしながら会場に向かい、試合を待った。

さて、試合。福岡のDF陣はよく守ってはいたけど、遠目から虚を衝かれたシュートを撃たれ、それが得点にという場面が…。遠目で見た時にハッキリシュートコースが出来てしまってるというのはチームとしてよくない傾向だろう。世田谷はそこまで分析して狙っていたのか、たまたまか、どっちだろ。
攻撃陣も、世田谷守備陣は積極的に攻めるのだから、撃ち合いに持ち込んでもよさそうなものだったが、公式記録で振り返るとシュート数少ないね…。高めの世田谷守備陣に対して攻めづらかったのか、でもそれはわかってることだろうし…何より福岡攻撃陣、転び過ぎ。夢の島の状態がいつものピッチと比べて状態悪いのだろうか…でも体の強さでも世田谷に負けてたよなぁ。

世田谷は相変わらずの厚い攻め。開幕戦以来のベンチ入り、岡田が後半からCBに入って安定した守りを見せ、層の厚さも見せてくれた。

上位対決だったが、実力差は大きかったかな。


チャレンジ6節 狭山VS福島

2013年05月12日 | フットボール
ようやっと今季初めて狭山の試合を観に行けた。

ac福島はエリート集団ってイメージがあったけど、なでしこ参戦チームも層が厚くなってきたし、福島には帰れないしで苦戦してる感じかな…。
体の大きさ自体は狭山に引けを取ってはいなかったけど、力強さではやはり負けてたかな。
光る個人技や局地的なチームプレーは見るものがあったけど、チーム全体としての機能はいまいちだったかな。
必ず決まってたのはオフサイドトラップくらい…。外国人抜きならもっとまとまってるのかなぁ…。

狭山はやっぱりベレーザ黄金期の伊藤、荒川のコンビネーションがいいね。
薊がまったく目立たなくても試合が成り立つチームになったね。

結果の5-1は現段階では実力差通りだね。
福島はシーズン終盤までにもっと完成されたチームになっていって欲しいね。

チャレンジ5節 世田谷VS常盤木学園

2013年05月05日 | フットボール
今季2度目のチャレンジ観戦は3節、雨のバニーズ戦に次いで夢の島でのスフィーダ対常盤木学園。
常盤木学園を生で観るのは初だ。

試合はスフィーダが力で優位に攻めてるものの、常盤木学園が細かいテクニックや戦術でカチャカチャと知恵の輪をはずすように攻め手を探ってる印象。この輪がはずされる前にスフィーダが得点出来るかが、鍵とみた。
輪がはずれる前のシュートはスフィーダGK川口のファインセーブでしのいだが、ついに64分、常盤木学園DF杉原が今日初くらいのオーバーラップでカチャリと輪をはずし、この決定機をMF白木が逃さず、先制。
GKを抜かれた場面もフィールドプレーヤー3人がゴールを守り切り、1-0で常盤木学園が勝利した。

敗れはしたものの、スフィーダも何度かとてもよい形の攻めがあったし、同じ攻撃的チームでありながら昨年以前までの印象とまったく変わって、見応えがある。
今年のスフィーダは何度でも観にいきたくなるチームだ。

7-0→6-0

2012年09月16日 | フットボール
なで10節。高槻対INACをTV観戦した。

高槻はフラットな4-4-2になってた。浜田は途中出場だったが、本並監督の構想ではツートップの一人なのだろうか。

試合は相変わらず気付いたら点差が開いてたという感じで、大人と子供ほどの差があるような感じではないんだよねー。
66分の浜田の突進と松田のフォローは見応えあった。その後続かなかったけど。

最初の4点は完全にスピードで振り切られた。6点目はセットプレーで何故か明日菜がどフリーだった。
この5点には対処法があったはずだ。いつまでもスピードで振り切られてはいけない。スピードで勝てないのなら、予測した動きで対処しなければ。
スピードを使われたということは、そこには距離が存在する。その「距離」があれば対処は可能なはずだ。サッカーの競技の性質上、ホントはそこは各選手の想像力、創造力で補えればよいのだが、浜田のようにサッカー脳が残念な選手(個人的見解)もいるので、チームとして、バレーの真鍋監督くらいのIDサッカーで対処するしかないと思う。ここでボールを奪われたら、ここの選手がこう動く、と緻密に動きを決めておく。徹底したデータ分析とそれへの対処の訓練。INACのスピードを攻略するにはこれしかないと思う。
まぁ、金銭面で無理だと思うけど。でも、監督やスタッフが試合のVTRを何度も何度も観て、アナログデータでせめて対処して欲しい。今もやってるだろうけど、それ以上に。

※しかしBSフジのポジション表、ツートップに佳里奈、浅野、右サイド島村、左サイド伊丹って何情報だったんだよっ。島村、今中盤やってるの!? と思って試合始まったら案の定、浅野左サイド、伊丹右サイド、島村FWだったし。
メンバー表だって浅野MF、島村FWになってるじゃんっ。

本気湯郷に狭山善戦。

2012年06月24日 | フットボール
なでしこリーグカップが開幕した。そのBグループ、狭山対湯郷を観戦に熊谷に出かけた。
熊谷に来たのはいつ以来だろ。前回も駅前のミストを浴びたのだろうか、覚えてない。

先日スウェーデンに遠征していた宮間、福元が出ないようなら狭山に勝機ありとみていたが、結果はスタメン、フル出場だった。
両選手、北欧帰りとは思えない動きの良さで、代表目当てで来た客には大満足の試合となったのではないだろうか。

しかし、その湯郷を相手にしても、多少は勝利を期待出来るほど、狭山のサッカーもよかった。
守備陣のメンバーが変わっても湯郷相手にセットプレー、サインプレーでしか得点されなかったんだから、選手層も厚くなってる。
澤田は中野に存在消されてたし、村岡も守備に忙殺されてて、得点出来るのだろうか? と思っていたが、1点返したし、たくましくなった。
昨年3勝のチームがわずか1年でここまで成長できるものなのだろうか…。
試合運びも面白いし、ホントにいいチームになった。

今日の客席は1000人レベルに達しなかったが、女性客が目立った。サッカー好きというか宮間をはじめとする男前?に憧れる少女まんがファン的な…AKBもそうだけど、こういう女子のファンが付くとファンが増えるということか。




澤田、君臨す。

2012年05月27日 | フットボール
なでしこリーグ第7節は西が丘でのベレーザ対レッズの大一番とナックファイブの狭山対伊賀、観戦に二つの選択肢があったが、ほぼ迷わずナックに決めた。
西が丘はいかにもな混雑が予想されたし、狭山のゲームも伊賀のゲームも、今年観たゲームが面白かったからだ。

西が丘があったので、ナックは以前のなでしこのように空いてると予想したが存外の客入りだった。公式発表で1100人を越えた。狭山が業務提携している大宮のファンが駆け付けたからだ。
狭山の新監督が大宮ファンにとって大きな存在というのもあるのだろうか。
初めましての方も多かったのか、序盤は最近のなでしこでは当たり前のように行われるプレーで「こんなことまで出来るの? すごいじゃん」的なじゃっかん上から目線のどよめきが起こっていたが、次第に慣れ、逆にプレーに魅了されていったのか、心からの拍手、声援が大きくなったように思う。そしてその声援は確実に選手の力になっていたように思えた。
将来的には大宮傘下のチームになる話もあるらしいので、今日のようなサッカーをしていれば、どんどん大宮ファンが狭山の応援もしてくれるようになるだろう。

正直、今日の試合、伊賀がじゃっかん有利じゃないかと思っていた。
しかし、狭山のボランチ澤田は小柄な体ながら果敢に宮本にくらいつき、足元からボールを奪った。今までは人一倍の運動量でボールを奪っては攻撃に出るイメージだったが、冷静なパス回しが光った。先制点を生み出した鈴木薫子へのクロスもキレイだった。
開幕戦から3人入れ替わったDF陣も安定していたし、エース村岡の2点目のゴールも感動した。
今日の狭山のサッカーも実に面白かった。

伊賀は小野、宮迫のCBは相変わらず安定していたし、前半右サイドに入った堤もハマってたんだけど…。
相手が狭山ということで、強豪に対する時の気の引き締めみたいなものに少し欠けたか。
それとコンビ模索中のツートップか。どのコンビが一番ハマるのだろうか…。



浜田、桂里奈、不発。

2012年05月20日 | フットボール
なでしこリーグ第6節、レッズ対高槻を観戦に鴻巣に足を運んだ。
鴻巣のバックスタンドは相変わらず見づらい。やっぱりメインスタンドで客収められないような試合は避けて欲しいスタジアムだ。
さて、昨年はチャレンジリーグが東西に別れていたので高槻の試合は見れず、久々の生高槻。しかも監督も代わり選手も大幅に入れ替わった新生高槻。期待と不安が入り交じった気持ちで観戦に臨んだが、いきなり不安に襲われた。
高槻の魂がいない!! 昨年は観てないし、チーム環境も変わって、事情はまったくわからないが、リーグ屈指の声援が聞かれない段階で意気消沈した。代わって声援を送ってた人達は素人っぽかったし、一体何があったのだろう…。

新生高槻のゲームは開幕戦をテレビで見たが、その後新メンバーも加わり、チームHPのコメントによると桂里奈のワントップ、浜田は左サイドをやっているらしくどんなサッカーなのだろう、と興味深く試合を見た。
なるほど確かに、桂里奈のワントップ、その下に伊丹、左右に浜田、壷井。豊田、松田のボランチという布陣だった。スタンドに傾斜がないのでほぼ真横から観る形となったが、4-2-3-1 状態だった。
これでどんなサッカーをするのか。結果は残念なお知らせだった。桂里奈も浜田も見事に二人とも死んでた。
何これ!? この布陣にしてからいつもこんな状態なの!? もしそうなら即刻止めたほうがいい。浜田のスピードがまったく生かせてない。浜田は縦横無尽に動き回ってなんぼだと思う。桂里奈は…なでしこリーグの桂里奈はいつもこんな感じがする…いっそ島村を使った方が…。
松田も後半、左サイドに入ってからの方が動きがよくなったように思う。
まだ秋葉や壷井のいなかった開幕戦の方がよほど良いサッカーをしていた。あの形の方が合ってるように思う。
期待の豊田はさすがの足さばきだったが、動きはにぶい。まだまだ調子は上がってないようだ。

こんなひどいチーム状態だったから気がつけば0-5で負けていた。

桂里奈を見物にきた人々が律儀に高槻ゴール裏に陣取り、従来よりたくさんの人が高槻応援席を埋めたが、試合後はのんきに桂里奈の写真撮影に興じていた。こんなゲームを高槻のゲームと思われたなら残念だ。今までの高槻は確かに弱かったけど、夢のあるサッカーをみせてくれ、いつもワクワクさせてくれた。監督が代わった今、もはやあの楽しい高槻サッカーを観る事は出来ないのだろうか…。少なくとも桂里奈のワントップ、浜田の左サイドにこだわり続けるようなら早めに今の監督を諦めた方がいいように思えた1日となった。




打ち合いの果てに…

2012年05月13日 | フットボール
チャレンジリーグ第6節、世田谷対愛媛を観戦に、味の素フィールドになってから初めて西が丘を訪れた。
現着は従来の観戦通り、試合開始30分ちょい前。メインスタンドのセンターライン寄り見やすい席に普通に座れた。
チャレンジリーグにはまだW杯前のトップリーグのスタンドの雰囲気が残っていた。

このタイミングで世田谷の試合を見に来たのは日程的な面もあるが、かつて湯郷で活躍して一時引退していたが今は愛媛でキャプテンを勤める中田選手を見る目的があった。
アップの時間になり選手がピッチに現れる。うん、一目でわかった。懐かしい選手がそこにいた。

チャレンジリーグの選手はほぼ把握していないので、事前に多少の予習をした。目に留まったのは平均身長。計算はしていないが、明らかに世田谷の方が高かった。
現場で目にした選手もやはり世田谷の方が体格で勝っていた。この体格差、ゲームにどのように影響するのかを楽しみに観戦した。

結果的には大味な世田谷と小技の愛媛によるノーガードの派手な打ち合いとなった。昨年、世田谷を観戦した時も打ち合って勝ちにいく的なゲームを目指してるというようなことをどこかで目にしたような気がするが、今年も打ち勝つサッカーを目指しているのだろうか。
世-愛
0-1
1-1
2-1
2-2
2-3

3-3
3-4
3-5
4-5
4-6
派手な経過だ。合計10点のサッカーの試合は初めて見た。
豪快なミドルシュートあり、CKからのトリッキーなサインプレーありの、サッカーの試合の流れの中の得点というか、相撲の初っ切りを見てるような得点ゲームだった。
得点にはならなかったが、角度のないところから愛媛11春山が上げた低いクロスに、2メートルくらい低空飛行で飛んで来たかのような14小川のダイビングヘッドは感動した。

世田谷は何故、何度も愛媛のサインプレーに翻弄されたのだろうか。ことごとくフリーでシュートを打たれていては、何点返しても足りやしない。フィールドを広く使い過ぎてるのかな。

愛媛は練習で何度も試しているであろう、様々な攻撃のアイデアを見せてくれて、見ていて楽しかった。ただ強い相手にここまで自由にやらせてもらえないだろうから、強豪相手のゲームを一度観てみたいと思った。
キャプテン中田はフィールドの貴公子三杉淳くんのように華麗にフィールドを舞っていた。キレイな姿勢といい、美しいサッカーを見せてくれた。ボランチの18山城のテクニックも華麗だった。

世田谷はこのまま大味な路線でいいと思うが、もっと男子アメリカ代表のようなパワーとスピードを身につけ、サイドからものすごいスピードで駆け上がって、素早いクロスにダイナミックなヘディングシュート! みたいなドーン、ドーンといったサッカーを目指したらどうだろうか。小技は捨ててもいいと思う。ヘディングに強い岡田をセットプレーだけでなく、攻撃的に使ってもよいと思う。スピードがあるのかないのかわからないけど。愛媛の小川だってDFもFWもやっちゃうくらいだから、チャレンジリーグならチャレンジしてもよさそうな気がした。





左SH、加藤躍動!

2012年05月12日 | フットボール
なでしこリーグ第5節、レッズ対湯郷を観戦にナックに出かけた。ブームを警戒して、ましてや宮間の湯郷だし…今回も早めの現着。
ちょうど開場して列がなくなった頃着いたが、結構な列が出来ていたのか、前回のナック狭山戦より出足が早かったようで、メインスタンドにはすでに以前までのなでしこリーグ客数くらい入ってた。結果的には2000人強の入りだったが、メインスタンドは満員くらいな印象だった。
しかも、丁度メインの半分を湯郷ファンが埋めていた印象。これはレッズ戦では極めてめずらしい。埼スタの伊賀戦など、ロープで隔離された伊賀応援席にしか、アウエーファンは入っちゃいけない雰囲気だったのに…。宮間効果恐るべし。なでしこなのでどこまで準身内で、どこまでファンなのよくかわからないけど、湯郷に対するここまで重厚な拍手は聞いたことがない。すっかり人気チームの仲間入りだ。ゆえに、今まではレッズ戦なら湯郷に肩入れして観戦していたが、今日はレッズに肩入れしてる自分がいた。

レッズに肩入れしたのは湯郷のファンが増えたためだけではない。怪我なのか調子なのか、相変わらずなでしこはわからないが、村松監督が安田に代えて加藤をスタメンに使ってきたからだ。ちなみに安田はベンチにすら入ってなかった。
レッズもついに本気になったな。と勝手にほくそ笑んで、勝ち点でINACに並ぶ湯郷との試合をワクワクして待った。

やはり加藤の動きは良い。左SBの和田ともよく連動して、これが本来の和田の動きなんだなと思えた。
加藤の躍動は度々、湯郷右サイドを脅かした。フルタイム出場したし、これからもスタメン出場に期待したい。
手のケガのせいかスタメンをはずれていた柳田も猶本に代わりスタメン。抜群の安定感で試合を落ち着かせる。
高畑の力強い守備も盤石。攻めてはベテラン荒川がキレキレのテクニックで切り込んだ。
得点こそ17分、スローインを利用したオフサイドポジションから切り込んだ吉良ゴールのみに留まり、ファール?に救われた幻の同点ゴールもあったが、レッズ完勝という印象だった。

湯郷は松岡がまったく何も出来なかった印象だったが、公式見たらノーシュートだったのか…。
初めて見たが、長町の左SBもそこそこ安定していたし、途中出場だったが横山の攻撃も迫力あった。
今日のレッズを1点に抑えたのもさすが優勝を争うチームだなと思った。





宮本と那須の脅威!!

2012年04月29日 | フットボール
なでしこリーグ3節、レッズL対伊賀を観戦に埼スタを訪れた。
グランパス対レッズのPVのHTに着いて、後半まるまるオーロラビジョン?観戦したが、思ったより見づらく、首が疲れた。が、音声の臨場感はすごかった。

さて、なで。
伊賀は生で観るたびただならないチームだと思うけど、昨年の宮本、小野に続いて那須の復帰した伊賀はさらに強烈だった。宮本、那須のダブルボランチの安定感は尋常じゃない。そもそも宮本のポジションはどこなんだ!?ていうくらいカバーリングの域を越えてFWやDFもこなす。しかも90分間止まらない。すごいプレーヤーだ。
INACからの移籍組、昨年のルーキー、生え抜き、すべての力がうまく絡んで、好ゲームを見せてくれた。
ボールを持ったチャンスには間髪入れずミドルシュートを放つ堤のプレーもすがすがしかった。そのうち一本は先制点となった。

結果は1-1の引き分けだが、レッズにとっては負けた印象ではないか。試合後、猶本は悔し涙を流していたようにも見えた。
なぜかわからないが安田の左サイドを多用し、攻撃の目を摘まれていたように思う。チャンスの多くは吉良の一人旅に見えた。和田のオーバーラップからのワンツー要求にも答えられてなかったし、安田より加藤を使った方がいいように見えた。


ーーーー
高槻の試合は見れてないが、後半ロスタイム5分にコーナーキックからの同点て残念すぎる…。取れる勝ち点3は取っておかないと厳しいよね。



なでしこ2012開幕

2012年04月17日 | フットボール
2012年なでしこリーグがついに開幕した。その15日、大宮公園に狭山対レッズレディース戦を観戦に出かけた。

なでしこブームを恐れて新田氏と共に開場前に現地に着いた。蓋を開けてみたら、ゴール裏二階スタンド以外は解放していたこともあり、席には余裕があった。ただ、いつものように試合開始30分前の現着だと、好きな席ではなく、空いてる席を探して座ることになったね。あれで2000人だったのか。

試合は気がつけばレッズが自力を発揮し5-0で快勝したけど、狭山のサッカーも充分魅力的で期待感があった。
以前の、岩澤のフリーキックでしか点が入らなかった狭山とは違うチームだ。
薊のテクニックも相変わらず素晴らしいし、狭山も今や、近くで試合あるからという消極的な理由でなく積極的に観に行きたいと思えるチームだ。

レッズは安田と、途中出場の後藤の動作はやっぱり大きいと思った。まずこの二人に仕事をさせないというのが、相手チーム守備陣には必須となるだろう。出来れば一人、少なくとも二人で止めて、吉良や柴田など、危険なプレーヤーの方に人数をかけると良いように見えた。


同じく開幕戦、INAC対高槻はテレビ(しかもVTR…テープではないけど)観戦。
高槻はGK中村、左SB松田、CBに平野と奥田、右SB遠山。中盤は左に浅野、豊田と伊丹のボランチ、右に吉澤、ツートップに浜田と佳里奈という布陣。
序盤、高槻はINACに攻め入れられると、ツートップを残して素早く8人をコンパクトにまとめたゾーンディフェンス。これがなかなかよく効いて、18分まで持ちこたえた。しかしINACのゾーンの外からのロングシュートやゾーンを組まれる前の速攻や遠目のクロスなどで徐々に崩されていき、攻略されてしまった。
でもゾーンが効いてた頃は、ボールを奪ってからのカウンターで佳里奈と、2人いる(ように見えた)浜田の3人(いるように見えた)の攻めで、得点の匂いもさせていた。
確かに結果は0-7の大敗だったけど、なでしこの試合によくあるように、決してひどい試合ではなかった。
手負いの佳里奈がスタメン?と思ったけど、確かに佳里奈に代わって出てきた島村はほとんどの時間存在感なかったし、立ち上がりに何かを起こしたいという監督の気持ちもわかる気がした。でももう少し切り込んで欲しいとか、シュート撃って欲しい場面でまさかのパスだったり、佳里奈の状態もまだまだみたいだ。て、リーグの佳里奈ってこんな感じだったような気も…。
松田の左サイドバックはハマってた。ゴールインを阻んだスーパーファインクリアもあったし、途中出場の仲田に何もさせなかったし、88分の島村のシュートに繋げた、近賀をかわした浮いたパスも芸術的だった。このパスから虎尾が逆サイドの浅野へ、浅野がはたいて決定的なチャーンスだったのに、島村…いや~惜しかった。
浜田も10番に恥じないプレーだった。90分間走り通したなぁ、タフだわ。73分のミドルシュートは強烈だった。入って欲しかったね。
豊田はコメントでまったくだめだったと厳しい発言してたね、さすがプロ。チーム以上に自分に向けた喝のように思える。豊田のプレーに関しては精度がまだまだに見えた。これからに期待したい。
チーム全体としての完成度もまだまだなので、シーズンを通して、どこまで成長出来るのか、見守りたい。