ゴツゴツと固い感じに今ひとつ疲れがとれない気がした。7月にこの夏はふとんで寝ない決心して以来毎日、板の間に竹シーツを敷いてその上に転がった。
しかし、ある種、誇りのようなものを手に入れた。
ぶらっと街に出るとちまちま買い物をしている人たちを軽蔑の目で眺めた。どうせお気に入りのふかふかのふとんとやらでスヤスヤ卑しく睡眠をむさぼっているんだろう。
せめて寝ている間だけでもいい夢みな。あばよ、哀れなふとん信者ども。
そんな感じで9月の上旬まですごした。
そして9月のある日。部屋に入るとふとんが敷いてあった。
そろそろ下界におりてやるかぐらいの軽い気持ちでふとんで寝るようになった。
そしてそのころから体調が今ひとつだ。
一度下界に降りるともう戻れない。
昨日もふとんで寝た。
ベッドで眠る娘たちをふとんの中から見上げた。
そして、あそこで寝るようなことだけは…と思っているうちに寝てしまった。
しかし、ある種、誇りのようなものを手に入れた。
ぶらっと街に出るとちまちま買い物をしている人たちを軽蔑の目で眺めた。どうせお気に入りのふかふかのふとんとやらでスヤスヤ卑しく睡眠をむさぼっているんだろう。
せめて寝ている間だけでもいい夢みな。あばよ、哀れなふとん信者ども。
そんな感じで9月の上旬まですごした。
そして9月のある日。部屋に入るとふとんが敷いてあった。
そろそろ下界におりてやるかぐらいの軽い気持ちでふとんで寝るようになった。
そしてそのころから体調が今ひとつだ。
一度下界に降りるともう戻れない。
昨日もふとんで寝た。
ベッドで眠る娘たちをふとんの中から見上げた。
そして、あそこで寝るようなことだけは…と思っているうちに寝てしまった。