酒好き文化風俗研究者

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ウィンチュー食堂。(オープン前)

2019-03-14 | グルメ
 3月14日 木曜日

 おはようございます。 酒好きの思想家です。


私たちの食事は大きく変わった。

食べ物は本来、命のやりとりのはず。

忙しすぎる社会の中ではいつしか自分の食べるものに関して

自分でコントロールすることをやめてしまった。

自分の食生活が幸福に直結しているものだと思っている人は、

かなり高い生活水準の思想をお持ちのはずである。

だがしかし、そもそも幸せな食生活とはどんなものなのだろうか。

一つハッキリしているのは、

現代の食事は私たちにあまり適していないということだ。

幸せは単なる物質過剰の結果ではなく、

エネルギー調整のバランスによる表裏一体にある。

実際、グルメの追及が美食につながる訳では決してなく、

また、偏った食生活も味気のないものであるように、

では、そうすると、味噌汁を飲みながら

日本酒を同時に飲めば良いというのだろうか。

まあ、たぶんそういうことだ。

美味しさの定義は味覚によるものではなく、

体内微生物が欲するものを求める新陳代謝にある。

したがって私たちがすべきことは、

できるだけ多くの食べ物を目のあたりに見ること。

そして自らの微生物の内なる声の赴くままに任せること。

間違っても、便利で美味しいからといって

コンビニばかりでは幸せになれるとは考えにくい。

毎日の生活の中で、誰もが納得するような答えが見当たらない。


人は本来どう食べるべきか。ウィンチュー食堂のテーマである。

人と猿との違いは、火を使って料理するかしないかだから、

火を使って調理することに何らかの意味があると考えられる。

つまり、自らの食事を他人にコントロールさせないことによって、

健康や幸福が手に入るものだと、不確実だがそれしか言えない。

できる事なら私だって毎日、外食に出かけたい。だが、

おそらく私の体内微生物がそれを許さないだろう。

だからといって当然、そう単純な話でもない。


我々の体内にはおよそ100兆以上の微生物が存在する。

100、000、000、000、000以上である。

むろん、良い微生物もいればそうでないものもいるだろう。

その中の一つに、

私たちの幸せを司る微生物がいても何ら不思議ではない。

遺伝子とは異なる能力を持つ「ウィン・チュー」との友好的絆だ。

具体的には、「キス」 だ。

人はなぜ 「キス」 をするのか。

唇と唇を重ね合う行為をする動物はなにも人間だけでなく、

その目的と行為はかなりの部分が生物学的なものである。

幸せを深めるために微生物を交換するという、けっこう危険な行動だ。

とりわけ、衛生的に不潔なものとは遠慮したい。

だがしかしことはかなり重大だ。

相手がどんな「ウィン・チュー」を保持しているか確かめる手段だからだ。

それだけではない。「キス」は互いの微生物を試食することでもある。

「キス」とは相手の「ウィン・チュー」の味見のようなもので、

私たちはその行為を通して感情的に生物学的に幸せを手に入れている。

大変なことである!

「ウィン・チュー」が我々にとって最大のグルメかもしれないのだ!

問題なのは、その 「幸せ菌」 の不足にある。

「悪い菌」を押しのけ、「幸せ菌」を増幅させる。

その目的が、ウィンチュー食堂のオープン理由、存在価値だ。

しかし正直言って成功するか解らない。なぜなら、

この幸せ菌こと「ウィン・チュー」は女性が保有しているものだからだ。

男性である私の中にはいないのが問題だ。

だからなおのこと、食べることによって得られれば良いと考える。

ウィンチュー食堂。

人類の幸福のためにオープンする。


   つづく。



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