ブログで宣言もしたので朝から休日出勤。なんと!平日より1時間早く家を出たのは、お弁当の支度が要らないのと、その後に用事があったからだ。
今日は白髪染めの予約をしていたのである。
会社に8時に到着。誰かいるかと思いきや、やはり誰も居ない。魚にエサをやったり、FAXやメールをチェックしてからお約束の見積を打って30分ぐらいするとnanuさんが現れた。
「まさかオレの頼んだヤツで・・?」というので、「違いますよ」と答えた。アナタに頼まれたのは昨日の晩に1時間残業しましたよとまでは罪深く言えなかった。
今日は違うもの。課長からの頼まれごとである。
しかしnanuさんは何となく機嫌が良くなった。(やっぱり安月給の私がこうして無給の休日出勤をして、みんなの仕事をやっていることでオレも頑張ろうと思ってもらえたら成功である)
私達は仕事はやりつつもどうでもいい世間話にまで発展した。
それは巷の話題、某女優さんの長男のあの事件である。
私は今日の朝のニュースでダイジェスト版で見たのであるが、母親として完璧なるまでの謝罪と感じながらも、あんなに親が責任を負わなければならないのだろうかという気持もある。自分だったら、あんな風に謝れるかな。謝るだろうけれど「そんなことまで分からないよ(監視できないよ)」と心のどこかで思うような気がする。だからたぶん、もっとサラッとしてると思う。
「nanuさん、母親ってあんなに謝らないといけないものですかね?」と言うとnanuさんは「息子だからな」と言いながらも、「でも自分の保身も多少はあるんじゃね?」と言った。
「やっぱり少しはありますよね。」
「三田佳子もそれまではドラマも出ていたけど、息子が事件起こしてからパッタリ出なくなって、バラエティにたまに出るぐらいだろ」
「昔は長者番付に乗っていた人でしたからねー」
「息子の事もあるけど、そっちもあるんじゃね?」とnanuさんは言った。
そんなことをしているうちにそろそろ美容院に行く時間である。私はさて帰ろうとする所に社長が来てしまった。
社長も「sake君来てたの?」みたいなノリだったが、ここで帰るのもいかにも「社長に休日出勤をアピールする」のが目的で来ていたぽくなってしまうので、しばらく残ろうと思ったが、やっぱり美容院に行く前に一度家に帰って車を置きたいので(なぜなら余計に駐車代が掛かるから!)、帰ることにした。
nanuさんは高畑さんの事も「自分の保身も多少はあるんじゃね?」と言うぐらいの人なので、今日のこの私の行動も「社長へのアピールもあるんじゃね?」と想像したかもしれない。でもしょうがない、白髪を染めなくては。
そこから慌てて帰ると、いつものバスに間に合った。そのバスとは予約時間5分遅れで到着するバスである。車で直接行ってしまえば、予約時間に間に合うのだが、やはり駐車代は大きい。私は遅れることを選んだ。
美容院では大きな出来事はなかったが、洗髪の際に、またいつもの3点セットの会話が用意されていた。
それは
・お湯加減いかがですか?
・まだ、おかゆい所ございますか?
・流し足りない所ございますか?
という3点セットの会話である。
毎回毎回思うのだが、この中で意味があるのは最初の「お湯加減いかが」だけではなかろうか。なぜなら「おかゆい所ございます?」と言われて、「それではここを」と自分の頭のある部分を指で指す人がいますかね?それから、「流し足りない所」って、どう考えても頭を差し出すだけの私より、流しているアナタの方が的確に分かるでしょうが。
それとは別に、諸富祥彦さんという心理学者の人が書いた本の中で「思い切ってコミュニケーションを取ってみよう」みたいな内容があり、その一例として、美容院の洗顔時の「洗い足りない所ございますか?と訊かれた時に思い切ってここを洗ってくださいと声を出してみましょう」という例えがあげられていた。
私はそれを思い出し・・・いや、毎月毎月、このシーンでこの例えを思い出し苦虫をつぶしたような思いをしながら「・・・別に・・特にアリマセン。」と答えていたのだが、今日はとうとう意を決して言ってみた。
「まだ、おかゆい所ございますか?」
「頭全体的にまだかゆいです。」
さぁ、さぁ、さぁ・・・・この後の展開、どうなるのだろう?
今まで何十回と、言ってみたかった一言。
この一言。
この後はどんな展開になっていくのだろう?
するとシャンプーマン(シャンプーしてくれる男性の略)は、「もう少し力を加えてもいいですか?」と言い、「ハイ。」と答えると、ゴッシゴッシと洗ってくれた。やはりたまには言ってみるものである。
そしてゴッシゴッシと洗ってくれたが、その後の「流し足りてない所ございますか?」等はもう二度と訊かれることはなかった。ちょっと恥かしかったが、長い間の疑問が解決されたような気持にはなれた。
今日は白髪染めの予約をしていたのである。
会社に8時に到着。誰かいるかと思いきや、やはり誰も居ない。魚にエサをやったり、FAXやメールをチェックしてからお約束の見積を打って30分ぐらいするとnanuさんが現れた。
「まさかオレの頼んだヤツで・・?」というので、「違いますよ」と答えた。アナタに頼まれたのは昨日の晩に1時間残業しましたよとまでは罪深く言えなかった。
今日は違うもの。課長からの頼まれごとである。
しかしnanuさんは何となく機嫌が良くなった。(やっぱり安月給の私がこうして無給の休日出勤をして、みんなの仕事をやっていることでオレも頑張ろうと思ってもらえたら成功である)
私達は仕事はやりつつもどうでもいい世間話にまで発展した。
それは巷の話題、某女優さんの長男のあの事件である。
私は今日の朝のニュースでダイジェスト版で見たのであるが、母親として完璧なるまでの謝罪と感じながらも、あんなに親が責任を負わなければならないのだろうかという気持もある。自分だったら、あんな風に謝れるかな。謝るだろうけれど「そんなことまで分からないよ(監視できないよ)」と心のどこかで思うような気がする。だからたぶん、もっとサラッとしてると思う。
「nanuさん、母親ってあんなに謝らないといけないものですかね?」と言うとnanuさんは「息子だからな」と言いながらも、「でも自分の保身も多少はあるんじゃね?」と言った。
「やっぱり少しはありますよね。」
「三田佳子もそれまではドラマも出ていたけど、息子が事件起こしてからパッタリ出なくなって、バラエティにたまに出るぐらいだろ」
「昔は長者番付に乗っていた人でしたからねー」
「息子の事もあるけど、そっちもあるんじゃね?」とnanuさんは言った。
そんなことをしているうちにそろそろ美容院に行く時間である。私はさて帰ろうとする所に社長が来てしまった。
社長も「sake君来てたの?」みたいなノリだったが、ここで帰るのもいかにも「社長に休日出勤をアピールする」のが目的で来ていたぽくなってしまうので、しばらく残ろうと思ったが、やっぱり美容院に行く前に一度家に帰って車を置きたいので(なぜなら余計に駐車代が掛かるから!)、帰ることにした。
nanuさんは高畑さんの事も「自分の保身も多少はあるんじゃね?」と言うぐらいの人なので、今日のこの私の行動も「社長へのアピールもあるんじゃね?」と想像したかもしれない。でもしょうがない、白髪を染めなくては。
そこから慌てて帰ると、いつものバスに間に合った。そのバスとは予約時間5分遅れで到着するバスである。車で直接行ってしまえば、予約時間に間に合うのだが、やはり駐車代は大きい。私は遅れることを選んだ。
美容院では大きな出来事はなかったが、洗髪の際に、またいつもの3点セットの会話が用意されていた。
それは
・お湯加減いかがですか?
・まだ、おかゆい所ございますか?
・流し足りない所ございますか?
という3点セットの会話である。
毎回毎回思うのだが、この中で意味があるのは最初の「お湯加減いかが」だけではなかろうか。なぜなら「おかゆい所ございます?」と言われて、「それではここを」と自分の頭のある部分を指で指す人がいますかね?それから、「流し足りない所」って、どう考えても頭を差し出すだけの私より、流しているアナタの方が的確に分かるでしょうが。
それとは別に、諸富祥彦さんという心理学者の人が書いた本の中で「思い切ってコミュニケーションを取ってみよう」みたいな内容があり、その一例として、美容院の洗顔時の「洗い足りない所ございますか?と訊かれた時に思い切ってここを洗ってくださいと声を出してみましょう」という例えがあげられていた。
私はそれを思い出し・・・いや、毎月毎月、このシーンでこの例えを思い出し苦虫をつぶしたような思いをしながら「・・・別に・・特にアリマセン。」と答えていたのだが、今日はとうとう意を決して言ってみた。
「まだ、おかゆい所ございますか?」
「頭全体的にまだかゆいです。」
さぁ、さぁ、さぁ・・・・この後の展開、どうなるのだろう?
今まで何十回と、言ってみたかった一言。
この一言。
この後はどんな展開になっていくのだろう?
するとシャンプーマン(シャンプーしてくれる男性の略)は、「もう少し力を加えてもいいですか?」と言い、「ハイ。」と答えると、ゴッシゴッシと洗ってくれた。やはりたまには言ってみるものである。
そしてゴッシゴッシと洗ってくれたが、その後の「流し足りてない所ございますか?」等はもう二度と訊かれることはなかった。ちょっと恥かしかったが、長い間の疑問が解決されたような気持にはなれた。