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きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

どのみち大変

2011-03-23 | 息子keke
「ハローワークには行ってみなかったのかい?」と言うと、kekeはう~んと言う。

「家に居るわけにはいかないんだから、辞めたら仕事を探さなきゃならないんだよ」と言うと、わかってるよぉ~と言う。

「自分的には【辞めたい:休みたい:学校に行く】、は10のうち、何対何対何なの?」と尋ねると、「辞めたいが4で休みたいが5」と言って、「だけど・・・・休んでもその後で決めなきゃならないんだよね。」と言う。

「そうだよ。休むって言うのは決めるのを先延ばしするだけなんだよ。辞めたらハローワークに行くのはどのみち一緒なんだよ。」
「・・・・・・」
「どっちでもいいけど、少しでも学校に行こうかな?と思うんだったら、4月から行ってみた方がいいと思うなぁ。辞めるのはいつでもできるけど、1度辞めたら、もう戻れないからね。」

どっちを選んでもエラく大変だよ、どっちの大変さを選ぶかどうかだよ、と私は言った。

kekeは学校に戻ってもアウェイなんだ、と言う。
「そりゃしょうがない。でも1年休んだら更にアウェイになるよ。今だったらまだ何人か同じように単位を落とした友達がいるかもしれない。」

kekeに「旅に出るのはどうかい?」と言うと、意外に興味があるようである。
へぇと思って、「青春18きっぷ」と言うのがあって、それはJRだったらどこまで行ってもいい切符なんだよ、と言うとへぇと言う。

そう言うのも学生のうちなんだよ、と言った。


何も結論は出なかったが、「休むのは決断を先延ばしにするだけ」と言うのにkekeが気付いたのは、大きな収穫だと思う。
前に話をした時、「kekeと他の勉強をしているお友達とは何が違うの?」と言うと、「やる気」と言う。
自分は今している勉強が好きでないし、この方向の仕事をする気も無いから、何故こんなに毎日朝から晩まで勉強をしなければならないのか分からないと言う。
「もしも、これがお金をもらえることだったら、今の勉強でもできるのか?」と尋ねると「できる」と言う。
(今もそう思っているかどうかは分からないが。)

どの道これからはイバラの道が待っていることは間違いない。
学年が変わってしまえば、既に構築されている人間関係に1人で飛び込んでいかなければならない。
それは普通の大人だってバツが悪いことだ。

それでも、学校へ行く事の大変さは、自分自身の努力次第で変えられる。
仕事を見つける大変さは、どんなに自分をアピールしても、採用されるかどうかは相手次第なのだ。
それに気付けば、どちらがより大変なのかは分かるはずなのだが・・・押し付けずにどうすればそれに気づいてもらえるのだろう。


ゆっくり話ができた後、kekeに「今日は好きなおかずを買ってくるかい?煮物とサケを焼こうとは思うけど。」と言うと、うんと言うので1000円札を渡して、それからお菓子も買っておいでよ、と言った。

出て行く時にkekeが「バブルの時代だったらなぁ」と言うので、「そうだよ、バブルの時代だったら求人もたくさんあるから、辞めてもいいって思うさ。でも、今はそうじゃないからね。」と言った。

kekeは出て行った。