うちの事務所はナンバーディスプレーできるようになっているので、電話を取る前に一応番号を見てみる。
市外局番は要注意である。怪しい電話が時々あるからである。
その中で最も多いのは、携帯の料金を見直しませんか?と言う手のもの。
素直に横文字の会社を名乗る場合もあるが、平気でNTTを名乗る手口のものもある。
(初期の頃ブログのどこかに書いたが引っ張り出せなかった、うっかり返事をしたらば、事務所に飛んできて私の名前を呼んで、契約書の名義を書く所だけ見せて、社名を書いてハンコを押せというかなり強引なものであった。)
それから、私も用心用心火の用心で、「担当は居ません」と居ても居なくても冷たく断ってしまう事にしたのだが、今日はこの手のきわどい電話の話である。
今回は電力会社の名前を平気で名乗ってきた。
そして、「料金の支払い状況をごらんになってますか。」とこう来た。
伝票は整理しているから知っていると答えると、料金の見直しの説明をしたいと言う。
もうここら辺りから、怪しいなと思い始め(電力会社は一つしかないのにこちら側の手続きで料金体制が変わるはずがないのでは?)、引き気味になっていった。
すると、オタクは電気が毎月幾らくらいですよね?と来るから「そこまで知りません」と言った。
「でも、支払い状況をごらんになっているのでは?」と言うので、「契約を変える権限は私には無い」と答えた。
敵は「現場の仮設が云々」とか訳分からん事を今度は口にするので、「どこの現場の話をしているのか?」と尋ねると、住所は言わず、この地域を担当で回っていると答える。
「必要なら、こちらから担当に伝えて折り返し電話させます」と答えると、またグズグズ何か言っている。
もうかなり怪しい。
現場と言えば、半年くらい前にnanuさんの現場の名前を名乗る男から電話があり、仕事の話で担当者の携帯が知りたいと言うので教えてあげたら、それから何度も何度も何度も何度も(nanuさんの原文どおり)携帯に金貸しの電話が掛かってきたそうである。「(高い所に)上ってる所にも掛かってきたから『お前知らん』と切った。」そうである。
こう言う事があったので、担当者の携帯も現場の名前くらいでは教えられない。
(かと言って、本当に仕事の取引先から「携帯を教えてくれ」と言われても教えなかったので、何度も会社にばかり電話が掛かり必要な連絡がなかなか取れなかったということもあるが。)
ここでこの後、説明を聞いたらどんな説明が飛び出すのやら、ちょっと好奇心があるのだが、またどっかの知らない人間が事務所に飛び込んできて、私の名前を呼ばれるのもかなわんので、もういい加減に切ることにした。
最後は「私は担当ではありませんし、分かりません。経営者ではありませんから何もできません。」(担当者の名前を聞かれればとりあえず社長と答えておく。)
すると、相手はあきらめて電話を切る。
ちなみにナンバーディスプレーは06。
たしか大阪ナンバーじゃなかったっけ?
うちの会社に掛かってくる06ナンバーはまずこの手の電話である。
06ナンバーの時点で、私はグッと身構える。
多くのまっとうな大阪の方に申し訳ないが、06ナンバーの印象はあまり良くない。