秀クンは一昨日から風邪で具合が悪いらしい。
昨日は、ノドがダメだと言ってたし、今日はさらにひどくなった、完全に熱があると言ってた。
「早めに帰って休めないんですか?」
「仕事はいいのかよ、って言われるだけだよ。」
「でも、またいつかのように入院して点滴になったら、もっと休むようになっちゃいますよ。。。そうだ、Bossが居る時にそれとなく【具合どうですか?】ってわざと言ってみましょうか?」
「いや、それでイチイチ休んでいられる状況じゃないからね。」
「えー、そこまでひどいかなぁ?じゃ、Aさんに言ってみましょうか?」
「みんな同じだよ。仕事が滞らせるわけにはいかないから。」
「そうなんですか。。。」
そうか、それで自分の評価が下がるのがイヤなのかもしれないなぁ・・と思いながら、Aさんが事務所に帰ってきた時に言ってみた。
「さっき、秀クンが風邪でかなり具合悪そうでしたよ。」
「アイツはそう言って誰かに心配してほしいんだよ。」
「え?でも、熱もあるらしいですよ。」
「そう、そういう自分が好きなんだよ。熱があっても働いている自分が好きなんだ。だから、オレが手伝おうか?と言ってもいいです、と断るんだよ。」
「でも、前に1週間点滴になったことがありましたよね?その方がかえって周りに迷惑掛かると思うんだけど。」
「そうやって、自分を犠牲にして会社のために働く自分が好きなんだよ、まぁそのうち、変わるから大丈夫だよ。」
「でも今まで8年この状態で、これから変わるんでしょうかね?」
「変わるよ。」
Aさんはこの後に、「sakeさんはどんな節約をしてるの?」と訊いて来たので、「そうですねぇ、万能ネギって知ってますか?あれは根っこの捨てる所を捨てないで、水を入れたコップにつけとくだけで、またもう一度生えてきて食べられます。(2度目からはうまく行きませんでしたが)」と言った。
「それはsakeさんのうちは家族が少ないからだろ?」
「違いますよ。。ネギをただ保存するんじゃなくて、全部食べた後からも、食べれない根っこからまた葉が伸びるんです。」
やっとAさんは事の重大さに気づいたようで、根っこはどのくらい残せばいいの?とかコップの水はどの位入れればいいの?とか、それは日光をよく当てなければいけないの?とか訊いてきた。
だから、「根は食べない部分をですよ、水はそうですね5cmくらいコップに入れて、日光は要りません、ただシンクの脇にでも置いておくだけです。」と答えると、Aさんはフンフンと聞いていた。
だから、私は得意げになって、【炊飯器の保温は切りましょう】のネタも披露したが、Aさんはもう興味がないようだった。
この人の場合、私の気分的な動向を会話からキャッチするのが目的で、私の会話の中身はあまり関心がないのかもしれない。
そう言えばそんなだったかもしれない。
来月の支払いは、厳しいらしい。
「せっかく借金返したのにな」とBossが言った。
みんな基本的に変わってないから、あのままずっとこうして一緒に仕事をしてたような気になります。
昨日は帰りも雨で、風はそんなに強くなかったが、ズブ濡れになった。
その日はひざ上しかない雨合羽だったから、ジーンズのひざから下はびしょびしょだった。
それでも眼科に行く用事があったから、その格好のまま眼科に行った。
どうにか5分前、受付に間に合った。
ずぶ濡れの私、きっと変な人だったに違いない。
私もこうして「こんなん母子家庭してます」自分が好きなのかもしれない。
しかし、30分雨に濡れながら・・・は寒いです。
言ってみたら誰か気づいてくれるかな。
それとも言わない方が分かるかな。
別にうわべだけの心配なら要らないかぁ。
そんな風に思え、私。
1人で強くなれ!
kekeが珍しく書類を持ってきた。
新学期に必ず書く家庭状況の用紙だ。
保護者は私の名前。生徒との関係は【母】。
たった2人しか埋まらない家族欄。
それももう10年経てば当たり前のこと。
そして、今日も雨っぽいです。
もう誰にも期待しません。
チャリでわが道を行きましょう。
昨日は、ノドがダメだと言ってたし、今日はさらにひどくなった、完全に熱があると言ってた。
「早めに帰って休めないんですか?」
「仕事はいいのかよ、って言われるだけだよ。」
「でも、またいつかのように入院して点滴になったら、もっと休むようになっちゃいますよ。。。そうだ、Bossが居る時にそれとなく【具合どうですか?】ってわざと言ってみましょうか?」
「いや、それでイチイチ休んでいられる状況じゃないからね。」
「えー、そこまでひどいかなぁ?じゃ、Aさんに言ってみましょうか?」
「みんな同じだよ。仕事が滞らせるわけにはいかないから。」
「そうなんですか。。。」
そうか、それで自分の評価が下がるのがイヤなのかもしれないなぁ・・と思いながら、Aさんが事務所に帰ってきた時に言ってみた。
「さっき、秀クンが風邪でかなり具合悪そうでしたよ。」
「アイツはそう言って誰かに心配してほしいんだよ。」
「え?でも、熱もあるらしいですよ。」
「そう、そういう自分が好きなんだよ。熱があっても働いている自分が好きなんだ。だから、オレが手伝おうか?と言ってもいいです、と断るんだよ。」
「でも、前に1週間点滴になったことがありましたよね?その方がかえって周りに迷惑掛かると思うんだけど。」
「そうやって、自分を犠牲にして会社のために働く自分が好きなんだよ、まぁそのうち、変わるから大丈夫だよ。」
「でも今まで8年この状態で、これから変わるんでしょうかね?」
「変わるよ。」
Aさんはこの後に、「sakeさんはどんな節約をしてるの?」と訊いて来たので、「そうですねぇ、万能ネギって知ってますか?あれは根っこの捨てる所を捨てないで、水を入れたコップにつけとくだけで、またもう一度生えてきて食べられます。(2度目からはうまく行きませんでしたが)」と言った。
「それはsakeさんのうちは家族が少ないからだろ?」
「違いますよ。。ネギをただ保存するんじゃなくて、全部食べた後からも、食べれない根っこからまた葉が伸びるんです。」
やっとAさんは事の重大さに気づいたようで、根っこはどのくらい残せばいいの?とかコップの水はどの位入れればいいの?とか、それは日光をよく当てなければいけないの?とか訊いてきた。
だから、「根は食べない部分をですよ、水はそうですね5cmくらいコップに入れて、日光は要りません、ただシンクの脇にでも置いておくだけです。」と答えると、Aさんはフンフンと聞いていた。
だから、私は得意げになって、【炊飯器の保温は切りましょう】のネタも披露したが、Aさんはもう興味がないようだった。
この人の場合、私の気分的な動向を会話からキャッチするのが目的で、私の会話の中身はあまり関心がないのかもしれない。
そう言えばそんなだったかもしれない。
来月の支払いは、厳しいらしい。
「せっかく借金返したのにな」とBossが言った。
みんな基本的に変わってないから、あのままずっとこうして一緒に仕事をしてたような気になります。
昨日は帰りも雨で、風はそんなに強くなかったが、ズブ濡れになった。
その日はひざ上しかない雨合羽だったから、ジーンズのひざから下はびしょびしょだった。
それでも眼科に行く用事があったから、その格好のまま眼科に行った。
どうにか5分前、受付に間に合った。
ずぶ濡れの私、きっと変な人だったに違いない。
私もこうして「こんなん母子家庭してます」自分が好きなのかもしれない。
しかし、30分雨に濡れながら・・・は寒いです。
言ってみたら誰か気づいてくれるかな。
それとも言わない方が分かるかな。
別にうわべだけの心配なら要らないかぁ。
そんな風に思え、私。
1人で強くなれ!
kekeが珍しく書類を持ってきた。
新学期に必ず書く家庭状況の用紙だ。
保護者は私の名前。生徒との関係は【母】。
たった2人しか埋まらない家族欄。
それももう10年経てば当たり前のこと。
そして、今日も雨っぽいです。
もう誰にも期待しません。
チャリでわが道を行きましょう。