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きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

4年はスルー

2007-03-10 | 前の会社
私はいただいた作業服をさっそく着ることにした。
今度の会社は倹約が徹底していて、エアコンが入ってない時があって、そんな時に何となく自分からスイッチを入れるのも何なので寒くても我慢していたのだが、できれば作業着をいただけたら、その下には何でも着れていいのにな~と思ってた。

今日は土曜でヒマだったので、K女史のポスティングの手伝いをすることになった。

それはK女史が作った会社のチラシを一軒家にポスティングするのである。ポスティングはバイトで慣れているはずだったが、あの時はマンションが主だったし、やってみると方向音痴な私はいったいどこまで配ったのか何なのか、すぐに分からなくなってしまうのであった。
私がK女史だったら、自らこのようなポスティングを提案しないであろう。

ウォークマンのBoAのアルバムが3回目になった辺りでK女史が迎えに来た。「社長が呼んでいるから帰ってください」と言うので帰ると、社長は次から次へといろんな用事を言ってきた。

借金を整理したのでメインバンクを変えたいから、引き落としのものを全て変えるよう手続きしてほしいとか、去年の売上げを内容ごとに分けて円グラフにしてほしいとか、現場の利益率がひとめで分かるようなファイルを作ってくれとか、もうあれもこれもであった。
これまた前の会社だったら「えぇ・・・」と思ってしばらく放置してしまいそうな私であるが、一つづつ真面目に片付けるしかない。
 
こうしていろいろ考えると、今までは何だかんだ言ってもラクだったのかもしれない。私が帰りたがっているのはあの仲間なのかそのラクチンさなのだか、よく分からなくなる。
でも、必ず一日に一回は昔の会社の名前が出てきて、「そうなんだよね、sakeさん」なんて言われたりする。胸がキュンとなる。
 
何もかも白紙に戻して、まったく違う所に行けたなら、こんな気持ちにはならなかったのかな。
 
最近、自分が分からなくなる。
目的が見えなくなってる。
何がしたいのか、何は許せるのか。
好きなこととか、譲れないこと。
昔ははっきりしていたそういう事が、見えなくなっている。
 
社長は「成人まであと4年だな」と言った。
そして、その後はイイ人を見つけなきゃ、だそうだ。

「いや、あのぉ、もうこの年ですから。」
「この年の相手をみつければいい。探してやる。」

えぇぇ~~~・・・・。
 
そんなのよりお金(給料)がほしいです、と言いたいが、最近仕事もいまいち力が沸かないし、こんな事じゃいけないんだけど、なんせパワーが出ない。
心の拠り所がないんだろうな。

「イイ人?何だよそれ!」って言う気力すらない。
まぁ、あと4年はスルーできるのが救いだ。
 
どうして、男って二言目にはこうなるんだろう。
私はそれより服を一枚買える方がずっと元気が出るだろう。
 
社長は10年後の自分が分からない、と言う。
私は4年後の自分も分からない。
少なくても自分に対する期待はない。

何だか見えない。