斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

振袖

2020-01-22 23:56:46 | 家族
半世紀ぶりに私の振袖が戻ってきました。
もう無い物と諦めていたので、戻ってきたことは思いもかけないことでした。

私の振袖は2歳違いの従姉妹に1度か2度?しか着ないまますぐに譲って
しまいました。つい先日長いこと行き来の無かった従姉妹に
「あの振袖、どうなったかしら」と問い合わせてみました。するとまもなく
「振袖はありました」という返事が帰って来ました。
振袖は無事にそのままありました。

今さら半世紀も経ってから振袖の行方を探し求めたそのきっかけは、
今年ニセコ町の成人式に招かれ新成人のいろいろな振袖姿を見てなぜか
「私の振袖はどうなったのかしら」とても懐かしくなり、もし可能なら
もう一度手にしたいと思ったからです。
因みに娘の成人式には母が新しく買ってくれました。私より身長がずっと
高いので、もし仮にあったとしても私の振袖はサイズが小さすぎて合わな
かったと思います。

私は自分の成人式にこの振袖を着ていきませんでした。ちょうどその当時
振袖を用意するお金がないため成人式に出られない女性たちのことが社会
問題となりました。そのこともあって、私は成人式には出席したのですが、
大学のスーツ(制服)を着て行きました。受付でお世話をしていた知り合い
のおばさんたちから「うめこちゃん、どうしたの、どうして振袖を着てこ
なかったの」と大変驚いてあきれた様子でした。確かに見渡すと振袖を着て
ないのは私だけだったようです。しかも真っ黒いまるで喪服のようなスーツです。
社会問題もなんのそのみな振袖姿でした。
振袖を用意できな新成人は欠席したのかもしれません。
でも私はそのことには全く気にかけていませんでした。式に出席した同級生の
男の子からも「どうして振袖をきてこなかったの」と不思議そうな様子で聞か
れました。

思いがけず戻って来た振袖を昨年7月に生まれて半年になるアイラ(Isla)に
いつか着せてやりたいとの思いで、着付けの先生に頼んで洗い張りをして縫い直
してもらうことにしました。費用が相当かかりますが、この古い古典柄の振袖を
大切にしたいと思っています。アイラが成人になる頃にはサイズが小さくて着られ
ないかもしれませんが、成長に合わせて着れる頃に着てもらいたいと思います。

その前にこの振袖を着て2月1日・2日にニセコ駅前にあるニセコ中央倉庫群で
行われるニセコジャポニカ(外国人に日本の文化・伝統を体験してもらうイベント)
の「日本舞踊」でお披露目したいと思っています。

振袖はアンティエイジングに大いに一役買っているように思います


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